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転売屋に頼る必要なし! フリマアプリに並ぶ「竹箒」や羽海野チカさんの新刊同人誌は、誰でも適正価格で購入可能

武内崇氏と奈須きのこ氏の個人サークル「竹箒」や、漫画家・羽海野チカ氏のサークル「海の近くの遊園地」が頒布した同人誌が、高値で転売されています。ですが、今からでも公式なルートで誰でも入手可能! 人気の同人誌を、適正価格で入手しましょう。

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世界最大の同人誌即売会「コミックマーケット」。アニメや漫画、小説などを原作とした二次創作がよく知られていますが、参加者がイチから生み出した一次創作をはじめ、ユニークなグッズや独自の研究成果、グルメに写真と、その表現方法は多種多彩。本だけに留まらない創作活動の数々が、広い会場にも収まり切れないほどの密度で集結します。

その想いの熱さは気温に負けず、また今年は台風の影響も受けましたが、雨風にも屈しないサークル参加者と一般参加者が今回の「コミックマーケット100」を大いに盛り上げました。

ですが、どれだけ熱意があっても、お目当ての同人誌が必ず買えるとは限りません。人気のあるサークルは出来るだけ多くの参加者が購入できるような部数を用意しますが、搬入する部数にも限界があります。

限界を超える購入希望者が集まることも珍しくありませんし、会場が遠すぎる、どうしても外せない予定がある等の理由で、買う機会そのものを諦める方も多くいます。

そんな方々の、同人誌を求める気持ちと損失した機会の無念さにつけ込み、人気のある同人誌の高額転売が毎年後を絶ちません。今回も例外ではなく、現時点(8月14日 13時)では「竹箒」や「海の近くの遊園地」(いずれもサークル名)の同人誌も、メルカリなどのフリマアプリで大量に扱われています。

■「竹箒」と「海の近くの遊園地」が高額転売される経緯

いずれもサークル名だけだと、コアなファン以外はあまりピンと来ないかもしれません。「竹箒」は、『Fate』シリーズや『月姫』、『魔法使いの夜』などを手掛けた武内崇氏と奈須きのこ氏の個人サークル。ゲームブランド「TYPE-MOON」の代表格といえば、より多くの方が理解できるかと思います。

ふたりは商業とは別にこうしたサークル活動も行っており、特に今回は『Fate/Grand Order』や昨年リメイクされた『月姫』にまつわる新刊3冊を用意したため、各作品のファンを中心に大きな注目を集めています。

また「海の近くの遊園地」は、漫画「ハチミツとクローバー」や「3月のライオン」などの代表作を持つ漫画家・羽海野チカ氏のサークルです。しかも今回作った同人誌は、自身が手掛けたゲームキャラクター「オベロン」(『Fate/Grand Order』に登場)のラフスケッチ集。

この「オベロン」は『FGO』の中でも人気の高いキャラクターなので、羽海野ファンだけでなく、『FGO』ユーザーも関心を寄せています。

両サークルの人気ぶりはすさまじく、コミケ開催前に「とらのあな」や「メロンブックス」にて通販用の予約を受け付けたところ、一次受付のみならず直後に行われた二次受付も瞬く間に予定数を終了。頒布前から、需要の大きさを示す形となりました。

いずれも人気の高いクリエイターですし、今回扱った題材は固定ファンも多い作品。また、事前の通販予約で人気ぶりも明らかになってしまったため、転売屋にとって格好の対象になったものと思われます。

■頒布価格を大きく上回る転売価格が横行

あくまで現時点(8月14日 13時)の情報ですが、例えばメルカリでは、羽海野氏の同人誌「黄昏の王国 Lostbelt No. 6 : Fae Round Table Domain, Avalon le Fae」が13,000円~18,000円程度で販売中。

転売と不用品の境目を明確に区別するのは困難ですが、頒布された当日に購入額の2倍~3倍の価格をつけて販売する行為を、ただの不用品処分と言い切るには苦しいものがあります。

「竹箒」の新刊3冊はさらに深刻で、頒布価格3,000円の3冊セットが、メルカリ上では40,000円前後で並んでいます。購入額の10倍超えは、かなり悪質と言えるでしょう。これだけ強気に価格を設定した理由は、3冊セットのうちの1冊「Kaleido works」が通販の予定がない会場限定頒布、という点を踏まえたためかと思われます。

■どちらの新刊も、適正価格で購入できる! 「Kaleido works」は公開予定アリ

羽海野氏の同人誌「黄昏の王国 Lostbelt No. 6」や、「竹箒」の新刊3冊セットの会場頒布分は、いずれもコミケ終了を待たずに完売。会場に出向いても買えない方がいるほどの盛況さを見せつけました。

この時点で手に入らなかった方は、「高額の転売品を買うしかないのか……」と心が揺れているかもしれません。ですが、今からでも両サークルの新刊同人誌を適正価格で買うことは可能です。しかも、通販なので広範囲の方が利用できます。

まず「黄昏の王国 Lostbelt No. 6」は、「とらのあな」にて再販の受注生産受付を行っています。この受付が終わってから印刷するため、届くまでしばらく時間はかかりますが、受注なので品切れの心配はありません。受付期間内(8月31日 19時まで)に申し込めば、確実に「黄昏の王国 Lostbelt No. 6」が手に入ります。

また、「竹箒」の新刊3冊セットのうちの2冊「型月稿本」と「Avalon le Fae Synopsys」も、「とらのあな」と「メロンブックス」にて受注生産受付を実施中です。こちらも受注なので、安心してお申込みください。ただし受付期間は、8月21日いっぱいまで。「黄昏の王国 Lostbelt No. 6」の受付終了日時よりも早いのでご注意を。

そして、「竹箒」の会場限定頒布「Kaleido works」についても、「一部内容を変更して本書のPDFデータを期間限定で公開する予定です」と公式Twitterにてコメント済みです。詳細については続報待ちですが、高額な転売品に手を出さずとも「Kaleido works」を楽しめます。


転売そのものは、実際に禁じられているチケットなどのケースを除き、法に抵触してはおらず、いわゆるグレーゾーンな立場にあります。ですが、倫理や業界の健全化などの面から問題視されているのも事実です。

転売品に手を出すか否かは、今のところ利用者側の判断に委ねられており、それを第三者が止める術はありません。ですが、頒布元が正規のルートを設け、適正価格で頒布しているのであれば、その活用を強くお勧めします。こうした流通が強く支持されることで、転売が絡む余地のない未来がいずれ来るかもしれません。


《臥待 弦》
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