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『ワンス・アポン・ア・塊魂』は14年越しでも“素敵”だぞ!巻き込み作られた“最新作の良さ”をカタリマス

ミンナ 王様 大好キ……。

ゲーム コラム
『ワンス・アポン・ア・塊魂』は14年越しでも“素敵”だぞ!巻き込み作られた“最新作の良さ”をカタリマス
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ミンナ 大好キ 塊魂……ミンナ 王様 大好キ……。

バンダイナムコエンターテインメントが2025年10月23日、14年ぶりに『塊魂』シリーズ、コンソール版完全新作『ワンス・アポン・ア・塊魂』をリリースしてくださいました(王様への感謝を込めて……)。

14年ぶりにリリースされた完全新作とあって、発表時は『塊魂』の世界に飢えていたユーザーたちによって大きな話題となったほど。筆者もそのうちの1人で、かつて『塊魂』の世界に魅了され、王様は「偉大!!」と言っていたファンのひとりです。

しかしこれだけの年月が経つと(『塊魂アンコール』などあれど)、シリーズを今まで遊んでいない方も、昔遊んでいたけれど「今はいいや」というような方もいるでしょう。

そこで本稿では、改めて『塊魂』シリーズのどこか素敵かをお伝えしていく“好き語り”な記事をお届けします!

『ワンス・アポン・ア・塊魂』の“いつもの感じ”に「これで、これがいいんだよ!」とテンションが上がる

『ワンス・アポン・ア・塊魂』は発売前、TGS2025でもブースを出展。王子たちによる素敵な踊りなどが披露されていました。

そんなイベントを経て、いよいよ発売した待望の新作に対する、筆者のプレイフィールを一言で伝えると「これが遊びたかったんだ!」という高評価です。クリアまでプレイの手が止まりませんでしたし、いまだに塊を転がしています。Steamレビューも「全てのレビュー」にて“圧倒的に好評”となっています。ええ、そりゃそうだろうとも!

しかし同時に、『ワンス・アポン・ア・塊魂』としての評価では「いつものシリーズと変わらない」という声も多く聞こえます。実際に筆者も「変わっていない!」と強く感じました。昔ながらの操作方法を選ぶと、しっかり「懐かしいな!」というプレイになりますしね。

もちろん諸々の新要素がありつつ、しかしそれらもあくまで「シリーズ新作としての新要素ですよ」くらいで、大幅な感触の違いはありません……。ですが、これは決して評価を下げる理由にはならないのです! こと、『塊魂』シリーズにおいては。



最近の“新作”の流れとして、新たにローグライク要素を入れたり、新シリーズとしての展開をしたり……そういった作品は多く、中にはさらなる成功を収めるゲームもあります。その流れで本作に関しても、「こうするともっと新鮮で面白いのでは?」とか考えちゃうかも。

実際に海外レビューでも、「これを待っていた!」という高評価と「そこまで良くないのでは」との評で2つに割れ、後者は主に「代り映えしない」というところでの減点が目立ちます。

しかし筆者としては、新しくすべきタイプ・タイミングのゲームと、そうではない作品が存在すると思っています。『ワンス・アポン・ア・塊魂』はまごうことなく、後者でしょう。

“ワンス・アポン・ア・タイム(日本で言う、「昔々あるところに……」)”をもじってつけられた本作は、「過去の世界で塊を作る」というストーリーにもかけられています。これに対し、筆者は「昔にあった『塊魂』というゲームをもう一度」という意図もあるんじゃないかと想像しちゃいました。

ユーザーからは“カルト的な面白さ”という声もありますが、まさにその通りだと思います。昔々(14年前)あるところでカルト的人気を誇った『塊魂』シリーズを、カルト的な面白さはそのままに新しく遊べたことが何より嬉しいのです!

我々は大団円を転がしている。『塊魂』の魅力はやっぱり王様に(も)あり!

『塊魂』シリーズの好き語りをするとき、絶対に外せないのは、独特の世界観でしょう。その世界観の要といえばやっぱり「王様」。ミンナ大好キ 王様 デス。筆者モ 大好キ。

……とは言いつつも、実は「塊魂」シリーズを遊び始めた当初、王様のことはあんまり好きじゃありませんでした。王子のほうを可愛いと思っていたくらい。

だって緩いくせに厳しいし、無責任。物語でも、かなりの割合で王子たちが尻拭いをさせられているのですもの。構ってほしいオーラもすごいです。

『ワンス・アポン・ア・塊魂』でもステージ開始前の説明を聞かずに塊を転がし始めると拗ねちゃいます。そのくせゲームオーバーしてしまったらものすごい怒るし、物を投げつけてくる!(!?)

