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AIが“キャラクターらしさ”を推定し、シナリオ制作を支援―サイバーエージェントが開発する2つのAIツール【CAGC2024】

近いセリフを検索するツールと、キャラクターらしさを推定するツールの2つが紹介されました。

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AIが“キャラクターらしさ”を推定し、シナリオ制作を支援―サイバーエージェントが開発する2つのAIツール【CAGC2024】
  • AIが“キャラクターらしさ”を推定し、シナリオ制作を支援―サイバーエージェントが開発する2つのAIツール【CAGC2024】

2024年3月7日、サイバーエージェントによるエンジニア・クリエイター向け技術カンファレンス「CyberAgent Game Conference 2024」がオンラインで開催されました。そこで開催されたセッションのひとつ「AIを活用したシナリオ制作支援:あいまい検索(シナリオ・台詞データの意味検索)/台詞のキャラクターらしさ推定」のレポートをお届けします。

横断組織がAI活用ツールを制作・提案して業務効率化を支援

本セッションに登壇したのは、サイバーエージェントのML/DSエンジニア / SGE AI戦略本部の髙橋ともみ氏です。

2023年5月に設立されたばかりのAI戦略本部は、複数の子会社が集まって構成されているゲーム・エンターテインメント事業部(SGE)内にある横断組織で、各子会社にAIを活用した制作支援を行っています。「AIを活用した新時代のゲーム開発をSGEに浸透させる」をミッションに、AIを活用した業務効率化と新たなユーザー体験の創出を日々研究しているとのことです。

現時点では特に業務効率化に力を入れており、セッションではシナリオ制作を助けるAIの開発事例として「セリフの検索ツール」と「セリフの“キャラクターらしさ”を推定するツール」の二例が紹介されました。

類似性のあるセリフを提示してユーザーの既視感を防止

多くのスマートフォンゲームでは、メインストーリーや期間限定のイベントで展開するストーリー、各キャラクターに焦点を当てたストーリーなど、日々多くのストーリーが執筆・実装されており、サービスが続くほど膨大なセリフやストーリーを正確に覚えておくことが難しくなります。

そうした背景を鑑みて「似たようなセリフや展開にしてしまい、ユーザーに既視感を与えてしまうリスクを防止」、「過去シナリオとの整合性を担保」という二つの視点から「こんな感じのセリフがあったような…」という曖昧な記憶をもとに、符合するセリフを検索するツールの開発が始まりました。


《蚩尤》
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