人生にゲームをプラスするメディア

24年ぶりリマスター『サガ フロンティア リマスター』プレイレポート―オリジナル版の魅力はそのままに、よりわかりやすく遊びやすく【特集】

『サガ フロンティア リマスター』プレイレポ。倍速機能などの機能追加、幻のイベント追加、8人目の主人公など要素盛りだくさん!

ソニー PS4
24年ぶりリマスター『サガ フロンティア リマスター』プレイレポート―オリジナル版の魅力はそのままに、よりわかりやすく遊びやすく【特集】
  • 24年ぶりリマスター『サガ フロンティア リマスター』プレイレポート―オリジナル版の魅力はそのままに、よりわかりやすく遊びやすく【特集】
  • 24年ぶりリマスター『サガ フロンティア リマスター』プレイレポート―オリジナル版の魅力はそのままに、よりわかりやすく遊びやすく【特集】
  • 24年ぶりリマスター『サガ フロンティア リマスター』プレイレポート―オリジナル版の魅力はそのままに、よりわかりやすく遊びやすく【特集】
  • 24年ぶりリマスター『サガ フロンティア リマスター』プレイレポート―オリジナル版の魅力はそのままに、よりわかりやすく遊びやすく【特集】
  • 24年ぶりリマスター『サガ フロンティア リマスター』プレイレポート―オリジナル版の魅力はそのままに、よりわかりやすく遊びやすく【特集】
  • 24年ぶりリマスター『サガ フロンティア リマスター』プレイレポート―オリジナル版の魅力はそのままに、よりわかりやすく遊びやすく【特集】
  • 24年ぶりリマスター『サガ フロンティア リマスター』プレイレポート―オリジナル版の魅力はそのままに、よりわかりやすく遊びやすく【特集】
  • 24年ぶりリマスター『サガ フロンティア リマスター』プレイレポート―オリジナル版の魅力はそのままに、よりわかりやすく遊びやすく【特集】

スクウェア・エニックスより、4月15日(Steam版のみ4月16日)にPC/PS4/ニンテンドースイッチ/iOS/Android向けRPG『サガ フロンティア リマスター(SaGa Frontier Remastered)』がリリースされました。


本作は、1997年にプレイステーション向けに発売されたRPG『サガ フロンティア』をベースに、さまざまな要素をくわえたリマスター作品。グラフィックの高解像度化や倍速機能などの進化だけでなく、オリジナル版での没イベントの追加、幻の主人公「ヒューズ」編の追加など盛りだくさんの内容になっています。


本稿では、24年の時を経てリマスターされた『サガ フロンティア リマスター』について、当時のオリジナル版との変更点を中心にリマスターされた本作の魅力をお伝えしていきます。


なお、今回のプレイレポートはニンテンドースイッチ版にて、Nintendo Switch Proコントローラーを使用して行っています。


『サガフロンティア』とは


オリジナル版『サガフロンティア』がプレイステーション向けに発売されたのは1997年7月11日。第1作『魔界塔士Sa・Ga』から始まるサガシリーズの7作目にあたる作品で、種族や世界観の異なる「リージョン」が連なっている世界を舞台に、7人の主人公によるそれぞれの物語が描かれます。


「フリーシナリオ」「閃き」などシリーズを重ねて培われてきたシステムにくわえ、本作から「連携」システムが初登場。多くの個性的なキャラクターやサブイベント、多彩な装備や技、術などを駆使する派手な戦闘や自由な冒険が楽しめる作品です。


反面、自由なシステムゆえに戦闘で勝てなくなるなどの状況になることも珍しくありません。主人公ごとのシナリオ難易度も異なるため、プレイしてゲームへの理解を深めるやりこみが楽しい本作。カジュアルさと深さを持ち合わせた本作は発売以来根強い人気を誇り、リマスター発表では大きな話題になりました。


種族や戦闘システムなどの説明も含むプレイステーション版のゲーム紹介はこちらの記事をご覧ください。それでは『サガ フロンティア リマスター』について、新機能でどう生まれ変わったのかを紹介していきましょう。


美しいグラフィック、わかりやすいシステム表示!