ただ、『塊魂』は生きとし生けるもの、生きていないもの、人が頑張って作ったものを容赦なく巻きこみ塊にしていくゲームです。プレイしていて「こんなの巻きこんじゃって大丈夫かな……?」と思うシーンも多くあったりしますが、この罪悪感を王様が背負ってくれていると気づいたときに彼の偉大さに気づきました。

本人がそう思っているかは定かではありませんが、王様が主犯で、プレイヤーは共犯者です。

同時に、なんだかよくわからないけれど「すごく力を持った存在で、なんだかんだハッピーエンドにしてくれるんだろうな」とぶっきらぼうな父性(?)を感じられるからこそ、呆れつつも愛が深まっていくのです。この“勘所をおさえた性格”が凄まじく見事!

ミソ
オデオン

もちろん、王子やメイトたちも素敵。可愛いですね。本作ではメイトたちも引き続き登場していますが、「このメイトよく使ってたな!」というキャラクターが1人ならずいることでしょう。

筆者は「ミソ」、味噌汁のメイトが好き。余談ですが最近、ミソのミソ椀も発売されました。ちなみに、使わないけれど“なんだか気になるメイト”には「オデオン」がいます。あのニセ王子みたいなメイトです。『ワンス・アポン・ア・塊魂』ではキャラカスタマイズが実装されたのが嬉しいですね!

そして、街の住人達も素敵です。『塊魂』はシンプルなゲームなのに、飽きずに最後まで楽しめるのはこのセンスが素晴らしいから。

街はまるで情報量の暴力のようなカオスな世界です。ランダムにオブジェクトを配置しただけでは実現できない、謎のストーリー性がある街並みをひたすら巻き込んで大きくしていくのが、こちらを飽きさせません。これはまさしく“センス”の面白さでしょう。

情報量が常に多すぎる!

さきほど、塊にするのに少し罪悪感があると言いましたが、王子やメイト、王様が塊を転がして巻き込んでいくと、なぜかみんなハッピーに。さながら「大団円」や「デウス・エクス・マキナ」的な仕掛けを転がしているようです。

すべてが塊に巻き込まれることで、“なんかいい感じになっているだろう”とプレイヤーに思わせてくれます。『塊魂』は概念としての“大団円”を転がしているのでは?

らーららら ららーらーらー塊魂♪ なーななな ななーなーなー塊魂♪

そして、世界観を語るうえでは、本作の「素敵ソング」の数々も見逃せません。元々いい歌ばかりで、それが塊魂プレイを豊かなものにしてくれていました。

そんな中、今回の『ワンス・アポン・ア・塊魂』でも多くのアーティストが素敵ソングを歌唱。お馴染み松崎しげるさんはもちろん、2024年大ブレイクしたこっちのけんとさんに、アニソンでも馴染み深いやくしまるえつこさん、まさかのさだまさしさん、そして『学園アイドルマスター』の花海咲季などなど、大御所だらけです!

本来ならば、シンガーソングライターに音楽プロデューサー、演歌歌手、別ゲームのキャラクター……と、こんなにも統一感が薄目な有名なアーティストたちを起用すれば、音楽の世界観がバラバラになりそうです。でも、シリーズユーザーならご存知の通り、これまでの素敵ソングは、まごうことなき『塊魂』の素敵ソングでしたよね。

通常であれば交わらないようなアーティストの皆さんが、「塊」「魂」など、『塊魂』に関する歌詞を歌い、ゲームを彩るBGMを歌う。別ジャンル×別ジャンルの異文化融合が、『塊魂』の世界を彩るものとして違和感のないようなものに仕上がっているのは、やはり『塊魂』シリーズの世界観自体が揺るぎないものだからでしょう。

正直に言って、14年振りの新曲素敵ソングが本当に素敵か……発売前は気になっていました。この場合の素敵とは、ゲームにマッチするかどうかということです。

(主観もありますが)結果として、筆者は今回の素敵ソングたちにも大満足。少々こじつけチックですが、『塊魂』は違うものをどんどんまとめて混沌の中、なぜかハッピーになる作品です。『ワンス・アポン・ア・塊魂』の楽曲群はまるでそんな「塊」のような魅力を見事に放っています。


完全新作として追加された要素は多いものの、“また『塊魂』を遊んでいる”という感覚を大事に、令和の今復活した『ワンス・アポン・ア・塊魂』。「『塊魂』とはこうでなくちゃならない」と考える点は各々違いますが、多くの『塊魂』ファンが満足できる内容となったのが本作ではないでしょうか。

少なくとも筆者は、「あー!!このゲームが好きだったんだよ!!」と思いながら、ノンストップでクリアまで遊んでしまいました。

14年ぶりの完全新作であり新要素も加えられつつ、しかし「コレジャナイ」とは一切ならず……まるで昔遊んでた日々がそのまま帰ってきたかのようなタイトルが『ワンス・アポン・ア・塊魂』です。昔ハマっていた方には絶対に遊んでほしいし、ぶっちゃけこの路線で1年後くらいに続編も出てほしい。王様万歳!!


《高村 響》
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