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『Fate/Samurai Remnant』は無双なのか? マスターとサーヴァントの連携がカギとなる爽快かつ独特なアクションをひと足先に体験

『Fate/Samurai Remnant(フェイト/サムライレムナント)』をレビュー。本作の発売に先駆け、試遊版のプレイを通して魅力をお届けします。

ゲーム PS5
『Fate/Samurai Remnant』は無双なのか? マスターとサーヴァントの連携がカギとなる爽快かつ独特なアクションをひと足先に体験
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◆強敵には様々な手段で立ち向かえ! 切り札は、もちろん「セイバー」

伊織の攻撃手段は多彩で、強力なものが多いものの、それはあくまで人間としての話。サーヴァントなどの強力な敵と戦う場合、不利な面がいくつもあります。

例えば、伊織の通常攻撃は一部の強敵に弾かれてしまいます。そのため、がむしゃらに突っ込んでも勝機はありません。しかし、攻撃を繰り出した直後など、強敵が隙を見せる瞬間があり、その時は伊織の攻撃が通り、ダメージを与えることが可能。通常の敵相手とは違い、一瞬の好機を見逃さず、そのチャンスをものにする見極めととっさの判断が重要になります。

さらに強力な敵は、HPゲージだけでなく「外殻ゲージ」と呼ばれるものを持っています。「外殻ゲージ」がある間は、伊織の攻撃はほとんど通じません。そのため、まずはこの「外殻ゲージ」を削るのが目的となります。

前述した「魔術」や隙を突いた攻撃でも「外殻ゲージ」を削れますが、特に強力なのがサーヴァントとの連携攻撃。セイバーの呼びかけに応じる(近づいてボタン押し)と、ふたりで攻撃を繰り出す「協力技」が発動し、「外殻ゲージ」を大きく削れます。「外殻ゲージ」が尽きている場合は大ダメージを与えられるので、セイバーとの連携は非常に重要になります。

また、伊織側(=プレイヤー側)のタイミングで、セイバーとの連携を行うこともできます。戦いを通して溜めていく「共鳴ゲージ」が一定以上あれば、「共鳴絶技」をいつでも発動可能。「共鳴絶技」は複数の種類があり、それぞれの効果や使用するゲージ量が異なります。最大4つまで登録可能なので、自分好みの技で固めるか、消費ゲージ別にバランスよく配置するか、プレイスタイルに合わせて変えられます。

そしてもうひとつ重要なのが、サーヴァントとの交代。「交代ゲージ」が溜まっていれば、プレイヤーの操作対象を一時的に伊織からセイバーに変更できます。「交代ゲージ」は敵にダメージを与えると溜まるので、伊織を積極的に戦いへ参加させれば、セイバーの活躍にも繋がる模様です。

セイバー操作時も、通常攻撃と強攻撃を組み合わせたコンビネーションが基本となります。もちろん、威力や視覚的な演出、ダイナミックなアクションなど、その全てがサーヴァントに相応しいレベルになっており、限られた時間ながら凄まじい力で強敵すら圧倒。この爽快感は、さすがサーヴァントの一言です。

また試遊版の終盤では、マスターのひとり「高尾太夫」が率いる「吉原の番人」と対決。ここではセイバーと番人のみの戦いとなり、伊織は参戦しません。最初からセイバーを操作し、通常攻撃や「共鳴絶技」を駆使する派手なバトルを最後に味わえました。

◆「無双」ではない、爽快アクションの手応えは上々! 製品版に期待大

基本的には伊織を操作し、戦局に合わせて「型」を使い分けての連続攻撃。強敵相手には立ち回りを変え、敵の隙を狙いつつ、各ゲージを溜めてセイバーと連携して敵を圧倒する。自分から攻守のリズムを作り出すようなアクションは、敵の適度な強さと相まって小気味よく、そして単調にならないアクション性を感じます。

『FSR』の開発・発売はコーエーテクモゲームスなので、無双アクションを想像している方もいることでしょう。爽快感は近いものの、一騎当千感のみならず1対1(伊織&セイバーなので、正確には2対1ですが)のバトルも重視したゲーム性になっています。また、探索パートを通じて世界を感じられる点なども含め、アクションと物語のメリハリがほど良く、自然と先が知りたくなる構成の妙も垣間見えます。

攻め一辺倒になりがちなアクションRPGという題材を、引き際の見極めや立ち回りの変化で独特なプレイテンポを確立。また、「戦いに直接参加するマスター」という稀有な切り口も刺激的な『Fate/Samurai Remnant』は、『Fate』シリーズにかつてなかった1作として、独自の存在感を放つ可能性を秘めていました。この予兆が製品版にも当てはまるのか、いちファンとしても期待が高まるばかりです。

(C)TYPE-MOON/コーエーテクモゲームス All rights reserved. 制作協力 アニプレックス

※記事内の画面写真は試遊版のもので、製品版と異なる可能性があります。

《臥待 弦》
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