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『パワプロ2020』キャラクターボイス実装記念!あのメガネの相棒、矢部明雄をあなたはどこまで知っているか?

『パワプロ』が誇るメガネのアイツ、矢部明雄に声がつくでやんす!これを記念して矢部くんを大特集するでやんすー!

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衝撃の発表に驚いた方も多かったのではないでしょうか。

『パワプロ』シリーズの最新作『eBASEBALL パワフルプロ野球 2020』にて、お馴染みの眼鏡キャラ・矢部くんのキャラクターボイスを声優の大谷育江さんが担当することが発表されました。


26年の歴史を誇る『パワプロ』こと『実況パワフルプロ野球』シリーズ。思えばスポーツゲームに実況を初めて取り入れたゲームですが、近年は登場キャラクターへのボイス実装も徐々に始まっており、最新作にて遂に矢部くんやダイジョーブ博士といったレギュラーキャラにもボイスが実装される運びとなりました。

国民的なキャラクターを多数演じられている大谷育江さんの起用という事もあり、発表時にはTwitterで「矢部くん」がトレンド入りするほど話題に。

この脚光の浴び方は、1997年発売の『パワプロ4』から常に「サクセス」モードに登場している矢部くん史上瞬間最大風速に間違いない!今こそ、この旬なキャラクター矢部くんを紹介しなければ!そんな熱意に駆られて特集をしてしまったでやんす。

「メガネ」「やんす」「オタク」「仲間想い」


先ほどから「矢部くん矢部くん」と呼んでいる彼ですが、矢部明雄というれっきとしたフルネームが存在します。初登場はNINTENDO64で発売された『パワプロ4』。以降、ほぼ全ての作品で俊足の外野手として登場していますが、実は登場当初は内野手でした。

特徴は何と言っても分厚い瓶底メガネと、常に口にする「でやんす」という特徴的な語尾。そのメガネの下の素顔を見たものは誰もいないとされ、ゲーム界でも歴史ある謎のひとつ。『パワプロ9』のOPアニメーションではダイビングキャッチをした際にメガネが吹っ飛ぶアクシデントがありましたが、次のカットでは普通に装着していたので不思議な力が働いているのかも知れません。

問題のシーン(『パワプロ9』より)

その口調についても、どんなにシリアスな場面でもヤンスヤンスと言い続ける姿に少し辟易しているユーザーの声も。少し調査してみたところ「やんす」というのは昔の上方、つまりは関西地方で使われていた方言だそうです。なので矢部くんは関西出身、かと思いきや矢部という苗字自体は関東地方に多いという統計も出ており、ルーツについては謎に包まれて……というのは筆者の深読み。

3Dになると更にメガネの厚さが気になる(『パワプロ2014』より)

オタクキャラとして定着しており、中でも『ガンダーロボ』というロボット作品がお気に入り。作中に登場する犬にガンダーと名付けたり、野球の練習を休んで限定グッズを買いに行ったりというイベントも定番に。野球一筋の主人公とは対照的にミーハーで、よく「知らないんでやんすか!」と色々説明してくれるのは面倒ですが助かります。

お調子者で可愛い子にはすぐデレデレしてしまう癖はありますが、主人子を事故から救ってくれたりバレンタインにチョコを貰えなかった仲間として励ましてくれたりと、基本的に友達想いで心優しい良いヤツです。主人公がキャプテン就任を断った場合には代わって指名されるケースも多く意外と人望は厚いと思われます。

※画像は『パワプロ2018』サクセスモードより

俊足センター・矢部明雄


なんと言っても『パワプロ』は野球ゲームですから、選手としての能力も重要。矢部くんは歴代シリーズで一貫して俊足が持ち味のタイプとして描かれており、絆を深めることで実行できる「友情タッグ練習」も走力練習で発動します。

基本シナリオを進めるだけで評価が上がりやすい矢部くんの友情タッグ練習は有難いのですが、走力練習で主に入手できる“敏捷ポイント”は割と余りがちなポイントでもあったり……。

※画像は『パワプロ2018』サクセスモードより

ゲームのOPではよくダイビングキャッチを披露しているように作中では「1番センター」を任される矢部くんですが、近年の作品ではすっかり「チャンスに弱い」特殊能力が定着してしまっており、元々高くない打撃力が好機では一層心許ない感じに。

また、守備範囲に対して補球能力が低いこともあって大事な場面でポロポロしがちなので、肩の弱さも相まって控えに追いやられるケースもチラホラ。

そんな一長一短ある能力の矢部くんですが、作品によってはある条件を満たすことで覚醒イベントが発生し能力が大幅に上昇するケースも。そもそもサクセスモードで主人公がプロ入りに成功する際には矢部くんも同時にドラフト指名されているので、ポテンシャルは高いのでしょう。やれば出来る、それが矢部くん。

強力になって帰ってきた男・矢部くん。なおチャンスにはまだ弱い(※画像は『パワプロ2018』より)

華麗なる矢部一族


ここまでの紹介で「矢部明雄」のちょっぴり面倒な部分と、それでいて何故か嫌いにはなれない絶妙な立ち位置についてはご理解いただけたことかと思います。しかし矢部くんを語るにはまだ紹介しなければいけない存在がいます。

