海外で「『ダークソウル4』はいらない」との声が広まる―『ダクソ3』での完璧な終わりにこれ以上を望まぬファンたち

海外X（旧Twitter）ユーザーの間で、『DARK SOULS IV（ダークソウル4）』の発表を望まないとする意見が注目を集めています。

◆もし『ダークソウル4』が出たらどうしたい？

『ダークソウル』シリーズは、フロム・ソフトウェアが手がけるダークファンタジーRPG。重厚な世界観とそれにあったシビアな難易度、所謂「死にゲー」の名作として多くのファンから愛され、2024年1月時点でシリーズのナンバリング作は3作品が発売されています。

X上で『ダークソウル4』が話題に上がったきっかけは、ゲームアートを紹介するXアカウント「THE ART OF VIDEO GAMES」が投稿した「もし『ダークソウル4』が出たらどうしたい？」という問いかけ。

ファンなら誰もが想像する「続編が出たらどうなる？」ですが、『ダークソウル』ユーザーたちの意見は少し否定的な模様。この投稿に「私たちは『ダークソウル4』を求めていない」との声が多数寄せられているのです。

◆『ダークソウル3』での完結にこれ以上を望まぬファンたち

このような意見が集まる理由には、『ダークソウル3』がシリーズ完結作だったという背景があります。公式は「これ以上シリーズを展開する予定はない」と語っており、『ダークソウル3』自体も「シリーズをまとめ上げ、これ以上ないくらいの完結を見せた名作」として高い評価を得ています。

こういった背景もあり、ファンからは「ダークソウルは完璧に終わった。続編は必要ない」「これ以上は蛇足になってしまう」などの意見が寄せられることに。

Xユーザー・Zullieさんの「『ダークソウル3』は、新しいアイデアが繁栄してそれに取って代わられるように、物事が自然に消滅するのがいかに良いかをテーマにしたゲームであり、アイデアを不必要に長引かせると、燃え尽きて生命力のない残骸の山ができるだけです」との意見は、記事執筆時点で6.2万件ものいいねを集めています。

また、一連の意見の中には、『ダークソウル』シリーズと似通った世界観・ゲーム性を持つ、2022年2月発売のフロム・ソフトウェア新作『ELDEN RING（エルデンリング）』の名も。「ダークソウルの意志はエルデンリングに受け継がれた」「火の物語は終わり、別の物語が始まったんだ」などの声も寄せられていました。

シリーズ完結作と銘打ち、「これ以上の続編は蛇足」と言わしめるほどファンの期待に応えた『ダークソウル3』。その完成度の高さに脱帽するほかありません。