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『信長の野望 出陣』クローズドβテストレポ。銀座の一等地も領土にできる!日本を舞台にした位置ゲーの最適解!

約1週間にわたるクローズドβテスト(以下CBT)のファーストインプレッションをお届けします。

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『信長の野望 出陣』クローズドβテストレポ。銀座の一等地も領土にできる!日本を舞台にした位置ゲーの最適解!
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コーエーテクモゲームスを代表するシミュレーションゲーム「信長の野望」シリーズ。さまざまなプラットフォームで展開されてきた本シリーズの最新作『信長の野望 出陣』が発表されました。本作はスマートフォン向けの位置情報ゲームです。

シミュレーションゲームと言えば時間をかけてコツコツとプレイする印象がありますが、果たして「信長の野望」と位置ゲーとの相性はいかほどなのでしょうか。 約1週間にわたるクローズドβテスト(以下CBT)のファーストインプレッションをお届けします。

◆現代日本が戦国時代化!でも違和感ゼロ!

本作の遊び方は、実際に歩いて各所に点在する拠点を制圧し、自分の領土を広げていくことを基本とします。これに「信長の野望」ならではの戦国要素と戦略・戦術が加わり、オーソドックスな位置情報ゲームプラス「らしさ」が詰め込まれた仕様になっています。

フィールド画面は最新のマップが反映されているものの、土地や建物の雰囲気は完全に戦国時代。地名が世界観に完璧にマッチしていて違和感がありません。上の画像は日本橋から銀座にかけて歩いた際のものですが、遠くに見える「神田」「小伝馬町」「日本橋」等の地名が雰囲気を出していますね。昔はこんな様子だったのかも? と想像しながら歩くのも楽しいです(もちろん戦国時代以降の地名もありますが)。

フィールドには大小のアイコンが点在しています。大きいものは拠点や天守、小さいものは商人や農民などで、歩く際の目標が設定しやすくなっています。商人や農民をタップすると金銭や資材を手に入れることが可能です。これらは武将の育成に必要不可欠な素材なので「民が国を支えているのだなぁ」と実感します。自らの足で稼いでいるからよりそう感じるのかも。

ほかにも範囲内にいる敵将をタップしてフリーバトルが楽しめたり、武将をスカウトしたり、野盗を討伐して民からの信頼を得たりと、歩いているだけでもやることが盛りだくさん。大きいランドマークが大クエストで、それをこなすために小さいランドマークの小クエストをこなしていく感覚。やるべきことややれることの流れが視覚的にも明確に示されています。拠点制圧もフリーバトルも任意なので、自分の好きなタイミングで好きな時にチャレンジしましょう。

銀座一丁目で畑を耕す農民。吉幾三か

遠くに見える天守に近づいたら駅に辿り着きました。ちなみに現実世界ではこんな感じ。地下鉄なので交差点のど真ん中に天守があります。天守はCBTでは解禁されていませんが、リリース時には何かしらのクエストが発生しそうな予感です(例えば攻城戦……今どき風にいうところのレイドバトルとか!?)

◆領土は自分のペースで「切り取り自由」!

領土の拡大は他のプレイヤーと奪い合うといった殺伐とした感じではなく、プレイヤー個々のマップを切り取っていきます。一度取った領地が奪われるようなことはないので安心して己のペースで広げましょう。

赤いところがまだ制圧していない拠点。ここに近づいてタップすると合戦が始まり、勝利すれば自分の領地になります。拠点の位置が矢印で表示され拠点の上にはおおよその直線距離が表示されるので、どこまで行くかの判断がつけやすいです。

戦が始まると、自分が編成した部隊と敵の部隊が激突する様子が見られます。銀座の一等地で野戦が行われていると思うとワクワクしますね! 戦法を「AUTO」にすれば自動で進行するので立ち回りで詰まることもありません。忙しい人向けの倍速機能もあります。なお、部隊はプレイヤーレベルをあげることで増やせます。たとえ敗北したとしても自軍を鍛えればいずれは勝つことができるでしょう。

敵を壊滅させれば領地獲得となります。現実では絶対に手が出せない銀座一丁目を我が手に入れることができました。本編では甲斐国や武蔵国など国単位で制圧していきましたが、本作は番地レベルでの制圧になるので短いスパンで数多くの達成感を得ることができ、モチベーションが損なわれることなくプレイできそうです。「信長の野望」シリーズを冠するゲームなのでシミュレーション要素はもちろんありますが(後述)、そこまで難しい戦略・戦術を求められず、歩くことで必ず成果を得られる仕組みになっています。

