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バンジークスの迫力に圧倒された!宝塚宙組公演、『大逆転裁判 -新・蘇る真実-』通し稽古を取材

7月31日、KAAT神奈川芸術劇場にて宝塚歌劇宙組公演『大逆転裁判 -新・蘇る真実-』の通し稽古がメディアに公開されました。

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バンジークスの迫力に圧倒された!宝塚宙組公演、『大逆転裁判 -新・蘇る真実-』通し稽古を取材
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7月31日、KAAT神奈川芸術劇場にて宝塚歌劇宙組公演『大逆転裁判 -新・蘇る真実-』の通し稽古がメディアに公開されました。

『逆転裁判』シリーズでも19世紀イギリスを舞台にした『大逆転裁判』シリーズは、弁護士の成歩堂龍ノ介が名探偵シャーロック・ホームズと共に難事件の解決に臨む内容。お馴染みの台詞「異議あり!」が健在であるのはもちろんのこと、ヴィクトリア時代のロンドンのきらびやかさも表現されています。

この『大逆転裁判』を本物の人間が演じるミュージカルにしたら、どのような光景が繰り広げられるのか?長年の演劇ファンである筆者は、インサイド編集部に強く志願して此度の取材に参加しました。

◆久々の演劇リハ取材!

さて、インサイドは皆さん御存知の通りゲーム関連メディアです。

しかし、時として芸術メディアや音楽メディアで配信されているような記事も手掛けます。これはゲーム内楽曲を使ったコンサートや、特定のゲームを題材にした演劇が頻繁に開催されるようになったため。丸3年続いたパンデミックによる自粛生活がようやく終わり、此度の宝塚公演のようなイベントが全国各地で続々実施されています。

今回の宝塚宙組公演『大逆転裁判 -新・蘇る真実-』は、瑠風輝さんが成歩堂龍ノ介役を、山吹ひばりさんが御琴羽寿沙都役を、鷹翔千空さんがシャーロック・ホームズ役を務めます。

筆者は他のメディアで、演劇やクラシックコンサートのリハーサルの取材をした経験があります。しかしそれは、いずれもパンデミック前のこと。パンデミック以後、こうした取材をするのがこれが初めてです。

結論を先に言えば、ここ数年で最も感動した瞬間に巡り合うことができました。

◆ヴィクトリア時代のイギリスが舞台

『逆転裁判』シリーズは皆さん御存知の通り、法廷で証拠を提出しつつ証人の証言の矛盾を見抜いて「異議あり!」と指摘し、判決を逆転に導く内容です。

このタイトルほど、演劇とソリの合う作品は他にないかもしれません。

証言の矛盾を見抜いた時の爽快感、ライバルの検事を確たる証拠で出し抜いた時の高揚感、判決を覆した時の達成感。宝塚で演劇化された『大逆転裁判』の場合、それに「在りし日のロンドンの風情」が文字通り立体的に再現されます。

イギリス史上、最も繁栄した時代と言われるヴィクトリア時代。ヴィクトリア女王の63年7ヶ月もの治世の間、イギリスは世界中の地域を植民地にして膨大な富を手中に収めます。同時にイギリス国内では工業が躍進し、蒸気機関や発電所の力に物を言わせた生産力で地球上の生産市場を我が物にします。

ですが、同時にイギリスの侵略はアフリカやアジア、カリブ海地域の人々を押し潰していきます。豊かさの裏側にある策略と暴力、そして深い闇。ヴィクトリア時代は、まさに「明暗の落差が激しい時代」とも言えます。

そんな大英帝国の首都ロンドンで繰り広げられる一大事件に、日本から船でやって来たばかりの留学生・成歩堂龍ノ介が巻き込まれてしまいます。そう、この時の彼はまだ弁護士ではなく、司法を学ぶ学生に過ぎません。

そんなナルホドに立ちはだかるのは、優希しおんさん演じる「死神」ことバロック・バンジークス検事。ゲーム同様、「神の瓶」と「神の聖杯」を傾けている(そして放り投げる)のですが……いや、マジで迫力あるぞバンジークス! しおんさんの名演と言ってしまえばそれまでですが、それにしたってここまで迫力ある男を見事に演じてしまうとは……さすが宝塚!

◆バンジークスの迫力に圧倒!

この公演の内容を、記事で説明することは控えさせていただきます。

どうしても気になる方は、8月1日から8日までKAAT神奈川芸術劇場で開催される公演を御覧ください……としか言えません。ですが、これは『逆転裁判』シリーズのファンのみならずゲームをしたことのない人も大興奮必至の内容だということは明記させていただきます。

筆者自身、まるで夢を見ているかのような感覚に陥ってしまい、通し稽古終了後もしばらくカメラマン席を立てなかったほど。

とにかく、バンジークスは顔つきから仕草から歩き方まで全てにおいて、とんでもない迫力に満ちているということは伝えておきます!

そんなバンジークスとの対決に臨むナルホドの当初のひ弱さや、シナリオ進行と共に頼もしい弁護士になっていく様子も忠実に再現……というより、もしかしたらゲームを上回っているのかと思ってしまいます。このあたりも、瑠風輝さんの演技力の賜物と言えます。

恥ずかしながら、この感動を100%伝える術を筆者は持ち合わせていません。

◆女優さんはやっぱりすごい!

宝塚歌劇は、まさに「夢の世界」。できることなら、この夢から永遠に覚めないでほしいと観劇中に切望してしまいます。通し稽古が終わった時、ボーッとしていた筆者の耳にこんな言葉が飛び込んできました。

「はい、それじゃあ裁判所のシーンの調整をします。瑠風さんと鷹翔さん、よろしくお願いします!」

そう、これは本番ではなくあくまでも「稽古」。本番同様の衣装とセットを用いて本番同様に台詞を読み歌を歌い上げますが、女優さんにとっては「本番に向けた調整」に過ぎません。通し稽古が終わったら今日のスケジュールは終わり、ではないのです。

てか、この人たちは超人か!? 宝塚女優の底なしの体力を目の当たりにした今回の取材でした。

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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
《澤田 真一》

ゲーム×社会情勢研究家です。 澤田 真一

「ゲームから見る現代」をテーマに記事を執筆します。

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