人生にゲームをプラスするメディア

『マリオカート ライブ ホームサーキット』は開発会社のアプローチから始まった─AR以上の「複合現実」を実現させた開発者のメッセージ動画に迫る

制作の原点や意外な裏話などが飛び出しました。

任天堂 Nintendo Switch
『マリオカート ライブ ホームサーキット』は開発会社のアプローチから始まった─AR以上の「複合現実」を実現させた開発者のメッセージ動画に迫る
  • 『マリオカート ライブ ホームサーキット』は開発会社のアプローチから始まった─AR以上の「複合現実」を実現させた開発者のメッセージ動画に迫る
  • 『マリオカート ライブ ホームサーキット』は開発会社のアプローチから始まった─AR以上の「複合現実」を実現させた開発者のメッセージ動画に迫る
  • 『マリオカート ライブ ホームサーキット』は開発会社のアプローチから始まった─AR以上の「複合現実」を実現させた開発者のメッセージ動画に迫る
  • 『マリオカート ライブ ホームサーキット』は開発会社のアプローチから始まった─AR以上の「複合現実」を実現させた開発者のメッセージ動画に迫る
  • 『マリオカート ライブ ホームサーキット』は開発会社のアプローチから始まった─AR以上の「複合現実」を実現させた開発者のメッセージ動画に迫る
  • 『マリオカート ライブ ホームサーキット』は開発会社のアプローチから始まった─AR以上の「複合現実」を実現させた開発者のメッセージ動画に迫る
  • 『マリオカート ライブ ホームサーキット』は開発会社のアプローチから始まった─AR以上の「複合現実」を実現させた開発者のメッセージ動画に迫る
  • 『マリオカート ライブ ホームサーキット』は開発会社のアプローチから始まった─AR以上の「複合現実」を実現させた開発者のメッセージ動画に迫る

現実世界のラジコンカートとゲームが連動する、これまでにない新たなレース体験を提供する『マリオカート ライブ ホームサーキット』。発売日の10月16日が徐々に迫っていますが、リリースに先駆けて様々な新映像が公開されています。

その映像の中には、本作の詳細に迫るものもあれば、開発に携わった「Velan Studios」に所属するクリエイター陣のメッセージ動画もあり、この話題作について様々な角度から語られています。

今回は、メッセージ動画の中で明かされた制作話や、本プロジェクトの立ち上がりなどをピックアップし、まとめて紹介させていただきます。まだ動画を見ていない方は、本記事で様々な話をご覧ください。

テストドライブの体験からマリオカートに繋がり、任天堂とのパートナーシップに至る



“魔法のような変革を起こすゲーム”を作るべく立ち上げられたVelan Studiosは、「何か新しいものをつくる」という唯一のルールを掲示。その理念に支えられた彼らが、2017年の夏に挑んだテストドライブこそ、『マリオカート ライブ ホームサーキット』の原点でした。

この時に実験で作ったラジコンカーにはドローンカメラが付いており、その体験について「スピード感は素晴らしかったが、ディスプレイゴーグルでは気持ちのいいものではありませんでした」と映像内で語られています。

そして、ディスプレイを外して手に持った時に「これはスイッチで出来る!」と気づき、『マリオカート ライブ ホームサーキット』へと至る道筋となりました。また、「私達はマジックの兆しを感じたのです」といった表現からも、当時の体験が新たな可能性に満ちていたことを窺わせます。


このプロトタイプには「マリオカートの感触があった」ため、任天堂のマリオカートチームに触って確かめてもらいたいと考えたとのこと。実際にデモを任天堂サイドに見せた際には、「次から次へとプレイしに来てくれた」「フィードバックは非常にポジティブ」「みんなが笑顔になっているのを見ることができました」といった反応が得られた模様。こうして、任天堂とVelan Studiosの素晴らしいパートナーシップが始まりました。