こうして見ると日の本は広いですね! 東京都の中央区だけでもいくつも区画があり、9区画取っても16%。まだまだ先は長いです。

歩ける時は自分の足で領土を拡大し、歩けない時は遠征で地道に領土を広げていく。2つの方法で自由に日本を切り取っていけます。章が進むと「支城」を建設することもできるので、旅行先で領土を作りそこに支城を建設すれば飛地で領土を広げていくことも可能になります。旅の楽しみが増えそうです。

◆歩けないときは「政略」。SLG要素も充実

本作はシリーズの中でもカジュアルに遊べる雰囲気ではありますが、それでもやっぱり「信長の野望」。シミュレーション要素もしっかりと押さえています。

その一つが「内政」。領地拡大に必要不可欠な「金銭」と「兵糧」を潤沢にし、領地切り取りの要である武将を鍛える「練兵所」を強化するのが目的です。それぞれの施設には適材適所の武将を配置していきましょう。施設を整えると民の忠誠度がアップし、得られる金銭や素材も増えていきます。何をどこから繁栄させていくかは自分次第。歩いていない時こそ地盤固めをしておくことが大事です。

章が進むと本拠を任意の場所に指定して、そこから近くの領地を獲得しに出かけられる「遠征」が解禁されます。自分が住んでいないところに置いてもOK。筆者は銀座付近を拠点にして、地価の高いエリアを攻めていきました。

人を動かすにはそれなりのコストがかかり、遠征の際には「兵糧」が必要になります。歩けない時に遠征で領土を広げることが可能ですが、やり続けるとどこかで必ず兵糧不足に陥るでしょう。歩ける時にはコツコツと歩き、農民に話しかけたり兵糧が得られるミッションをこなしていくことも大切です。領土拡大のために「歩く」必然性があるのも楽しく続けられるポイントかも。

また、マップ上の農民・商人・武将のアイコンに対して手持ちの武将を「派遣」することも可能なので、自宅にいながら見える範囲に派遣し資材を増やす作業も立派な地固めとなるでしょう。もちろん歩きながら派遣もできます。

また、本作はソーシャルゲームならではのポイントも押さえており、ガチャや報酬などで得た武将は育てることも可能です。「信長の野望」は武将のパラメーターが史実や逸話に基づいて個別に設定されていますが、本作であればレアリティの低い武将も鍛えることで前線部隊でも存分に活躍させられます。

武将には兵科があり、弓兵は歩兵に強い、歩兵は騎馬兵に強い、騎馬兵は弓兵に強いという3すくみと、不利な兵科がない鉄砲兵の4種類があります。拠点攻略や野戦の際に相手の編成を見てどの部隊を出すかも勝負の分かれ目になるでしょう。

戦国時代の社交場、「茶会」で武将の友好度をアップさせることも

「遠征」や「派遣」を駆使して、歩いている時と家にいる時でやることを振り分けていくとよさそうです。今日は雨だから外に出られないという時には武将たちに頑張ってもらう。プレイヤーは晴耕雨読でOK!ありがとう武将たち。

◆自らの足で切り取る日の本。めざせ天下統一

CBTでは列伝イベント「川中島の戦い」も一部解放されました。史実に則した物語が章仕立てで展開され、章が進むと地図上に強敵が出現。このようにイベントごとにマップ上に新たなアイコンが現れます。イベントが日々のウォーキングをさらに楽しませてくれそうです。

CBTを一通りプレイして改めて思うことは「なぜ今までなかったのか?」ということ。日本国内で位置ゲーをやるならば日本を舞台にしたゲーム、かつ陣取りを題材にするのが最適解ではないでしょうか。家でじっくりやるタイプの「信長の野望」がこんなにも位置ゲーとの相性がいいなんて盲点でした。

そして最大の魅力は原作未プレイでも歴史に詳しくなくても己の足さえあれば楽しめてしまうところです。手に入れた武将のプロフィールを見たり、イベントで物語を楽しみながら、健康的に戦国時代への知識を深めていってはいかがでしょうか?

《みかめ》

ゲームと歴史 みかめ

ライター・イラストレーター・漫画家。 2011年よりゲームライターとして活動中。 2017年 ゼルダの伝説 30周年記念書籍 第2集ゼルダの伝説 ハイラル百科 ゼルダの伝説 30周年記念書籍 第3集 ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド:マスターワークス 2020年 あつまれ どうぶつの森 完全攻略本+超カタログ 2021年 ゼルダの伝説 スカイウォードソード HD 完全攻略本

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