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ロボ好きに刺さりそうなシミュレーションRPG『鋼嵐 MECHARASHI』が中国でテストを実施。ゲームをプレイしたユーザーたちのその評判とは?

元フロントミッションこと『鋼嵐 MECHARASHI』が中国でテストを実施しています。実際にゲームをプレイしたユーザーたちからの評判をまとめてみました。

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ロボ好きに刺さりそうなシミュレーションRPG『鋼嵐 MECHARASHI』が中国でテストを実施。ゲームをプレイしたユーザーたちのその評判とは?
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2023年10月24日から、中国では“元フロントミッション”こと新作シミュレーションRPG『鋼嵐 MECHARASHI』のベータテスト(※)が実施中です。本作はスクウェア・エニックスの人気タイトル「フロントミッション」シリーズの新作アプリとして開発されていたタイトルになります。

※ 中国では日本国内で一般的に知られるCBT&OBT、正式リリース等の文化や事情がやや異なる関係で、本稿では便宜上「ベータテスト」に統一することにしました。


公式サイトもリニューアルされ、名称を変えての再発表といった形で新たに登場した本作。早速筆者もゲームが気になり、ベータテストに参加しようと指定された期日以内でのログインを試みたのですが......。

▲「現在のネットワーク接続が弱いようです。」
▲「サーバーへの接続に失敗しました。ネットワークを確認するか、しばらくしてから再試行してください。」

起動してみるとタイトル画面からゲームが全く進みません。WIFIの接続先変更、VPN経由接続、有線接続、クライアントアプリの再ダウンロードなどなど、手持ちのリソースで尽くせる手段はいろいろと試みましたが、残念ながらプレイするまでには至りませんでした

こういった事情により、直接的なゲームのプレイレポをお送りすることは叶いませんが、開催中のベータテストの評判などをまとめてご紹介していくことにします。

◆ 名前が変わっただけなのか、中身はほぼ『フロントミッション』。しかし、そのことが逆に評価を落としてしまう要因に

本作は冒頭でもお伝えしたように、元々『フロントミッション』の新作アプリとして開発されていたタイトルです。かつての名称は『FRONT MISSION:BORDERSCAPE』。コンセプトムービーも公開されていました。

『フロントミッション』は、「ヴァンツァー」と呼ばれる巨大な人型歩行兵器が紛争で活躍している、架空の地球を描いたシミュレーションRPGです。混沌とした世界情勢の渦に巻き込まれていくような、骨太のSFストーリーが展開し、紛争の裏に隠された壮大な陰謀を解き明かしていきます。

※画像はSwitch版『フロントミッション ザ・ファースト: リメイク』

2足歩行のゴテゴテとした無骨なミリタリーマシンが火花を散らし、戦場で泥臭くぶつかり合う様はロマンそのもの。ロボット同士の戦いとあって、シミュレーションRPGジャンルながらに、機体のカスタマイズ要素戦闘中の部位破壊要素などが備わります。

ゲームはボディ、アーム、レッグの3種類にそれぞれ耐久値が設けれ、いずれかを破壊されると作戦中に「武器が使えない」「移動力が著しく低下する」などのデメリットが発生する、かなり特徴的なバトルシステムです。そしてそのシステムは、もはやシリーズの伝統でもあって脈々と受け継がれてきたものと言えるでしょう。

※画像はSwitch版『フロントミッション ザ・ファースト: リメイク』

現状の『鋼嵐 MECHARASHI』は、“名称を変えただけ”と言われても仕方がないほどそのまんまの状態であり、事情を知らずにゲームをプレイした中国ユーザーからは、「盗作なのか代替なのかわからないが、このゲームはフロントミッションシリーズとまったく同じだ」という投稿まで寄せられていました。

また、開催中のベータテストは2週間という期限が設けられていますが、ゲームの評価に関して言えば、テスト開始の早い段階から否定的な意見が多く寄せられているのを確認しています

特に目立つものとしては「ゲームが重すぎる」というもので、グラフィックを「最低画質」に落としても、スマートフォンが早々に発熱してしまうようです。ただし、ユーザーの端末スペック次第であることと、ゲームがテスト段階にあるため、最適化がまだ不十分なのではと擁護する声も見られます。

ほかにも複数のユーザーが挙げている意見として、「メカの攻撃モーションが気になる」というものです。映像を見るとあまり気にはなりませんが、“全体的に挙動が重い”と指摘されていました。


しかし、『フロントミッション』の過去シリーズと比較してみると、機体は重量感を感じさせるがっちり目なアニメーションといった印象を受けました。

そもそも実弾重火器でドンぱちと撃ち合うミリタリー志向なロボット作品か、宇宙でキビキビとした機動戦を得意とするハイスペック志向なロボット作品かなど、根本的に何を求めていたかでその感想は分かれそうなもの。『フロントミッション』はどちらかと言えば、前者にあたる作風なので、モダンなロボット作品が好きな人には気になる部分なのでしょう。

なお、昨今のゲームアプリでは珍しく、より根本的な要素としてキャラクターデザインについての声が多数上がっています。

理由については、“パイロットのほとんどが女性で、美少女キャラクター市場を意識しているにも関わらず、ハードなSF世界のこだわりが捨て切れておらず、中途半端にリアルなキャラクターデザインが多い”といったものでした。

アニメ・漫画調デザインの美少女キャラクターたちが人気を博している中、妙にリアルなアートスタイルを持つということに関しては、多くのプレイヤーが「魅力的ではない」「古くさい」と評しています。

作中にはイケメン男性パイロットや、歴戦のオヤジ風キャラクターも登場しているのですが、評判はあまりよろしくありません。

この問題に関しても、元々『フロントミッション』として開発されていた名残りだと思うのですが、今や「タイトルだけを変更した」ことがそのまま評価を下げてしまう足枷になっている気がしてなりません


本来ならば『フロントミッション』の新作『FRONT MISSION:BORDERSCAPE』として、ある程度ファンたちからも一定の理解を得られた上での展開だったのでしょう。

現在では既に名前も変わっていますし、何の事情も知らないユーザーたちからは、完全新作タイトルとしての純粋で厳しい意見がぶつけられています。本作がこれからどのような改修を経て、リリースされるのか、今後とも注目したいところです。


フロントミッション ザ・ファースト:リメイク - Switch
¥3,897
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
《そりす》

ライター そりす

東京都福生市生まれのゲームライター。そしてお酒と革靴が好物でソロキャンプが趣味のミニマリスト気質おじさん。サ終ゲームのヒロインをAIで復活させてニヤニヤしたり、国語辞典を持ち歩いて山中フラフラしたりしています。ULキャンプに傾倒しているためSNSは大体キャンプの話題が多め。

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