まず、大きく変わったのがグラフィック面です。キャラクターや背景など、オリジナル版のイメージをそのままに高解像度化。また、セリフのフォントやメニュー画面などの表示もより見やすいように変更されています。セリフでは、オリジナル版と「同じ形の吹き出し」を使用しているのが好印象です。


また、マップ上で「入れる場所」「ダッシュで飛び越えられる場所」が表示されるガイド機能を追加(ON/OFF可能)。入れる場所やフィールド上で行ける場所が分かりづらかった本作ですが、ガイドによって迷うことが少なくなりました。ただし、この機能は一部の隠された入口まで表示してしまうためお気を付けください。


オリジナル版(上)との比較画像


UI面としては、プレイヤーが持っているアイテムや装備品をカテゴリーごとに表示する機能を追加。また、オリジナル版では隠しパラメーター扱いだった耐性などが表示されるようになり、キャラクターのステータスがより詳細に表示されるようになりました。装備品によってステータスが固定で上昇する種族「メカ」が、より扱いやすくなっています。戦闘時にHP/LP表示が見やすくなっているのもありがたい部分です。


そのほか、各キャラクターの現在のストーリーと「次にどうすればいいか」を示してくれるシナリオチャート機能を追加。本作は「戦闘回数が増えると敵が強くなる」システムが搭載されているため、シナリオ進行で迷って敵と戦い続けていつの間にか勝てないレベルの敵だらけに……という事態を防げるユーザーフレンドリーな新機能です。


倍速機能や退却で戦闘がより快適に!


本作にはイベントや移動、戦闘速度などを最大3倍速まで変更可能な倍速機能を搭載。倍速機能は同社の『ファイナルファンタジー』シリーズのリマスター版などでも導入されている便利機能です。速度はオプションで設定できるほか、ゲーム中にワンボタンで変更も可能です。


本作は仲間探しやイベントなど、多くのマップを探索する機会が多く、移動の倍速機能は非常に便利です。しかし、「NPCに当たると会話になる」「狭い道に入る通路が多い」仕様のため、3倍速にするとむしろ不便に感じる場面も。速度はワンボタンで切替可能なので、状況に応じた切り替えをすることで本機能をうまく使いこなしましょう。


戦闘の倍速機能も、ゲームのテンポを良くするのに大きく貢献。本作は派手な演出の技が多く、連携すると等速で数十秒かかることも珍しくありません。もちろん派手な演出で大ダメージは見ていて気持ちいいのですが、連戦が当たり前の本作ではこの倍速が非常にありがたく感じます。なお、オプションで「技を閃いたときだけ等速に戻す」設定もできるため、本作の醍醐味でもある"閃き"の喜びを損なわずに楽しめます。


戦闘ではそのほか、戦闘回数をカウントせずに退却できる機能が追加。退却後はエンカウントした敵シンボルが消えるため、退却し続けてダンジョンを一気に進むなどの攻略法も可能です。ただし、一部の戦闘は退却できません。本作は戦闘で負けてもコンティニューできないため、要所要所でのセーブは忘れないようにしましょう。


また、本作にはセーブデータを引き継いで新たにゲームを始められる「New Game+」モードが追加されています。引き継ぎ要素はステータスやアイテム、技のほか敵の強さランクなど細かく設定可能。2周目から強化済みの仲間を探して加入させることで、より快適にスピーディな攻略も可能です。


グラフィックだけでなく、さまざまな要素がわかりやすく、より遊びやすくなっているリマスター版の本作。実際のプレイ感覚としてもオリジナルの良さが活かされていました。


モンスター吸収時に削除出来る能力を選べるようになってます。


8人目の主人公!没シナリオ!追加要素が嬉しい


そして今回の目玉となる追加要素に「8人目の主人公」「アセルス編の没シナリオの追加」があります。これらの要素は、オリジナル版発売の当時出版されていた攻略本「サガフロンティア解体真書」「サガフロンティア裏解体真書」でも存在が明かされていたもの。どちらもスケジュールや容量の都合により削除されていましたが、24年の歳月を経てついに日の目を見ることになったのです。


8人目の主人公「ヒューズ」編は、ゲーム内でも登場するIRPO捜査官・ヒューズを主人公としたもの。ヒューズ編のシナリオは特殊なもので「クリアした他の主人公のシナリオに介入する」という内容です。そのため、それぞれのシナリオは短いのですが、メイン主人公視点では見られなかった裏側なども描写されています。


また、ヒューズ編の特徴として「全ての主人公を仲間にすることが可能」というものがあります。他のルートでは決して仲間にならない「レッド」「ブルー」も仲間にできるのはこのシナリオだけ。また、オリジナル版では仲間にならなかったIRPOの捜査官「レン」を仲間にすることも可能です。


また、特定条件を満たすことで各主人公シナリオの全ラスボスに挑むことができるなど、ヒューズ編は本作の新たなやりこみ要素を担っています。介入しているシナリオの目的を目指さなければかなり自由な行動もできるため、アイテム集めなどにも活用できそうです。


もう一つの大きな要素、アセルス編での没イベント追加。詳細はネタバレになるため紹介しませんが、序盤の展開や「とある場所」でのイベント追加、オリジナル版のアセルス編では仲間にならなかったキャラクターの加入イベントなどが増やされています。中でも再序盤のイベントが増えたことで、少々複雑なアセルス編の導入が少しわかりやすくなった印象です。


オリジナル版ファンお馴染みのあの「裏技」も健在!


