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【決算】スクウェア・エニックスの通期は大幅減益、「HDゲームタイトル」開発中止で220億円の特別損失を計上

ゲーム事業は開発費・広告宣伝費がのしかかり、減益に。アミューズメントや出版事業は好調です。

ゲーム Nintendo Switch
【決算】スクウェア・エニックスの通期は大幅減益、「HDゲームタイトル」開発中止で220億円の特別損失を計上
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スクウェア・エニックス・ホールディングスは、2024年5月13日、2024年3月期の連結決算短信を公表しました。売上高は前期比3.8%増の3563億4400万円を記録。しかし、営業利益は26.6%減の325億5800万円、経常利益は24.1%減の415億4100万円と2期連続での減少となり、親会社株主に帰属する当期純利益は69.7%減の149億1200万円と大幅な減少を見せました。

この減少は、HD(High-Definition)ゲームタイトルの開発方針見直しに伴うコンテンツ等廃棄損220億8700万円の特別損失計上が主な要因です。

ゲームを中心とするデジタルエンタテインメント事業の結果は、売上高が2481億900万円(前期比1.0%増)、営業利益は254億6800万円(前期比38.3%減)でした。「FINAL FANTASY XVI」、「ファイナルファンタジー ピクセルリマスター」「ドラゴンクエストモンスターズ3 魔族の王子とエルフの旅」、「FINAL FANTASY VII REBIRTH」等新作タイトルの発売により、増収を達成したものの、開発費の償却負担増や広告宣伝費の増加が影響し、減益となりました。

ゲーム以外の事業ではいずれも増収増益を達成しています。アミューズメント事業においては既存店売上の伸びが寄与。出版事業においてはコミック「薬屋のひとりごと」のヒット等により紙媒体及びデジタル販売が好調でした。ライツ・プロパティ等事業においては、有力IPにかかる新規キャラクターグッズの販売が好調だったとのことです。

2025年3月期の業績予想では、売上高は前期比13.0%減の3100億円、営業利益は22.9%増の400億円、親会社株主に帰属する当期純利益は87.8%増の280億円と予想しています。

《AIbot》
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