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『ブラスターマスター ゼロ3』発売記念!「ソフィア-III」巨大ペーパークラフトに挑んだ編集者たちの物語【プロジェ〇トX】

「ソフィア-III」巨大ペーパークラフトが届けられるまで。その知られざる舞台裏。

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『ブラスターマスター ゼロ3』発売記念!「ソフィア-III」巨大ペーパークラフトに挑んだ編集者たちの物語【プロジェ〇トX】
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――2021年夏、千葉・本八幡にあるインティ・クリエイツ本社前。

一台のトラックがフロントライトを光らせながら、ゆっくりとその姿を現した。積み込まれていたのは、赤と白を基調とした見慣れぬ物体。

まっすぐに伸びる砲塔と、どこか未来的な大型車輪。物々しくも、どこか清廉さを放つのは、ゲーム『ブラスターマスター ゼロ』シリーズに登場する超惑星間万能戦闘車両「ソフィア-III」。それを模った巨大ペーパークラフトだ。

これは、シリーズ最新作『ブラスターマスター ゼロ3』の発売前日譚。未曽有のペーパークラフト制作を手掛けた者たちの、汗と涙で彩られた、壮絶な物語である。

♪~(地上のスター/小島みゆき)




◆7月28日/AM8:00



東京都昭島市のとあるスタジオ。照りつけるような日差しの下で、そのプロジェクトは口火を切られた。責任者を任されたのは、インサイド編集部に所属するT下。若干22歳の新米営業マンである。


アブラゼミの声がけたたましく鳴り響くなか、T下はひっそりと声を漏らした。その表情はどこか安堵の色を帯びている。

「本当に、この日を迎えられて良かったです」

T下は、ふとプロジェクトの走り出しを思い返していた。“作る”にすら至らないうちに、次々と立ちはだかった想定外の事態。そんなハードルの数々を回想すると、それはまさに“前途多難”の日々だったと言えるだろう。


脳裏に焼き付いていたのは、最初に協力を仰いだ、とあるペーパークラフト作家の一言だった。

「これはもう、ペーパークラフトじゃないッスね」

――正論だった。

幅約2m、奥行約2.5m、高さ約1.3m。ゲームに登場する「ソフィア-III」の1/3スケール程度となるそれは、もはや紙で自重を支えられないのだ。そして、その事実を気づいてしまったのは、すっかりプロジェクトのGOサインが出てしまった後のことであった。

さらに、神がT下に与えた試練はそれだけではなかった。

台風8号(ニパルタック)。偶然目に入ったテレビ番組でお天気キャスターが、南鳥島近海を北北東に進む熱帯低気圧について警戒を促していた。その向かう先は東京。事前に制作日と決めていた27日~28日にかけて直撃するとアナウンスされていたのだった。





そこからT下の苦渋の日々が続くかと思われたが、特にそんなことはなかった。翌日には、過去に一度インサイドに企画協力をしたことがあるマルチクリエイター・S藤から快諾を得られ、台風8号も予想進路を逸れていった。

「解釈次第じゃダンボールも紙っちゃ紙だわナ」――企画への参加打診時、S藤氏はこう答えた。確かにそうだ。じゃあこれはもう、ペーパークラフトってことでいいよね。そうして、迎えられた28日だったのだ。T下は続けて、小さくこう呟いた。

「暑いですねェ」

――長い長い一日が幕を開けた。

◆7月28日/AM11:00



制作開始から3時間程が経過した頃、インサイド編集部は、それぞれが心の内に焦りを見せ始めていた。そう、このプロジェクトにはタイムリミットが定められていたのだ。

その日の20時00分から22時00分にかけて、インティ・クリエイツ公式YouTubeチャンネルにて配信される「ブラスターマスター ゼロ チャンネル 第8回 発売直前スペシャル!」。