オリジナル版『サガフロンティア』には、ある有名な「裏技」があります。それは「アイテムを拾える"ジャンク屋"で無限に漁れる」「換金アイテム"金"の価値変動システムを利用したお金稼ぎ」というものです。


この2つの裏技はあまりに有名でゲームバランスに影響を与えかねないため、リマスター版では当然削除されていると思っていました。とりあえず試してみようと目的のジャンク屋へ。やり方は説明しませんが、とある手順を踏んでみたところ……できました!無限アイテム漁りが残っていたのです!


これはもしや、と思い"金"も試してみましたがこちらも問題なく成功。そのほか、当時でもネタにされていたいくつかの部分はほとんど再現可能でした。システムを含め、多くの要素を作り直している今作において、わざわざこの裏技を残している理由は「ファンサービス」以外に考えられません。


そういった意味でも、いかに本作がオリジナル版の要素を大切にしているかが理解できます。


もちろん本屋でのセリフもそのまま。


ここまで紹介してきた『サガ フロンティア リマスター』。筆者はオリジナル版を何度もクリアしているのですが、新要素を含めてもこれはオリジナル版『サガフロンティア』ファンが納得できるリマスターであると自身を持っておすすめできます。当時の没シナリオ復活など、ファンにとって喜べる要素がたくさん詰まっており、ここで紹介している以外にも、一部のバランス調整など変更点は多岐にわたります。


退却や引き継ぎなどを含め、いくつかのゲーム難易度に関わる要素もありますが、これらは使用を強制されるシステムでもありません。また、ゲーム開始時に「追加要素なし」を選ぶことで退却や追加シナリオなどの無いバージョンでもプレイ可能。純粋に遊び方の幅が広がっている部分として高く評価したい部分です。


もちろん本作から初めてシリーズを触るというプレイヤーでも楽しめること間違い無しの本作。ごった煮世界「リージョン」の冒険、閃きや連携による派手な戦闘、個性豊かな主人公のストーリーなど、より遊びやすく美しくなった本作で遊んでみるのはいかがでしょうか。


サガ フロンティア リマスター』は、PC(Steam)/PS4/ニンテンドースイッチ/iOS/Android向に配信中です。


なお、筆者が本作を購入して「本当に良かった!」と思った部分にライブラリーモードがあります。ライブラリーでは、ゲーム内の幕間で使用されるイラストの閲覧のほか、本作で使用される楽曲がフルで視聴可能なのです。筆者は起動してから、この実質サウンドトラックとも言えるライブラリーをしばらく堪能していました。


《Mr.Katoh》

この記事の感想は?

  • いいね
  • 大好き
  • 驚いた
  • つまらない
  • かなしい

編集部おすすめの記事

特集

ソニー アクセスランキング

  1. 25本以上のPS5向け新作タイトルを開発中、内半数は新規IP―年内に品薄解消の計画も

    25本以上のPS5向け新作タイトルを開発中、内半数は新規IP―年内に品薄解消の計画も

  2. 今どこで買える? 販売方法は? 「PS5」の販売情報まとめ【5月12日】─「キッズリパブリックアプリ」の抽選受付は19時59分まで

    今どこで買える? 販売方法は? 「PS5」の販売情報まとめ【5月12日】─「キッズリパブリックアプリ」の抽選受付は19時59分まで

  3. 『原神』新★5キャラ「エウルア」の詳細公開!クールに見えておちゃめな一面も?元素スキル・爆発の性能も明らかに

    『原神』新★5キャラ「エウルア」の詳細公開!クールに見えておちゃめな一面も?元素スキル・爆発の性能も明らかに

  4. 『L4D』開発元の新作ゾンビFPS『バック・フォー・ブラッド』4日早く遊べる“限定版”が発売決定!

  5. 『バイオハザード ヴィレッジ』ゲームの舞台「村」はただの通過点にあらず!恐ろしくも心強い“拠点”として活躍

  6. 『探偵撲滅』第1章をまるまる遊べる体験版が配信開始!「無能」「外道」「社畜」等の癖者探偵を指揮して事件解決を目指せ

  7. 映画「武器人間」監督が『バイオハザード ヴィレッジ』登場クリーチャーの類似性を指摘【ネタバレ注意】

  8. 『バイオハザード ヴィレッジ』知って得する生き残るための10のコツ!カラスを撃つといいことが…?【初心者Tips】

  9. 今どこで買える? 販売方法は? 「PS5」の販売情報まとめ【5月10日】─『FF7R インターグレード』まであと1ヶ月! PS5の需要が高まる恐れも

  10. 『Apex Legends』で猛威を振るう新武器「ボセックボウ」の弱体化が予告―ボドカ氏に端を発する「#弓おもんな消せ」がトレンド入りしたほどの強武器

アクセスランキングをもっと見る