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ゲームボーイ?いいえ、Androidゲーム機です。ゲーマー心くすぐるレトロ風「AYANEO Pocket DMG」など新製品発表イベントをレポート

AYANEOのメディア向け発表会が実施され、CEOのアーサー・チャン氏が登場。CEOがゲーマーだからこそ、ゲーム好きの心をくすぐる製品がずらりと並んでいました。

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ゲームボーイ?いいえ、Androidゲーム機です。ゲーマー心くすぐるレトロ風「AYANEO Pocket DMG」など新製品発表イベントをレポート
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2024年11月20日、ハンドヘルドのモバイルゲーミングPCで知られる中国のデバイスメーカー・AYANEOのメディア向け発表会が実施されました。

イベントでは、CEOのアーサー・チャン氏が登場し、直々に新製品を紹介。本記事では、本イベントで発表されたゲームボーイ型のAndroid搭載デバイス「AYANEO Pocket DMG」をはじめとした製品群をまとめてお届けします。

AYANEO Pocket DMG

この製品は、ゲームボーイのような懐かしのゲーム機を思わせる携帯型ゲーミングデバイスです。画面は正方形、十字キーとボタンが中心のデザインなど、かなり懐かしい雰囲気です。ただし、ゲームボーイのエミュレーターが入っているわけではなく、Androidデバイスとして使用できるので、『原神』や『ゼンゼロ』、SteamLinkやXbox Cloud Gamingで遊べるのです。

特徴的なのは、本体下部。左スティックは一般的なスティックですが、右スティックがありません。では右スティックを使いたいときはどうすればいいのか? 左スティックの右に開いているスペースがタッチパッドになっていて、そこをなぞることでスティックと同様の操作ができるのです。タッチパッドは押し込みにも対応しているほか、右スティックとマウスカーソルの2モードを瞬時に切り替えできるスマートな作りとなっています。

このようにデザインした意図は、「2つスティックがあったらカッコ悪い」というものだそう。実際に使用してみましたが、細かいスティックの倒し具合などもタッチパッドのなぞり方で再現できる上、押し込み操作も快適なため、非常によくできたデバイスという印象です。映像の発色も良い上に、スピーカーの音量・音質がかなりよく、レトロな見た目に反して現代的なデバイスとして使うのもかなりアリな製品であることに驚かされました。

音量調節にゲームボーイを思わせるような懐かしいダイヤル式を採用。ただし懐かしいだけでなく、押し込みによるメニュー呼び出しなどの役割もあるため、見た目よりずっとスマートに使用できそうです。AYANEOの理念としてレトロとモダンを融合させることを目指しており、過去の製品を真似するではなく、オマージュしつつ自分たちにできる魅力を出しているとのことです。

本製品はムーンホワイトとアークティックブラックの2色で展開され、8GB/128GBモデルが定価8万4,800円、16GB/512GBは10万9,800円。限定で16GB/1TBのレトロカラーモデルも販売されます。発売自機は2025年2月で、先行予約で5%オフで購入可能となっています。

なお、すでに発売中のモデルとしてゲームボーイミクロを思わせる「AYANEO POCKET MICRO」も紹介されました。CEOがゲーマーかつレトロゲームコレクターとのことで、ゲームファンの心を巧みにくすぐる製品がラインナップされています。

AYANEO Pocket EVO

こちらは、ハイエンドなゲームプレイを実現するハンドヘルドAndroidゲーム機のフラッグシップモデルです。OLEDの画面は7インチのベゼルレスで、1080pと高解像度。800nitsの超高輝度で、リフレッシュレートも最高165Hzに対応しています。加えて、AndroidゲーミングデバイスではじめてHDRにも対応するため、ハンドヘルドでありながらかなりリッチな映像表現が楽しめます。

チップにはクアルコム第二世代SnapdragonのG3Xゲーミング専用SoCを搭載するほか、8600mAhの超大容量バッテリーを持っているため、フラッグシップモデルとして期待されるものを実現してくれそう。その上、本体重量は478g、本体最薄部が17mm、強力な放熱システムなど快適に持ち運んで使えるような工夫も凝らされています。

独自機能として、ポータブルゲーム機史上最大のモーターを搭載し、振動による没入感も味わえます。標準的なXinputの振動に加え、ゲーム音を分析して振動するSoundTAPMagic、そしてAYANEO固有の振動+ボタン振動の4種類が用意されています。

AYANEO Pocket S新カラー

AYANEOの人気製品である高性能Androidゲーミングデバイス・AYANEO Pocket Sには、新作カラーが2つ発表。日本の桜の美しさにインスパイアされた可愛らしい「さくらピンク」は専用UV加工で触り心地が繊細になり、摩耗と汚れにより強くなりました。金属フレームの光沢とピンクの柔らかい印象がマッチしており、見た目も性能もこだわりたいゲーマーにうってつけとのことです。

「レトロパワー」は、ゲームボーイなどを思い出すレトロなカラーリングが特徴的です。これらのカラーについては国内正規版が2025年1月に発売予定で、価格は8万5,320円を予定。期間限定で、専用ケースプレゼントのキャンペーンも予定しているといいます。

AYANEO 3について

AYANEOの次なるUMPCとなる「AYANEO 3」についても触れられました。こちらはさらなる発表を近日中に控えているものの、ミニマムで人間工学をサポートしたスマートでミニマムなデザインを踏襲するとのこと。

7インチLCDと7インチOLEDの2モデルを用意し、それぞれAMD Ryzen 7 8840UとAMD Ryzen AI 9 HX 370を搭載で圧倒的なゲーム性能を発揮するプロセッサーも搭載しています。

その他もいろいろ!

そのほかにも、さまざまな製品が紹介されました。古いMacintoshを思わせるレトロ可愛いデザインのミニPCの新モデル「AYANEO Retro Mini PC AM01S」が来春国内で発売予定。

SFのようなかっこいいデザインのAYANEO初・外付けGPUボックスの「AYANEO Graphics Starship」が2024年から2025年の冬の間に国内販売予定といった情報が明かされました。本機は「eGPUグラフィックドックステーション」と呼ばれており、Thunderbolt3 or 4経由で対応PCに接続すれば、RADEON 7600M XTのグラフィックパワーのほか、USBポートやLANポート、M.2 2280 PCIe3.0 SSDスロット、microSDスロットなどの機能を拡張することができます。


AYANEO Pocket DMG、AYANEO Pocket EVO、AYANEO Pocket S新カラーについてはすでに予約購入が開始されています。ぜひ公式サイトをチェックしてみてください。


《みお》
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