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TGSでも遊べる『スターオーシャン セカンドストーリー R』先行プレイレポ―想像以上に相性がいいドット絵と3D背景、バトルの新要素も魅力に溢れる

3D背景とドット絵のキャラクターの相性は抜群!バトルの新要素も世界観を損ねずマッチしています。

ゲーム プレイレポート
TGSでも遊べる『スターオーシャン セカンドストーリー R』先行プレイレポ―想像以上に相性がいいドット絵と3D背景、バトルの新要素も魅力に溢れる
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恒星間移動も可能とする世界観を持ちつつ、未開惑星を舞台とするファンタジー感も合わせ持つ「スターオーシャン」シリーズ。その稀有な切り口や、アクション性を備えたバトル、個性的な登場人物など、多彩な魅力で多くのユーザーに支持されてきました。

本シリーズは数年の間を置くこともありましたが、定期的に新作や移植、リメイク作などを展開。昨年は、ナンバリング最新作『スターオーシャン6 THE DIVINE FORCE』をリリースし、ファンを中心に広く好評を博しました。

その翌年に当たる2023年11月2日(Steam版のみ11月3日)に、シリーズ作の中でも特に人気を集めるシリーズ2作をリメイクする『スターオーシャン セカンドストーリー R』(以下、SO2R)が、ニンテンドースイッチ/PS5/PS4/PC(Steam)向けに登場します。

本作の発売日が徐々に近づいていますが、それに先駆ける形で、9月21日~24日に行われる「東京ゲームショウ2023」にて試遊出展が決定しました。この試遊版をひと足先にプレイする機会に恵まれたので、新たに生まれ変わった『SO2R』のプレイレポートをいち早くお届けします。なお、今回プレイしたのはPS5向けの試遊版です。


進化した描画と、思い出を損なわないお馴染みのドット絵が融合

『SO2R』のTGS試遊版では、山頂にいるボスを倒す「ラスガス山脈」と、ギミックを攻略しながらダンジョン制覇を目指す「ホフマン遺跡」、その2箇所のセーブデータが用意されており、今回はその両方をプレイしました。

TGSでの試遊体験でも、制限時間内であれば両方のデータを楽しめるとのこと。ですが、後者は難易度が高くボリュームもあるため、制限時間の全てを注ぎ込んでもクリアできるかどうかはプレイヤー次第。会場でプレイする機会があれば、どちらをプレイするか予め決めておく方がいいかもしれません。

まず「ラスガス山脈」攻略に挑み、データをロードしたところ、まずは圧倒的な背景描写に驚かされました。リメイクと一口に言ってもどこまで手を入れるかは作品によって様々ですが、実在感を覚えるくらい描き込まれた背景は、山中の空気すら感じ取れそうなほどでした。

カメラ自体は固定で、プレイヤーの任意による視点変更はできませんが、パーティの動きに合わせて画角を変えるといった演出も。そのカメラワークと精緻な3Dで描かれた背景の組み合わせが、臨場感を更に高めてくれます。

一方で、ダブル主人公のクロードやレナ、そして仲間たちは全員ドット絵で描画されており、オリジナル版やPSP版を知るシリーズファンにとっては、当時の記憶を刺激するビジュアルと言えるでしょう。開発スタッフによれば原作のドットを移植し、本作の表現と違和感がないように加工しているとのことです。

精緻な3D描写の背景と、レトロなドット絵表現。言葉にすると違和感が生まれそうですが、実際に目の当たりにすると、とてもマッチしており、まさに“リメイク”という印象を受けました。むしろ、キャラを背景に合わせてリアル寄りにした場合、シリーズファンの思い出と乖離する可能性が高まりそうです。

あくまで個人的な感想ですが、第一印象でも大きな違和感なく、またプレイを続けた頃にはドット絵と描き込まれた背景の組み合わせにすっかり馴染んでしまいます。また、戦闘シーンでは敵味方が入り乱れるため、背景と明確に区別がつきやすい分助かるかもしれません

無論、違和感を覚える人もいるかと思いますが、進化と思い出の両立を目指した表現として、『SO2R』のビジュアル表現は「十分アリ」だと実感しました。

◆お馴染みのバトル要素は健在、一部演出の短縮が可能に

今回プレイした「ラスガス山脈」と「ホフマン遺跡」は、どちらもダンジョン攻略と戦闘の体験がメイン。主人公たちだけでなくモンスターたちもドット絵で描かれており、デフォルメされた敵味方が入り乱れるアクションバトルを繰り広げます。

強力な「必殺技」や「紋章術」、そして必殺技を連続して発動させる「リンクコンボ」など、お馴染みの要素は今回も健在で、原作のプレイヤーであれば難なくプレイできるでしょう。本作では、L1ボタンとR1ボタンにそれぞれ必殺技が割り振られており、単独での発動からリンクコンボまで直感的に繰り出せます。