実は歴代の『パワプロ』や派生作品では矢部くんが登場できない場合に「矢部くんそっくりの別人キャラクター」が登場するのがお決まりになっており、あまりに似通ったその容姿から(実際の血縁関係は不明ですが)ファンの間では「一族」と呼ばれています。

ここからは、矢部くんを語る上で欠かせない「一族」の存在を紹介させてください。

◆一族File.1:ヤーベン・ディヤンス
※画像は『パワプロ2018』より

パワプロくんがアメリカへ留学した際、流石の矢部くんも同行できなかった所に現れたアメリカ人選手。本家とは違って守備位置こそ二塁手ですが、それ以外は基本的に金髪の矢部くんです。親日家で日本語が上手いという設定も矢部くんのマニアぶりを彷彿とさせ、当然、語尾は「でヤンス」。流石にファミリーネームの設定が雑なのが見どころでヤンス。

◆一族File.2:矢部田亜希子
※画像は『パワプロ2018』より

シリーズで初めて女性が主人公となった白薔薇かしまし学園編で登場した女性版矢部くん、通称「ヤベッチ」です。一人称は「オラ」で語尾は「だべ」と口調は本家と違いがありますが、野球愛とマニア魂は同じかそれ以上。能力的には矢部くんに比べて非力ですが、マイナスな特殊能力がないのでヤベッチの方が有難いという声も。

◆一族File.3:矢倍萌雄
※画像は『パワプロ2018』より

得てして人気あるものには類似品が登場するのが世の常ですが、なんと矢部くんにも偽物キャラが登場しており、それがこの矢倍(やばい)くん。あるシナリオでは、主人公のそっくりさん「ニセプロくん」とのコンビで主人公たちの前に立ちはだかるという、中々アツい展開を見せてくれます。ちなみに雰囲気が似ているだけで能力的は矢部くんより強力で、特にやんすとも言いません。

※姉 矢部徳子
ちなみに『パワプロ6』では本当に矢部くんの血縁者である実姉・矢部徳子さんが彼女候補キャラクターとして登場したという過去も。メガネでもなければやんすとも言わない正統派の美女で、矢部くんの素顔は自分似という重要な情報を持った女性でした。その後はたまーにシリーズ作品に登場しています。矢部くんが義兄になる可能性もあるということですね。

◆その他多数のメガネ一族の皆さん
これまで20年以上に渡って続いてきたサクセスモードや派生作品の歴史の中で、矢部くん一族は数えきれない人数が登場してきました。珍しく捕手を守れる「矢部兼」くん、戦国時代を生きた「矢部ノ助」くん、フランス人の「ヤベール・デヤスン」くん、別世界から来た「矢部門」くんなどなど……。

携帯機向けに展開された『パワポケ』シリーズでは作品ごとに亀田、凡田、落田など、必ず「〇田」という名前で「やんす」と話すメガネ一族が登場しており、シナリオ的にも結構重要な役割を担いがちでした。こちらが印象に残っているというファンの方も多いことと存じます。

画面上の野手が矢部一族だらけに。なお投手は別のメガネキャラにお願いしました(画像は『パワプロ2018』より)

矢部一族は今なお増殖を続けており、その正確な人数については誰も正確に把握することは出来ていないとかナントカ。ちなみにこれだけの人数がいるので矢部くんオンリーの野球チームが作れるかと思いきや、投手専門の一族は未だに登場していません。あくまで“名脇役”という事なのでしょうか。

矢部くんの声を聴いてみよう


ここまでの紹介で初めての方も懐かしい方もすっかり矢部くんという人物に詳しくなったことでしょう。それではいよいよシリーズ最新作『eBASEBALL パワフルプロ野球 2020』のPVで公開された矢部くんのお声を聞いてみましょう。


皆さんの持つ矢部くんのイメージに比べてどうでしょうか。やはり国民的人気をモンスターや心を盗む怪盗団の相談役など、名相棒キャラを数々演じてこられた大谷育江さんだけあって、物凄く親しみが感じられます。

この矢部くんになら、やる気を下げられても、マイナス特殊能力がついても、タイムリーエラーをされても許せてしまう。いや、すみません、それは少し言い過ぎました。

兎にも角にも、この度はゲーム界を代表するベテラン脇役キャラである矢部くんが、令和の時代にキャラクターボイスという新たな一面を手に入れました。数多の矢部一族の皆さんも殆ど同じ声でイメージして良いハズです。

思えば今作より作品名から「実況」が外れて、本タイトルのeSportsシーンを象徴する「eBASEBALL」を冠するようになりました。お馴染みのキャラたちにもボイスが搭載され、シリーズの新たなイメージを生み出す最初の作品になる!のかも知れないでやんす。
《ハル飯田》

よく遊び、よく喋る関西人 ハル飯田

1993年、大阪府生まれ。一旦は地元で公務員になったものの、ゲームが好きすぎて気付いたらフリーライターに。他メディアではeスポーツ選手や競技シーンの魅力を発信することに注力したり大会でキャスターを務めたりもするのだが、インサイド&ゲムスパではもっぱら好きなゲームについて語ることで安らかな気持ちになっている。

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