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『オーディンスフィア レイヴスラシル』本日1月14日で5周年─“リクリエイト”でゲーム性も大きく変化! 名作を更に進化させた意欲作の魅力に迫る

PS2版をただ綺麗にしただけじゃない! ゲーム性に影響を与えるほどの一新ぶりをご覧あれ。そして、発売予定の新フィギュアも可愛すぎます。

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卓越したアートワークが支える美麗なグラフィックや、各ジャンルの魅力を掘り下げたゲームシステムの数々など、多彩な特徴を持つゲーム作品を数多く生み出してきたヴァニラウェア。

同社の代表作と言えば、ジュブナイルとSFを融合させ、群像劇による物語の厚みや少年心をくすぐる戦闘パートなどで大きな話題を集めた『十三機兵防衛圏』が記憶に新しいところでしょう。

また、独特の語り口とやり込み甲斐のあるアクション性を合わせ持つ『ドラゴンズクラウン』、鮮やかな世界描写と爽快感を極めたバトルで魅了する『朧村正』などもあり、印象深い作品を挙げるだけでも枚挙に暇がないほどです。


そして、名作『オーディンスフィア』も、欠かすことのできない存在です。『プリンセスクラウン』で一躍注目を集めた神谷盛治氏が率いるヴァニラウェアの名を、『オーディンスフィア』で知った方も多いはず。

この『オーディンスフィア』は、PS2ソフトとして2007年5月に発売を迎えました。北欧神話をモチーフとしながらも、5人の主人公視点で展開する独自のストーリー展開は巧みに折り重なり、叙事詩と呼べるほどの壮大な物語を紡ぎ出します。また、こだわりを感じさせるグラフィックの美しさや、歯応えのあるアクションなどにも支えられ、良作・名作として当時語られました。


ですが、『オーディンスフィア』の展開はそれだけでは終わりません。PS2版が発売されてから8年以上が経過した2016年1月14日に、PS4/PS3/PS Vitaソフト『オーディンスフィア レイヴスラシル』が登場。かつての名作が、装いも新たに蘇る形となりました。

『オーディンスフィア』ファンやヴァニラウェアのファンを驚かせた『オーディンスフィア レイヴスラシル』の発売から、本日1月14日でちょうど5周年。今回は本作のアニバーサリーを祝い、当時の名作がどのような形で蘇ったのか、PS2版からいかなる進化を見せたのか、その魅力について振り返ってみたいと思います。


なお、本記事で使用している画像は全て『オーディンスフィア レイヴスラシル』のものとなります。

“リクリエイト”に相応しい進化を遂げた『オーディンスフィア レイヴスラシル』



PS2ソフト『オーディンスフィア』は、神谷氏によるキャラクターデザインを始め、美しくも個性的な世界を見事に描き出しました。ビジュアル面は当時すでに高い完成度を誇っていましたが、本作『オーディンスフィア レイヴスラシル』では、全グラフィックをHD化。画面構成も時代に合わせて16:9へと変更し、更にPS4/PS3版はフルHDにも対応します。


PS2版の時点で十分美しかった世界は、解像度の向上により、一層鮮やかなビジュアル表現を獲得。この点については、どれほど言葉を費やすよりも、『オーディンスフィア レイヴスラシル』のゲーム画面を直接見ていただくのが一番の近道かと思います。

また、美しくなっただけでなく、新たな背景も追加。キャラクターが置かれた状況を視覚的に伝えてくれる背景は、臨場感や没入感に大きな影響を与えます。意識しないと気づきにくい点ですが、目立ちにくい部分にも力が注がれていることが分かります。


もちろん進化した点は、見た目だけでありません。プレイヤーキャラクターのアクションを一から作り直し、全面的に刷新。しかも、全キャラでガードと回避行動が可能となり、敵との戦い方に大きな変化が訪れます。


また、POWゲージに関する変更点も、バトルの爽快感に影響を及ぼしました。このPOWゲージは、大雑把に説明するとスタミナのようなもので、PS2版では通常攻撃やサイファースキルなどを使うたびに減少。そのため、どこまで攻撃するか、その見極めが非常に重要でした。


しかし『オーディンスフィア レイヴスラシル』では、通常攻撃によるPOWゲージの減少を撤廃。この変更で戦いのテンポは大きく変わり、よりスピーディーな立ち回りを楽しめるバトルに生まれ変わりました。なお、メルセデスのみ通常弾の発射でもゲージを消費しますが、遠距離攻撃という特性を考えると納得のバランス取りと言えます。


バトルといえば、敵キャラクターも重要な要素でしょう。こちらも新規の敵キャラが追加されたほか、AIも全体的に作り直され、中には攻撃アクションが増えた敵も。PS2版をやり込んだ方にとっても、油断出来ないバトルが楽しめました。


変化した点が多岐に渡るため、今回は深く取り上げませんが、戦闘の幅を広げてくれる「サイファー」にも手が入り、各主人公の個性がより際立つ形となりました。ショートカットによる発動も可能なので、バトルの楽しさをより後押ししてくれます。

この他にも、ステージ構成の全面刷新やチェックポイント間のジャンプ機能、ステージギミックの多数追加など、変化した点は多方向に渡っています。そのため、見た目、ゲーム性、そしてプレイ体験に至るまで、新たな刺激に満ちた作品となりました。


ですが、『オーディンスフィア レイヴスラシル』の素晴らしさは、新たな変化が加わっただけではありません。こうした新要素を余すところなく味わえる通常の本編のほかに、進化したグラフィックをPS2版のゲームシステムで楽しめる「クラシックモード」も用意。従来の戦い方が好きな方は、当時のゲームシステムで『オーディンスフィア レイヴスラシル』をプレイできるのです。


PS4など幅広い対応ハードで遊ぶことができ、ビジュアルも各ハードに合わせて向上。戦闘は、コンボとガード・回避によるテンポアップしたバトルへ変化。当時から完成していた重厚な物語を、時代に合わせて変化したプレイ感で楽しめるようになった『オーディンスフィア レイヴスラシル』は、名作を名作以上の存在に生まれ変わらせた1作と称しても過言ではないでしょう。

しかも進化のみに注力せず、「クラシックモード」も搭載させ、PS2版のファンにも真摯な姿勢で向き合った点も非常に好印象です。


かつての名作を新たな形で新規ユーザーに届け、従来のファンの思い出も損なわず、そして作品自体に深い愛情を持って接したヴァニラウェア。リマスターやリメイクではなく“リクリエイト”によって最誕した、新しくも懐かしい名作『オーディンスフィア レイヴスラシル』を、この機会に遊んでみてはいかがでしょうか。

また直近の動きとしては、「モーリィの出張レストラン」をモチーフに立体化した「オーディンスフィア レイヴスラシル モーリィの出張レストラン」も見逃せません。

グウェンドリン、ベルベット、メルセデスの3種類があり、モーリィやテーブル、キッチン道具などを含むフルセット版も用意。作中での1シーンを可愛らしく再現しており、フルセットで飾るとボリューム感も満点です。


時間が流れても“リクリエイト”され、関連商品が展開するなど、多くの方々に『オーディンスフィア』は愛され続けてきました。今回注目した『オーディンスフィア レイヴスラシル』も、そんな足跡のひとつでしょう。その輝きを、改めて思い出してみるのも一興です。


《臥待 弦》
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