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『ウマ娘 プリティーダービー』の育成は、普通の競馬ゲームとひと味違う!? “ローグライク”を思わせる成長がRPGファンの心をくすぐる!

遊びがいのある育成パートは、キャラを育てるRPGが好きな方にもオススメです。

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『ウマ娘 プリティーダービー』の育成は、普通の競馬ゲームとひと味違う!? “ローグライク”を思わせる成長がRPGファンの心をくすぐる!
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iOS/Android向けに正式サービスを開始するや否や、SNSなどで大きな盛り上がりを見せている『ウマ娘 プリティーダービー』。想定を超えるアクセスが集まって急遽メンテナンスを実施するなど、その人気ぶりは過熱の一途を辿っています。

それだけの人々を魅了する要素は多数あり、決して「ウマ娘」たちの可愛さだけのゲームではありません。モチーフになった名馬たちを「ウマ娘」の特徴へと落とし込み、ビジュアル・ストーリーの両面で豊かに表現。そのこだわりぶりなどは、目を見張るばかりです。

また、ゲーム性について賞賛する声も多く、つい繰り返し遊んでしまう人が後を断ちません。しかも、競馬ゲームを好む層のみならず、普段そういったジャンルを遊ばないユーザーたちの多くも、本作にどっぷりとハマっています。


実は筆者も競馬ゲームの経験がほとんどなく、『ダービースタリオン』シリーズを軽く触れたほかは、『ソリティ馬』をトロフィーコンプ寸前まで遊んだ程度。『ソリティ馬』はタイトルからもお分かりの通り、定番の競馬ゲームではなく、カードゲーム「ソリティア」の要素を含む独特なゲーム性を持つ作品でした。

その『ソリティ馬』の独自性こそが、日頃競馬ゲームに親しんでいない筆者のプレイ意欲を心地よくかき立て、競馬の世界を楽しく味わわせてくれたのだと思います。そして、この時に感じたのと近しい手応えを、『ウマ娘 プリティーダービー』にも覚え、今回もまんまと「ウマ娘」たちの育成に邁進する日々を送っています。


既に遊んでいる方ならば、敢えて説明するのも野暮な話かと思いますが、「話題になってるのは知ってるけど、どういうゲームなのかは知らない」という人も少なくないでしょう。そこで今回は、特に筆者が特徴的だと感じた『ウマ娘 プリティーダービー』の育成パートについて、本作未体験の方々へ向けて紹介させていただきます。

0からの成長はやっぱり楽しい!─育成好きなRPGファンには特にオススメ



まず最初に、筆者が実感したポイントについて述べさせていただきます。『ウマ娘 プリティーダービー』の育成パートに「ローグライク系RPG」の醍醐味を感じ、そこをきっかけに虜となりました。

一般的な競馬ゲームの育成は、作品によって異なる場合もありますが、基本的には「競走馬となる仔馬を育成する」「育成しながらレースに出場させる」「成果や時期を見て、競走馬から引退」「引退した競走馬が、種牡馬や繁殖牝馬となり、子を成す」という流れがあり、生まれた子をまた育成することで、最初へと戻ります。

といっても、ただサイクルを繰り返すだけではありません。優れた成長を見せた競走馬の血を受け継げば、更なる素質を持つ馬へと成長する可能性を持ちます。子、孫、ひ孫と代を重ねるに従って、(身も蓋もない言い方をすれば)基本ステータスや成長性が向上し、どんどんと強い馬が生まれていくわけです。


こうした、血統による成長を積み重ねていく楽しさが、競馬ゲームが持つ醍醐味のひとつ。ですが、同じく競馬をモチーフとした『ウマ娘 プリティーダービー』の育成は、やや違った趣を見せています。

『ウマ娘 プリティーダービー』には、育成パートに関わる2種類の「ウマ娘」がいます。それは、「育成ウマ娘」と「継承ウマ娘」。「育成ウマ娘」は、まだ育成していないウマ娘。対する「継承ウマ娘」は、育成パートを終えて成長した後のウマ娘です。