『マリオカート ライブ ホームサーキット』にあるのは、ARを超えた「複合現実」



開発話のひとつとして語られたのは、初期段階のブレイクスルーとなったアイテムボックスの実装について。速いスピードで動くカートに対して、表示位置をずらすことなく、現実世界に実際に置かれているように見せるのは「大きなチャレンジだった」と告白。そのため、「実際に機能した時はとても勇気づけられた」と、当時の想いを明かします。

このように、カートなどの現実世界とデジタルな要素が互いにゲームプレイに影響しあう仕組みについて、「我々はこのゲームをAR以上のものとして、複合現実(mixed reality)と呼んでいます」と表現。前述のアイテムボックスにも当てはまりますが、「複合現実」への挑戦について、この他にも様々な形で語られています。


例えば、アイテムの「ワンワン」は、わんぱくな犬を散歩する体験から発想を得たとのこと。ゲーム内の「ワンワン」は、色んな方向にカートを引っ張るアイテムですが、犬の散歩という現実がゲームと交差して生み出されたというのはユニークな秘話でしょう。

また、「一定時間無敵になり、自動で走る」という効果を持つ「キラー」を任天堂サイドに披露した時の様子を、「たった今作ったばかりのコースに沿って、カート自身が自動でテーブルの下をくぐり、椅子をよけながら進んだ。これには全員が驚きました! 多くの笑顔がありました」と説明。操作していないのに、現実世界のカートが自動で動く。しかも、ゲームと連動する形で。この事実は、かなりの衝撃をもたらしたようです。


ですが、現実世界とゲームをこのような形で結びつける「複合現実」の技術は、当時まだ確立されていませんでした。当然、「複合現実」を使ったゲームデザインのルールもありません。そこでVelan Studiosが出した結論は、「自分たちでつくればいい」といった力強いものでした。その答えがもうじき形となり、10月16日にユーザーの手元へと届きます。




メッセージ動画ではこの他にも、本プロジェクトに関する任天堂の姿勢や、多くの技術が詰め込まれたカートについて「本質的にはタイヤのついた小さなゲーム機です」と語る場面など、多彩な内容が盛り込まれています。

発売まで残り2週間を切っているので、この機会に公式サイトで見られる最新情報や映像などをチェックし、当日に向けて心の準備を整えてみてはいかがでしょうか。また、メッセージ動画についてもっと知りたい方は、直接映像をご覧ください。



■『マリオカート ライブ ホームサーキット』公式サイト
https://www.nintendo.co.jp/switch/rmaaa/index.html
《臥待 弦》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

任天堂 アクセスランキング

  1. 『あつまれ どうぶつの森』島の名前アイデア50選!命名に迷っている人は要チェック

    『あつまれ どうぶつの森』島の名前アイデア50選!命名に迷っている人は要チェック

  2. 『マリオカート8 デラックス』初心者ドライバーが勝つための8つのポイント

    『マリオカート8 デラックス』初心者ドライバーが勝つための8つのポイント

  3. 『スプラトゥーン3』で真っ先に慣れたいジャイロ操作のコツ―初心者はまず、思わず傾く体をこらえて!

    『スプラトゥーン3』で真っ先に慣れたいジャイロ操作のコツ―初心者はまず、思わず傾く体をこらえて!

  4. 【特集】『スーパーマリオ オデッセイ』小ネタ12選!知ればマリオの旅がもっと楽しくなる!?

  5. 『あつまれ どうぶつの森』ホラーで有名な「アイカ村」が再び夢で登場……! 恐怖の島を体験せよ

  6. 『スマブラSP』これさえ読めば超初心者も戦える!大乱闘の基本を5項目でチェック

  7. 『スプラトゥーン2』このギアが超かわいい10選!キュートにバトルするならこの新ギアを着よう

  8. 『あつ森』大型アプデを120%楽しむために“データ消去”してイチから始めてみた体験記

  9. 『あつまれ どうぶつの森』風呂やプールに入る裏技が発見される!?いろいろな家具の中に入ってみた

  10. 『MOTHER2』インパクトありすぎな敵キャラ10選

アクセスランキングをもっと見る