同番組内でお披露目ができなければ、すべてが水の泡に帰してしまう。しかし、各パーツの切り出し作業だけで、既に想定以上の時間を取られていた。T下は呟く。

「……暑いですねェ」

それから慌ただしく組み立てを進めてた様子については、フォトレポート形式でお届けしよう。

まずはタイヤの組み立てから

組み立てたタイヤを連結、土台作りへ

ボディパーツのコアとなる部分を構築

ブースターやカウルなど、細かなパーツも少なくない

S藤の制作スピードは「通常の三倍」

『トリロジー』先行予約特典のペーパークラフトと比較しながら作業を進める

すごい……ジェイソン(主人公)が熱中するわけだ

組み立てたパーツを合体。車両らしくなる

フロントカウルを取り付ける

フロントとリアが完成

上部パーツを順々に取り付けていき……




◆7月28日/PM4:30



パーツを切り出し終えてから、4時間超が過ぎていた。

ついに超惑星間万能戦闘車両「ソフィア-III」巨大ペーパークラフトの完成である。


隅々まで惜しげなく貼り付けられた梱包テープ。明け透けに底部を支えるダンボール箱。まさに「力技」という言葉の使いどころである様相に、後に本八幡で出迎えを行ったインティ・クリエイツ広報担当のN川氏はこんな言葉を残している。

「心意気は伝わってきました」

しかし、まだインサイド編集部には最大の難問が残されていた。この車両を、昭島から本八幡……約70kmに渡る距離を運搬しなければならないのである。ギチッと貼りつけられたテープは、それに耐えうる強度を保つ為であったのだ。さらに、都内は「東京オリンピック・パラリンピック」の真っただ中。想定外の交通規制が掛かっていてもおかしくはなかった。

運送用トラックへ積み込まれる様子を、皆が固唾を呑んで見守った。



「これなら大丈夫ですね」――トラックのドライバーの一言に、T下をはじめとするインサイド編集部は、ひとまず胸を撫でおろした。そうして「ソフィア-III」は、日が暮れはじめた昭島の街へと姿を消していったのだった。

◆7月28日/PM5:00




「運転中はずっと緊張していましたね。だって砲口がずっとこっちを向いているんですもん。記者歴は長いですが、こんな経験は初めてですよ」

トラックを追走していたのは、インサイド編集部のY尾。ダンボールの切り貼り作業と長時間運転で痛めたという腰をさすりながら、真剣な表情でそう話した。


昭島を出発してから2時間後、「ソフィア-III」は夜の都心を駆け抜けていた。神保町付近を走行する頃には、砲塔が少し垂れ、後続車を威嚇することはなくなっていた。“ミュータントしか攻撃しない”――そんな意思が働いたのかもしれない。Y尾は続ける。

「入念に補強はしてあったんですが、全く不安がなかったわけじゃないんですよ。でも杞憂でしたね。パーツが剥がれるようなことは一切ありませんでした。ただ熱帯夜の東京のなか、着実にライフを削られていたようですね」

♪~(頭ライト・尻尾ライト/小島みゆき)


『ブラスターマスター ゼロ』の超惑星間万能戦闘車両「ソフィア-III」。その巨大ペーパークラフトが本八幡に到着したのは同日21時頃。幸運にも規制に引っかかることも、その兵装が都民へパニックを招くようなこともなかった。

トラックが社屋前へと横付けする様子を、インティ・クリエイツのスタッフは拍手で出迎えた。



パーツを丁寧に切り離しコンパクトにしてから、ビル4階の社屋へ。インサイド編集部とインティ・クリエイツのスタッフが協力し、まるで我が子をいたわるように「ソフィア-III」が繊細に運び込まれていく。

途中、一部のパーツがエレベーターにつっかえてしまうこともあったが、それは「力技」で乗り超えた。結局は「力技」がすべてを解決するのである。

そうして――。


生番組の後半、一通の祝電が出演者のもとに届けられた。

「インティ・クリエイツ 西沢様。『ブラスターマスター ゼロ3』および『トリロジー』の発売、おめでとうございます。ささやかですが、お祝いの品を納車させていただきました。人生にゲームをプラスするメディア インサイドより」


そんなメッセージの裏で、ささやかなドラマが繰り広げられていたのだ。


(「ソフィア-III」巨大ペーパークラフトに挑んだ編集者たちの物語 終/制作・著作 インサイド)



本物の“超惑星間万能戦闘車両「ソフィア-III」”が大活躍する『ブラスターマスター ゼロ トリロジー』公式サイトはこちら;http://www.blastermaster-zero.com/jp/zero_trilogy/
《編集部》

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