ひとりの「育成ウマ娘」につき、2人の「継承ウマ娘」を設定します。「継承ウマ娘」からステータスや適性を継承し、「育成ウマ娘」はより強いウマ娘へと成長します。そして成長し終えると、新たな「継承ウマ娘」としてプレイヤーの手持ちに加入。もちろんこの「継承ウマ娘」は、今後育成する際、継承側として設定できます。

育成を通して強くなり、成長が終わった後は継承側として育成をサポートする。この点だけ見ると、他の競馬ゲームと同じような印象を受けます。ですが、ゲーム的に見ても大きく異なるところがひとつあり、それは「育成ウマ娘」は常に「育成ウマ娘」のまま、という点です。


前述の通り、一般的な競馬ゲームは、競走馬から生まれた子を代々育成していきます。ですが、「育成ウマ娘」はあくまでベースに過ぎません。ゲームシステム的に言えば、「育成ウマ娘」をセットして育成すると、「継承ウマ娘」が生成されて増えるのです。育成が1回終わる度に、「継承ウマ娘」がひとり増え、「育成ウマ娘」自体に変化はありません。

この説明だけだと分かりにくいと思うので、ここでローグライク系によく見られる成長システムに置き換えてみます。ローグライクの場合、キャラクターは常にLV1でスタート。剣や盾などの装備品も、初期段階で弱いまま。そこから冒険に突入することで、キャラのLVは上がり、装備品をよりよいものへ持ち替えたり、強化して少しずつ強くなります。

そして冒険から戻れば、キャラの強さはリセットされ、LV1に逆戻り。しかし、装備品は持ち越すことができ、次の冒険は「ちょっと強くなった装備品」に助けられながら、前よりも少し楽な状態で挑めます。


この例の「キャラ」に当たるのが「育成ウマ娘」で、「ちょっと強くなった装備品」が、生成された「継承ウマ娘」です。「育成ウマ娘」自体は、育成パートを経ても成長しません。成長の成果はすべて、育成終了後に生成される「継承ウマ娘」が引き継ぎます。

常にLV1状態の「育成ウマ娘」を、育成が終わった「継承ウマ娘」の支援でより強く成長させる・・・それが『ウマ娘 プリティーダービー』の育成であり、筆者が感じたローグライク的な醍醐味でした。

血を受け継ぎ、代を重ねることで一族自体が強くなっていく競馬ゲームは、もちろん他にない楽しさを持ち合わせています。ですが、いつでもLV1から始まることで、毎回異なる変化や大きな伸びしろを体験できるのも、新鮮味と手応えのある面白さが詰まっています。


『ウマ娘 プリティーダービー』は、この「LV1から育てる楽しさ」を何度も味わえる、RPG好きにも嬉しいゲーム性を備えていました。これは、実際にプレイするまで分からなかった魅力のひとつで、嬉しい誤算に他なりません。しかも、「継承ウマ娘」の更新を通して「代を重ねる楽しさ」もあるなど、美味しいところを網羅してくれる『ウマ娘 プリティーダービー』。その盛り沢山な贅沢ぶり、脱帽する他ありません。




厳密に言うならば、「育成ウマ娘」から「継承ウマ娘」が生成されるので、ローグライクのキャラ・装備品の関係性とはやや異なりますし、覚醒や才能開花で「育成ウマ娘」を強化することもできます。ですが、「競走馬の子を直接育成する」のではなく、「基礎となるキャラを外部要因(継承ウマ娘など)で底上げして育成に挑む」という切り口に、プレイ意欲を刺激されたのも事実です。


さすがに、この育成システムだけで「ローグライクファンにもお勧め!」とまでは言えませんが、RPG的な育成が好きな方──特に、RPG好きの中でも「一人前まで育てるまでの過程が大好き」という持つ方なら、プレイを一考する価値が十分あると思います。


いい意味で、普通じゃない競馬ゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』。ゲームライフにまたひとつ、新たな作品が加わりそうです。
《臥待 弦》
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