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『ドラクエVII R』は「ガンガンいこうぜ」だけでイケるのか? オート戦闘のみで35時間走ってみた─令和のコマンド選択型RPGの「遊びやすさ」と向き合ったプレイレポ

この令和の時代に、『ドラクエVII R』はどんなコマンド選択バトルを提案するのか。普段RPGを遊ばないユーザーでも楽しめるのか。その本質に迫るべく、オート戦闘だけで35時間遊んでみました。

ゲーム 特集
『ドラクエVII R』は「ガンガンいこうぜ」だけでイケるのか? オート戦闘のみで35時間走ってみた─令和のコマンド選択型RPGの「遊びやすさ」と向き合ったプレイレポ
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■ボスの連戦、「ガンガンいこうぜ」で押し切れるのか?

新たな地「フォロッド」は、からくり兵の襲来に悩まされており、かなりの劣勢を強いられています。しかもからくり兵は、シンボルエンカウントとしても登場し、同地域にいる他の魔物よりも手ごわく感じます。とはいえ、オート戦闘でも問題なく勝てる範囲ですが。

ここでも「ガンガンいこうぜ」が通用すると調子に乗ってしまい、主人公とキーファのレベルが16になった頃、フィールド上にいる強敵「おおきづち・強×2」に挑戦しました。

しかし、安易な挑戦に厳しい一撃が下り、おおきづち・強の「つうこんのいちげき」でガボの残りHPがわずか14に。ここで一気に目が覚めますが、戦闘中なので手出しができず、「ガンガンいこうぜ」に従って戦う主人公たちを見守るしかありません。

幸い、すぐに主人公がガボに「ホイミ」をかけ、窮地を凌ぎます。ただし敵の攻撃は激しく、一時期はマリベルのHPが18、キーファが40、ガボが29と、4人中3人がHP半分を切るほど追い込まれました。

しかし、おおきづち・強の攻撃は一撃が痛い反面、空振りも多く、ヒヤッとする場面はあるものの決定打は避け、全員倒れることなく勝利に漕ぎつけます。オート戦闘に任せているため、手が出せないドキドキ感をたっぷり味わうことになりましたが、これだけ追い詰められてもまだ勝ち続けている「ガンガンいこうぜ」に、頼もしさをより強く感じるばかり。

また、強敵を倒した副産物としてレベルが上がったほか、マリベルが職業「ひよっこ網元」をマスターし、メラストームを取得しました。この呪文は、単体に何発ものメラを叩き込むという、かなり強力な呪文です。

このメラストームの活躍もあり、その後の冒険も順調に進行。途中、宝箱に偽装した「ひとくいばこ」と遭遇しましたが、メラストームも飛び出す「ガンガンいこうぜ」の前に散っていきます。

ここのボス「マシンマスター」は仲間を呼ぶので厄介ですが、マリベルの「イオ」がまんべんなくダメージを与え、キーファの「いなずま斬り」で各個撃破。マリベルとキーファの長所が噛み合い、そこに主人公が適度に回復役へ回ったため、危なげなく撃破できました。

しかし、ここのボスはなんと連戦。続いて「デスマシーン戦」に移行します。マシンマスター戦でかなりMPが減った状態のまま戦わなければならず、「ガンガンいこうぜ」の弱点を衝かれた形です。特に、マリベルのMPが半分以下なので、火力不足になる恐れもありますが、戦闘が始まった以上、こちらは手出しできません。

実際、マリベルのMPは底を尽きてしまいましたが、その直前にメラストームが暴走(=大ダメージ)するといった幸運もあり、パーティ全体がMPを大きく減らすものの、ここでも「ガンガンいこうぜ」のまま勝利を飾ります。

■逃がしたくない「メタルスライム」、頼むぞAI!

今度は「ユバール族の休息地」へ向かうと、メタルスライムとの記念すべき初遭遇を果たしました。大量の経験値をくれる嬉しい相手ですが、非常に硬い上に逃げやすいため、倒すには効果的な攻撃を意識して立ち回らなければなりません。

オート任せだとさすがに厳しいのでは……と思いつつも手動に戻すわけにはいかず、ここも「ガンガンいこうぜ」一択。逃げられても仕方ないと覚悟しつつ、メタルスライムとの戦いに臨みました。

すると、マリベルが通常攻撃を繰り出すなど、状況に適した行動を選択。メタルスライムには呪文がまず効かないため、魔法職が通常攻撃を行うのも悪い手ではありません。ガボもオオカミの群れを呼んで複数攻撃を仕掛け、ミスも多いものの1ダメージ出しただけでも御の字です。

こうした積み重ねと、逃げなかった幸運にも恵まれ、メタルスライム初遭遇で初撃破を達成し、2000を超える経験値を獲得。現時点では、破格の経験値です。

もちろん、AIに任せてもメタルスライムを必ず撃破できるわけではなく、逃げられることも当然あります。それでも、想像以上の立ち回りを見せてくれた「ガンガンいこうぜ」の頼もしさを、ここで改めて実感させられました。

大量の経験値でレベルが上がったことや、ゲストの「やすらぎの歌」などの助けもあって、その後のボス戦は少々手こずりつつも危なげなく勝利。「ガンガンいこうぜ」の快進撃はまだ終わりません。

■いよいよ転職! さらに増す戦略性

主人公のレベルは19まで進み、展開的にはいよいよダーマ神殿へと向かいます。いよいよ転職ができそうだと思うと足が軽くなりますが、原作にもあった「ラッキーパネル」(ただしルールはやや異なる)へ先に立ち寄ります。

「ラッキーパネル」は、絵柄を揃える神経衰弱のような遊びで、描かれている絵柄のアイテムがそのままもらえます。現段階では売っていない強力な武具も手に入るため、ここで少し装備を整えてみました。この先も「ガンガンいこうぜ」で進む予定なので、地力の強さは重要です。

その判断は、予想以上にうまくハマる結果となりました。実は、シナリオの展開により、ここからしばらく「呪文」や「特技」が使えません。通常の「こうげき」に頼りきりになるので、「ラッキーパネル」で装備品のグレードを上げておいてまさに正解でした。

魔法を中心に戦ってきたマリベルは、ここから心もとない時間が続きますが、道中で見つけた「ビーストウィップ」のおかげで十分戦力になります。イベント戦闘を除けば負けることなく、「ガンガンいこうぜ」でマリベルのムチも猛威を振るいます。

それからいくつかの難所を超え、チカラを取り戻して呪文や特技の使用が可能に。また、戦闘中に使うと1グループを炎で焼き払う「はじゃのつるぎ」も入手するなど、戦力が元に戻るどころか、より強くなりました。

「はじゃのつるぎ」を道具で使う効果を、オートでも使ってくれるのだろうか……と懸念しましたが、こちらも的確に使用してくれたため、その心配は杞憂に終わります。

ここで、念願だった転職が可能になり、主人公やマリベルは、ここまでの役割をより強めるため「僧侶」「魔法使い」に。そしてガボは「戦士」に転職させて、ボスへと挑みます。

ここのボスはベギラマも使用し、パーティ全体のHPを大きく削りますが、参戦しているゲストも回復役に回ってくれたため、主人公と手分けしてパーティを力強く支えて凌ぎました。

主人公たちの快進撃はさらに続き、次なる舞台の砂漠でも、魔物たちとの戦いに大きく苦戦することはありません。大ダメージを受けることはあったものの、僧侶に転職できたおかげで回復がより安定しましたし、マリベルの呪文攻撃は優秀なダメージソースになっています。



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《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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