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"スト鯖RUST"こと「VCR Rust」終了!約12日間のノンフィクション・ドキュメンタリーが無事に完結

4月28日未明、サバイバルFPS「Rust」を用いたストリーマーイベント「VCR RUST」(スト鯖RUST)が無事に閉幕しました。ここでは見どころとなったシーンや注目を集めた理由をまとめてみたいと思います。

配信者 まとめ

合言葉は「社長を1位に!」

以前のイベントから盛り上がっていたギャンブルだけでなく、イラストやボイスといった新しい遊び方・楽しみ方が生まれた今回のイベント。

以前まで注目を集めていたレイド戦やPvPといった部分に、なぜフォーカスが当たらなかったのでしょうか?

先にも挙げたように、ボスやNPCのレベルがグっとあがったり、ボス戦のギミックが日によって上がっていくという「やり込み要素」があったこと。また、スクラップを安全に預けられる銀行システムが加えられ、「スクラップを貯めておけば景品がゲットできる」という情報が参加メンバーに伝えられていたことがあげられます。

「どのようなレベルかは不明だが景品がもらえる」とアナウンスされれば「スクラップを貯めよう」とする意識が少なからず強くなるうえに、銀行システムのおかげで自拠点以外にスクラップを保管できるようになったことで、他プレイヤーへのレイド行為がもたらすはずだったうま味・重要度がガクっと下がります。

これにより、ボスを倒し続けてスクラップを貯金していく参加者が数多く発生。先にあげたようなイラスト・ボイスなどが高額な値段になっても飛ぶように売れていったのは、それぞれのコンテンツとしての面白みがあっただけでなく、ゲーム設定や状況としてそもそも貯蓄しやすい環境にあったことが伺えます。

最終日が近づくにつれて、「スクラップを貯めておけば景品がゲットできる」という話題が注目され、スクラップ稼ぎに勤しむチームが増えていき、特に難易度の高いボスに挑むチームが続きました。

そんななかで注目を集めたのは、にじさんじ・桜凛月さんのチームです。

桜さんはイベント開始早々にヘンディーさんに声をかけてチームを組んだあと、ヘンディーさんが釈迦さんに声をかけて3人チームに。その後、ストリーマーとして活躍するボドカさん、Zerostさん、Kamitoさん、猫麦とろろさんと続々に加入し、7人チームとなって活動していきました。

釈迦さんとヘンディーさんは連日に及ぶ長時間配信で、ボドカさん、Kamitoさんはボイスやラブレター関係で話題を振りまき、多くの見どころを生み出し続けました。

チームの発起人となった桜さんは、物腰柔らかい態度や声色を周囲にふりまき、釈迦さん達だけでなく視聴しているリスナーからも「社長」と呼ばれるなど、温和でフレンドリーなムードをもたらしていました。

そんななか、最終日前日にマップ内でも最難関と言われるボスをクリアした直後、桜さんは釈迦さんとヘンディーさんに連れられ、ATMへと足を運びます。2人は先ほどボス攻略した際にゲットしたスクラップだけでなく、これまでに稼いできたスクラップも一気に桜さんに渡します。

「チームが結成されるキッカケとなった社長を優勝させたい」

そんな合言葉を胸にして秘密裏に進んでいた計画を知ると、桜さんは号泣。泣きすぎて目がかすんで数字をうまく打てない…そんな姿を見せてしまうほどでした。

最終日にも釈迦さんを中心にしてチームメンバーがスクラップを回収しつづけ、桜さんにスクラップを提供。参加プレイヤーが一同に介した閉会式のなかで貯蓄金額ランキングが発表されると、桜さんが100万を越える貯蓄額でみごとに1位をゲットしました。

最終日に向け、チームから桜凛月にサプライズをする【RUST】
【RUST】スト鯖楽しむぞ~!#10-2【にじさんじ/桜凛月】

以前からの付き合いで仲良し同士でチームを組むだけでなく、これまで繋がりの薄かった者同士が繋がり合い、徐々に友好を深めていく。多人数参加型のマルチゲームを使った企画では、そういったドキュメンタリー/リアリティーショー的な側面が大きな魅力となります。桜さんや釈迦さんが組んだこのチームは、その魅力を存分に放ったチームだったと言えるでしょう。

この他にも、K4senさんが手がけた高レベルなダンジョンマップと制作、関優太さんと仲間たちを軸にした様々なビジネス展開などな、ど紹介しきれなかった様々なストーリーやドラマが生まれています。

興味の湧いた参加者のアーカイブなどを見返すなどして、「あの時はあんなことがあった」「実はこういう事情があった」と長く楽しめるのも魅力といえるでしょう。100以上ものさまざまな視点を楽しみながら、次回開催まで待っていたいところです。

VCR Rust スト鯖で生まれた爆笑クリップを見るk4sen【RUST】
ストラスの面白クリップを見て爆笑するけんき【VCRRUST/けんき切り抜き】
《草野虹》

福島・いわき・ロック&インターネット育ち 草野虹

福島、いわき、ロックとインターネットの育ち。 RealSound、KAI-YOU.net、Rolling Stone Japan、TOKION、SPICE、indiegrabなどでライター/インタビュアーとして参加。 音楽・アニメ・VTuberやバーチャルタレントと様々なシーンを股に掛けて活動を続けている。 音楽プレイリストメディアPlutoではプレイリストセレクター(プレイリスト制作)・ポッドキャストの語り手として番組を担当している。

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