2022年6月2日に「PlayStation Plus」がリニューアルを迎えて早1年。すでに公式サイトでは1周年を記念したイベントを開催しており、プレミアム加入者向けの新サービスとして将来的に実装されるPlayStation 5タイトルのストリーミング機能も発表されました。
リニューアル当初から加入プランに応じた複数の限定サービス、数えきれないゲームタイトルを定額で利用できましたが、この1年でさらなる充実が図られ、その面白さに裏付けられた高評価の作品がいくつも追加されています。
そういうわけで今回は「PS Plus」リニューアル1周年に合わせ、1年の間に追加されたゲームカタログ/クラシックスカタログのオススメ作品を10本選抜して紹介。いつの間にかカタログ入りしていた名作を発見する機会になるかもしれません。
『牧場物語 ～ハーベストムーン』
『牧場物語 ～ハーベストムーン』は、ビクターエンタテインメントがオリジナル版を開発したシミュレーションゲーム。祖父が残してくれた牧場を立て直しながら、作物や家畜を育てたり、四季折々の自然豊かな田舎町の住民たちと交流して最終的には結婚など、季節に合わせた様々なイベントも楽しめるという奥深さが特徴です。
1999年に初代PS向けに発売され、後のゲームアーカイブスでも配信。2023年2月にクラシックスカタログの追加タイトルとしてプレイが可能になり、お得に遊べるだけでなく、この作品が未だに愛される名作であることを物語っています。
また、PS4/PS5版はアップレンダリング、巻き戻し、クイックセーブなどの新機能が追加されたアップグレードされた内容となっており、これからのプレイには最適の環境が整っていると言えるでしょう。
PS Plus「プレミアム」以上
『牧場物語 ～ハーベストムーン』（PS4/PS5）
『天穂のサクナヒメ』
『天穂のサクナヒメ』は、マーベラスから発売されている和風アクションRPG。豊穣の神である主人公が神の住む世界に侵入した人間たちと出会い、日頃の怠慢と不手際を咎められ、彼らと共に追放されてしまうところから物語が始まります。
元いた世界へ帰還するために鬼が住む島の調査を命じられ、下界の人間たちと交流しながら米作りをして主人公を強化し、横スクロールのアクションパートでボスを倒して進行するのが一連の流れ。
この作品については、米作りに関する作り込まれた内容が最大の特徴となっており、種籾の選別から収穫して脱穀、さらには料理や加工といったゲームシステムとも掛け合わせた深いシステムが時間を忘れさせます。クモやカモを田に放って害虫対策をする有機農法の選択など、日本人として勉強させられることが多い作品です。
PS Plus「エクストラ」以上
『天穂のサクナヒメ』（PS4）
『Dishonored』
『Dishonored』は、ベセスダ・ソフトワークスから発売されているステルスアクション。スチームパンク的な世界観の架空都市を舞台に、陰謀によって濡れ衣を着せられた主人公が誘拐された女王の娘の救出、そして自身の潔白を証明するために戦います。
圧倒的な敵に対して暗殺を主とした手段で対抗するステルス要素のほか、様々な武器やツール、瞬間移動や透視などの特殊能力を用いた多才な方法で攻略が可能。ゲーム中におけるプレイヤーの行動で展開が変化するなど、豊富な選択肢、入り組んだステージを駆け巡る自由度の高さも作品の醍醐味です。
カタログ配信のPS4版はHDバージョンとなっており、サイドストーリーをはじめとした追加コンテンツも収録。吹き替え対応の完全日本語版を綺麗にお得に楽しめます。
PS Plus「プレミアム」以上
『HUMANITY』
『HUMANITY』は、エンハンスから発売されているパズルアクション。全人類から自我が失われた世界で、主人公は光る柴犬として群衆をゴールまで導き、ステージをクリアしながら光の柱を目指します。
用意された90以上のステージには、それだけでインパクトのあるギミックが巧妙に配置されており、プレイヤーは的確な指示を選んでワンと吠え、時には敵対する黒い群衆やボスとも戦います。ワンタッチ操作でシンプルに進められるゲーム性、公式からのヒントをゲーム内で確認できたりと、アクションが苦手な方でも安心な設計です。
PS Plus「エクストラ」以上
『HUMANITY』（PS4/PS5）
『ファークライ6』
『ファークライ6（Far Cry 6）』は、ユービーアイソフトから発売されているオープンワールドFPS。独裁者の親子が支配するカリブの島国を舞台に、プレイヤーは圧政を打破すべく戦う革命軍の一員となり、カオスでハチャメチャなゲリラ闘争に身を投じます。
