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日本ファルコムの伝説的ヒットから始まった『ザナドゥ』シリーズ40年の軌跡―時代に合わせた進化は、いよいよ『東亰』から『亰都』へ

現在も展開が続いている『ザナドゥ』シリーズは、今日まで40年以上も歩みを続いています。その歴史を、原点から最新の展開まで見つめます。

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日本ファルコムの伝説的ヒットから始まった『ザナドゥ』シリーズ40年の軌跡―時代に合わせた進化は、いよいよ『東亰』から『亰都』へ
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■シリーズの転換期となった『東亰ザナドゥ』

『東亰ザナドゥeX+ for Nintendo Switch』

20周年を記念した『ザナドゥ・ネクスト』以降も展開は続きますが、主に移植作が続き、完全新作はしばらく音沙汰のない状態が続きました。その沈黙を打ち破ったのが、2015年にPlayStation Vita向けでリリースされた『東亰ザナドゥ』です。

『ザナドゥ・ネクスト』から数えて10年ぶり、ゲーム機向けの完全新作としては『風の伝説ザナドゥII』から20年ぶりに登場した『東亰ザナドゥ』は、舞台を現代の東京へと移し、シリーズファンを驚かせます。

これまでのシリーズ作品はいずれも、中世風のファンタジー世界が舞台。その定番を打ち破った『東亰ザナドゥ』は、新時代を象徴するタイトルとして登場しました。

『東亰ザナドゥeX+ for Nintendo Switch』

また、変化したのは舞台設定だけではありません。『東亰ザナドゥ』は視点の自由度も増し、右スティックでカメラを自由に動かせるようになりました。3D化自体は『ザナドゥ・ネクスト』で果たしていましたが、本作でTPS視点に変化したことで、時代に合わせた3Dアクションへと生まれ変わります。

2Dのサイドビューアクションから始まった『ザナドゥ』シリーズが、『東亰ザナドゥ』で完全な3Dアクションへと移行。常に進化し続けてきたシリーズの挑戦は、2010年代に入っても変わることなく健在でした。

『東亰ザナドゥeX+ for Nintendo Switch』

なお、『東亰ザナドゥ』に追加要素を加えた『東亰ザナドゥ eX+』が、PS4、Steam、ニンテンドースイッチと、幅広く展開しています(Steam版のみパブリッシャーはAksys Games)。

特にスイッチ版の発売は2023年と、それほど古い話ではありません。『東亰ザナドゥ』は、広がりを見せるほどの成功を収めたともいえるでしょう。

■発売控える『亰都ザナドゥ』は、シリーズの血脈を確かに受け継ぐ

『東亰ザナドゥ』がシリーズの新たな可能性を広げましたが、先ほど触れた『東亰ザナドゥ eX+』が登場した一方、完全新作の動きは見られません。そのため、『ザナドゥ』×現代劇という組み合わせは、1作限りだったのではと考える人もいました。

しかし、日本ファルコムは2024年に「東亰ザナドゥ」新プロジェクトを発表。今度は「亰都」を舞台に、異界領域(ザナドゥ)を巡る若者たちの物語を描く作品を、コンシューマー向けの完全新作タイトルとしてリリースすると明かしました。

『亰都ザナドゥ -桜花幻舞-』

そして2026年2月に『亰都ザナドゥ -桜花幻舞-』が正式に発表され、『ザナドゥ』×現代劇の組み合わせが次のステージへと進もうとしています。

『亰都ザナドゥ -桜花幻舞-』は7月16日発売予定。まだ発売前ですが、現時点で最も興味深いのは、ゲームシステムがさらに変化した点です。

前作と同様にバトルは異界で行いますが、全編3Dアクションだった『東亰ザナドゥ』とは異なり、道中はサイドビューの2Dアクションで進み、ボス戦に突入すると3Dアクションへ切り替わります。

『亰都ザナドゥ -桜花幻舞-』

2Dアクション+3Dアクションという組み合わせは、かなり挑戦的な試みに見えます。しかし過去作を振り返ってみると、新作が出るたびに大胆な変更を続けており、今回の変化も実に『ザナドゥ』シリーズらしい展開といえるでしょう。

また、サイドビューの2Dアクションは原点である『ザナドゥ』を連想させますし、3Dアクションは『東亰ザナドゥ』のスタイルを継承しています。さらに、2種類のアクション性を盛り込む手法は、かつて『風の伝説ザナドゥ』が通った道です。

『亰都ザナドゥ -桜花幻舞-』

一見すると、『東亰ザナドゥ』との関連性が目につきやすい『亰都ザナドゥ』ですが、シリーズが積み上げてきた要素や挑戦する姿勢をしっかりと受け継いだ作品に他なりません。

全容はまだ見えませんが、『ザナドゥ』シリーズらしさが詰まった集大成的な作品になるのでは――と、期待が高まるばかりです。


1985年の誕生から現在に至るまで、空白期間こそありましたが、そのたびに復活を果たした『ザナドゥ』シリーズ。その最先端を走る『亰都ザナドゥ』が、本シリーズの可能性をさらに広げてくれることでしょう。


《臥待 弦(ふしまち ゆずる)》
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