必殺技が飛び交うバトルは、演出の強化も相まってかなり賑やか。そのため状況が視覚的に把握しにくい瞬間もありましたが、必殺技で敵を押し切る戦闘はパワフルかつスピーディーで、テンポのいい爽快感が味わえました。

操作キャラクターは切り替え可能で、その操作もシンプル。切り替え時は一時停止状態になるので、ピンチに陥った時も焦る必要はありません。レナなどの回復系が得意な仲間に切り替え、あとは手早く回復を実行すれば危機を脱することができるでしょう。

また、原作にもあった「紋章術」も、演出が強化されてよりド派手に。しかし、演出が派手な分、戦闘が間延びするのでは……と不安に思う原作ファンもいるはず。ですが、ご安心ください。演出の一部を省略する設定が用意されているので、毎回全ての演出を見る必要はありません。演出の一部省略は戦闘中でも調整可能と、細かい心配りも嬉しいポイントです。

◆新アクション「ブレイク」と「アサルトアクション」で、醍醐味が増した『SO2R』

『SO2R』のバトルは、こうした原作準拠の要素やその進化だけでなく、まったく新しい要素も盛り込まれています。その代表例とも言えるのが、敵を無力化できる「ブレイク」です。

本作の敵には「シールド値」が設定されており、主人公たちの攻撃などによってこの値は減少していきます。そして0になると、その敵はスタン状態となり、さらに受けるダメージ量も増加します。大ダメージを叩き込むチャンスが生まれるので、この「ブレイク」は勝敗のカギを握る重要な要素と言えるでしょう。

ちなみに主人公たちの必殺技は、シールド値を削りやすいもの、大きなダメージを与えるもの、その両方を平均的に備えるバランス型と、いくつかの傾向に分かれます。シールド値が削りやすい構成にすれば、当然ブレイクの機会が増えますが、スタン中に大ダメージを与える必殺技も欲しいところ。この悩ましい問題を、どんな編成で解決するのか。そこにプレイヤーの個性が浮かび上がります。

敵集団の中には、時折リーダー格のエネミーも存在します。そのリーダーをブレイクすると、「ブレイクエフェクト」が発生し、周囲にいる敵にブレイクが連鎖し、揃ってスタン状態に陥る「ブレイクチェイン」状態となります。戦局をひっくり返す、非常に大きなチャンスに恵まれます。

そしてもうひとつ見逃せない新要素が、「アサルトアクション」です。『SO2R』でバトルに参加できるメンバーは最大4人まで。それ以上仲間がいる場合は、控えに回ります。ここまでは一般的なRPGと同じですが、アサルトアクションのおかげで控えのメンバーも戦闘に加われます。

控えのメンバーは画面左下に表示され、それぞれ「アサルトゲージ」を持ちます。これは、バトル中に経過した時間や、攻撃などのアクションによって徐々に増えていき、最大まで溜まると、その仲間をいつでも呼び出して攻撃できるようになります。

呼ばれた控えメンバーは、あらかじめ設定した必殺技を繰り出し、それが終わったらまた待機状態に戻ります。スタン時の追撃要因にするもよし、ピンチに陥った時の保険として回復役を任せるもよし。文字通りパーティが一丸となる戦いを、このアサルトアクションが可能にしてくれます。

今回の試遊でどちらの新要素も体験しましたが、特に戦闘が厳しめな「ホフマン遺跡」では、ブレイクやブレイクチェインの恩恵を実感しました。果敢に攻撃すればするほど、ブレイクの機会も増えていくので、立ち回りひとつにも熱が入ります。

また、スタンに合わせてアサルトアクションで追撃すると、威力はもちろん賑やかさも増し、より共闘感が味わえます。ピンポイントの起用とはいえ、アサルトアクションのおかげで仲間の頼もしさを改めて感じるばかりです。

このほかにも、順調に戦闘を続けるとより有利に戦えるボーナスが加わったり、ボタンひとつで敵の攻撃を回避するなど、戦闘だけでも様々な要素が用意されている『SO2R』。試遊した時間は短めでしたが、多彩な進化と時代を超えても変わらない魅力を味わう、濃密なひとときを堪能できました。

今回プレイしたものと同じバージョンが、「東京ゲームショウ2023」で試遊出展されます。会場に足を運ぶ方は、出展ブースで直接体験してみてはいかがでしょうか。しかも試遊した方限定で、『SO2R』の団扇がもらえるとのこと。ゲームが発売される前にグッズを入手できる貴重な機会なので、お見逃しなく!

(C)1998, 2023 SQUARE ENIX Original version developed by tri-Ace Inc.


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《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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