主人公の性別選択にはじまり、馬から飛行機まで乗りこなして進む広大なマップ、ステルスでも突撃でも好きに攻略できる幅広い遊び方。加えて、“アミーゴ”と呼ばれる動物の相棒システム、ガラクタ作りの強力な武器など、いつまでも楽しみが尽きない飽きさせないコンテンツが盛り沢山です。
キャラクターの音声も日本語吹き替えとなっているので、ストーリーや戦闘にのめり込みつつ、のんびりと南国の雰囲気にも浸りましょう。
PS Plus「エクストラ」以上
『ファークライ6』（PS4/PS5）
『Slay the Spire』
『Slay the Spire』は、Mega Crit Gamesが開発したローグライクカードゲーム。道中で得られるカードでデッキを強化しながら、戦闘や休憩などルート上のイベントを見極めて慎重に進み、プレイするたびに変化する塔の頂を目指します。
寄せ集めのカードでデッキを作る「ローグライク」、無数の組み合わせから戦略が生まれる「カードバトル」といった各ジャンルの要素を抽出して融合させた本格的なシステムは、プレイヤーを静かに熱中させる中毒性を秘めています。カードは運による展開も大きいですが、限られた手札を駆使して逆転を見出す頭脳プレイは脳トレーニングにもピッタリです。
PS Plus「エクストラ」以上
『Slay the Spire』（PS4）
『地球防衛軍5』
『地球防衛軍5（EARTH DEFENSE FORCE 5）』は、ディースリー・パブリッシャーから発売されている3Dアクションシューティング。突如として出現したエイリアンの軍団から地球を死守すべく、クラスごとに異なる武器やビークル、現場に展開した味方部隊をも戦力として戦い抜きます。
無数に迫りくる巨大生物との乱闘もシリーズ恒例ですが、それをさらに上回る巨大怪獣、人類が開発した巨大人型ロボも登場。同時に配置される味方兵士の数はもちろん、敵も天文学的な規模で襲いかかり、それらが波を打つように激突する戦闘はド迫力です。
PS Plus「エクストラ」以上
『地球防衛軍5』（PS4）
『ルーンファクトリー４スペシャル』
『ルーンファクトリー４スペシャル（Rune Factory 4 Special）』は、マーベラスから発売されているスローライフ系RPG。記憶喪失の主人公が流されるがまま王子、あるいは姫となり、国の繁栄と自分の人生を両立させていく生活が楽しめます。
ダンジョンに潜ってボスを討伐したり、畑仕事で作物やモンスターを育てたり、町を散歩して女騎士やエルフ娘、おっとり系執事とイチャコラして結婚して子供が出来たりと熱いイベントが豊富に用意されています。PS4版では、アナザーエピソードなどの追加コンテンツも収録されており、まさに抜け目のない完全版の仕上がりです。
PS Plus「エクストラ」以上
『ルーンファクトリー４スペシャル』（PS4）
『FFVII リメイク インターグレード』
『ファイナルファンタジーVII リメイク インターグレード（FINAL FANTASY VII REMAKE INTERGRADE）』は、スクウェア・エニックスが開発した大作RPG。初代PS向けに発売されたタイトルのフルリメイク作品であり、誰もが知る有名な国産RPGの感動を現代の進化した映像で楽しめる作品です。
ストーリー的には、三部作の序章としてミッドガル脱出までが描かれ、クラウドやティファたちお馴染みのキャラクターが最新の3Dグラフィックで登場。PS5版の『インターグレード』では、ビジュアル面を中心に全体的な底上げが施されたのに加え、ユフィを操作できる追加エピソードが収録されています。
PS Plus「エクストラ」以上
『Stray』
『Stray』は、Annapurna Interactiveから発売されているアドベンチャーゲーム。どこか暗い印象のサイバーパンク街に迷い込んだネコを操り、仲間が待つ故郷へ帰還する道を探しながら、ロボットと凶暴なクリーチャーが蠢く世界の真相に迫っていきます。
あくまで小動物の枠に収まった平凡なネコを主人公に据え、その視点から見える風景、ネコとしての能力の範囲で進んでいくところがこの作品の謙虚な魅力。ネコらしさを損なわずに緩急のあるゲーム体験を成立させ、それでいて愛くるしい毛玉姿が再現されている稀有な作品です。
PS Plus「エクストラ」以上
『Stray』（PS4/PS5）
なお、記事執筆時点では各タイトルの配信を確認していますが、「PlayStation Plus」提供のタイトルは予告なく変更・削除されることがあります。プレイにあたっては、よくご確認ください。
