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『Horizon Forbidden West』続編も間違いなく“時間泥棒”! 物語は深まり、戦闘の戦略性が向上、探索も快適に【プレイレポ】

この2月を代表する注目作のひとつ『Horizon Forbidden West(ホライゾン フォビドゥン ウエスト)』。その特徴や魅力に迫るべく、プレイ体験を通したレポートをお届けします。物語面のネタバレはほぼないので、その点もご安心を!

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■広大な世界を探索する醍醐味は、便利機能で快適さもアップ! 気がつけば時間が溶けていく……

『Horizon Zero Dawn』と直接的に繋がっており、当然世界観も共有していますが、舞台となるフィールドは完全に一新。まだ見ぬ大地を探索する楽しさを、また一から味わえます。

本作の舞台は“禁じられた西部”……ですが、開始直後はまずチュートリアル的なフィールドから始まります。ここで、戦闘やフォーカス、そして探索の基本的な操作や手順を学ぶことに。

ちなみに、チュートリアルと言っても侮ることなかれ。廃墟と大自然が融合したフィールドは美しく、対処し甲斐のある機械獣との戦闘や、新要素となる潜水アクションなどを早速楽しめます。またチュートリアルの締めくくりには、ダイナミックな展開と強敵との戦いが待ち受けており、ここまででもちょっとした満足感を味わえました。

この一区切りまでに筆者が費やしたプレイ時間は、余裕の3時間超え。細かいところまで探索したので、さっくり遊べばかなり短縮できると思いますが、寄り道も含めて飽きることなく熱中したのも確か。この部分だけ抜き出した体験版を出しても良さそうなほど、充実したチュートリアルでした。

そして、ここから本格的なオープンワールドが始まります。見渡す限りの大自然、その中で行き先を好きに選べる自由、新たな冒険の始まりに胸が高まるばかり……なのは間違いありませんが、ここもまだ“禁じられた西部”ではなく、その隣接地帯です。禁足地への立ち入りは、そう簡単にはいきません。

このように、『Horizon Forbidden West』で自由に行き来できる範囲は、物語の進行に合わせて段階ごとに広がっていきます。とはいえ、序盤の範囲が限られているからといって探索の醍醐味が薄いわけではなく、筆者はこの最初のエリアだけで8時間近い探索と冒険を楽しみました。

ちなみにこの8時間は、寄り道やサイドクエストだけでなく、戦闘が楽しくてひたすら機械獣を狩っていた時間も含むので、メインクエストに絞って進めればもっと短時間で次のエリアに進むことができます。プレイスタイルに合わせた懐の広さを見せつつ、寄り道派も満足なボリュームが序盤から用意されており、心憎いばかりです。

その後に足を踏み入れる“禁じられた西部”も含めると、冒険する大地は新緑あり荒野あり雪山ありと、気候・景観も様々。待ち受ける機械獣の種類や探索要素も一気に広がり、絶景の中を駆けめぐる圧倒的な没入感が、時を忘れるほどプレイに熱中させてくれます。

この「時を忘れる」は決して比喩ではなく、気がつけば数時間が経過することも度々ありました。やるべきことといえば、必須なのはメインクエストの進行くらいなので、意外とシンプルです。が、“やりたいこと”となると、軽く振り返るだけでも「サブクエスト・修練・探索・機械炉の攻略・素材集め・武具やポーチの強化」など、途端に跳ね上がります。時間がいくらあっても足りず、その“時間泥棒”ぶりに嬉しい悲鳴を幾度もこぼしました。

しかも探索そのものは、豊富なシステムがサポートしてくれるので、広大な世界にただ放り出される“暗中模索感”は皆無。フォーカスからパルスを飛ばす(R3ボタン押し)と、取得できる素材にマーカーがついたり、登坂できる場所がハイライト化されたりと、至れり尽くせり。

また、フォーカスすれば、草むらや壁向こうにいる敵や動物も察知できるので、標的を狙って狩りに励んだり、視界に入らず敵を避けることも容易。設定でUIを極力減らせば、没入感がいっそう増すこと受け合いです。そしてギミック的な攻略に行き詰まった時は、フォーカスを使えば大体突破口が見つかるので、プレイする際は頭の片隅に入れておきましょう。

瓦礫やハッチなどを取り除く「プルキャスター」、滑空により行動範囲が広がる「シールドウイング」、そして前述した潜水などの新要素も合わさり、探索の楽しさが更に進化した『Horizon Forbidden West』。かといって操作は複雑にならず、フォーカスによる視覚的なサポートも強化されるなど、遊びやすさへの気配りが行き届いています。今回の探索も、心地よく時間を奪ってくれそうです。


大ヒットの続編ゆえに、期待が集まるは至極当然の話。そしてハードルが高まると、この期待を超えてくれるのか一抹の不安も湧いてきます。果たして『Horizon Forbidden West』の評価がどのように定まるのか、まだ現時点では分かりません。

ですが、中盤まで遊んだひとりのユーザーとしては、『Horizon Zero Dawn』で楽しかった要素のほぼ全てが受け継がれていて満足し、戦闘における選択肢の多さに興奮を覚え、探索の醍醐味に没頭。その上で遊びやすい調整も施されるなど、理想に近い続編だと感じたことは間違いありません。

物語面に関しても、少なくとも今のところは、ほどよいSF要素がいいアクセントとなり、プレイのモチベーション向上に一役買っています。筆者が注目したアーロイの孤独感は、いつか癒やされるのでしょうか。関心が高まっていく物語の行く末は、今後もプレイし続けて見届けたいと思います。

プレイレポートという仕事を兼ねた上でも、その面白さが微塵も揺らがなかった『Horizon Forbidden West』。前作経験者にも、また未経験のユーザーにも、この体験をぜひ味わって欲しいと感じた1本です。……が、もし時間が許すなら、未経験の方は『Horizon Zero Dawn』から遊んでください! その方が、プレイ体験は更に豊かになりますので!!


《臥待 弦》
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