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「PSP」本日12月12日で15周年─手のひらに収まる高画質は衝撃の一言! 購入に苦労した思い出や懐かしいのソフトなど、読者の思い出もご紹介

「プレイステーション・ポータブル」が、本日15周年を迎えました。このアニバーサリーを祝い、PSPの魅力や懐かしいタイトルを振り返りたいと思います。また、読者の思い出やお気に入りの1本などもご紹介!

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それまで任天堂ハードが圧倒的な地位を築いていたコンシューマ業界を、3D表現に特化した「プレイステーション」で切り込み、ゲーム史に残る活躍を刻んだソニー・コンピュータエンタテインメント(現 ソニー・インタラクティブエンタテインメント)。

その後も、後継機となる「プレイステーション2」(以下、PS2)や「プレイステーション3」などをリリースし、いずれも確かな存在感を発揮。現在の最新ハードとなる「プレイステーション4」も、世界的に支持を集める名ハードとして親しまれています。

ですが同社の躍進は、据え置き機に限った話ではありません。メモリーカードの機能も合わせ持った「ポケットステーション」は、最小級の携帯ゲーム機のひとつと言えるでしょう。『どこでもいっしょ』がブームを巻き起こした頃は、このポケットステーションを持ち歩いた方も多かったのでは。

そして、同社が放つ本格的な携帯ゲーム機として登場したのが、2004年12月12日に発売された「PlayStation Portable(プレイステーション・ポータブル)」です。「PSP」という通称でも親しまれたこのハードは、任天堂が展開していた携帯ゲーム機とは異なる切り口を武器に、携帯ゲーム業界に乗り込みました。

意欲的な挑戦を行ったPSPが、このたび15周年を迎えました。そこで今回は、PSPが持つ魅力や忘れがたいゲームソフトなどの思い出などを通して、時代を駆け抜けた名機を振り返りたいと思います。

◆高画質でリッチなゲーム体験を提供─遊びの幅も広がり、利便性も向上していく「PSP」



PSPの特徴といえば、まずはグラフィック性能の高さが外せません。それまでの携帯ゲーム機は、据え置き機と比べると画質の面でどうしても見劣りする傾向にありました。据え置き機と違い、表示するための画面が必要な上、持ち運びに適した軽さも求められ、更に価格も手頃でなければなりません。

これらの難題をクリアし、同時に高画質のゲーム画面を可能としたPSPは、まさに衝撃的な存在でした。当時の最新ゲーム機だったPS2にも迫るほどの美しい画面が、手のひらに収まっている──スマートフォンの普及などまだ夢にも思わない時代に登場したPSPが大きな注目を集めたのは、ごく自然な結果と言えます。

画質が向上したことで、場所を選ばず遊べるゲーム体験がよりリッチになりました。しかし、恩恵はそれだけではありません。その高画質を活用するコンテンツのひとつとして映像ソフトが販売され、今のスマホのように「携帯する画面で映画を見る」といったスタイルも可能に。昨今では当たり前の視聴スタイルも、当時は画期的だったのです。

また、PC経由で動画や音楽のデータを移動させたり、PSPのセーブデータをPCに保存したりと、PCとの連携で遊びの幅が広がるハードでもありました。

高画質のゲームが遊べて、映像や音楽も楽しめる。そんなPSPは、バージョンアップを経て更に進化を遂げます。PSP-2000で本体性能がアップしたのはもちろん、専用ケーブルを介してTV画面への出力が可能となり、PSPのゲームを大画面で遊べるようになりました。ゲーム画面が縁取りのある状態で出力されるのが少々残念ですが、それでも手元の画面がより大きく表示されるというのは、やはり嬉しいポイントです。また、一部の対応TVならば、全画面での表示も可能でした。

また、ロード時間を改善してくれる「データインストール」も、ユーザーが待望した進化のひとつでした。対応ソフトのみですが、メモリースティックにデータを記憶し、ロード時間の短縮を実現。ロード回数が多かったり、データ量の多いゲームを遊ぶ時は、特に助かる機能でした。

画質の向上やPCとの連携などで、携帯ゲーム機の楽しみ方を広げたPSPですが、本領はやはりゲームにあります。続いては、PSPを代表したタイトルや、筆者個人の思い出などに触れていきます。

◆PSPを支えた代表作から、著者の偏った思い出のソフトまで



PSPを代表するタイトルといえば、多くの方が真っ先に思い浮かべるのは『モンスターハンターポータブル』シリーズでしょう。本シリーズの発端はPS2から始まりましたが、このハンティングアクションはPSPでも大ヒット。PSPソフト全体の売り上げの中でも、『モンスターハンターポータブル』シリーズが上位を占めるほどです。

『モンスターハンターポータブル 2nd』と『モンスターハンターポータブル 2ndG』で、ハンターデビューを果たした方も少なくありませんし、ナンバリングを進めた『モンスターハンターポータブル 3rd』も大ヒットを記録。「PSPを持ち寄って遊ぶ」という文化を大きく後押ししたのも、この『モンスターハンターポータブル』シリーズでした。


この『モンハン』の成功がマルチプレイアクション全体を大きく盛り上げ、『ファンタシースターポータブル』シリーズや『GOD EATER』シリーズもPSPから飛び出します。『GOD EATER』は、最新作がPS4やニンテンドースイッチ、Steamなどに今年登場したばかりですし、『ファンタシースター』シリーズは現在オンラインゲームが展開中。いずれも息の長い活躍を続けています。

またPSPは、『ファイナルファンタジー』シリーズの新展開が多かったのも印象的です。作品を超えてクロスオーバーし、夢の競演が楽しめる『ディシディア ファイナルファンタジー』、新たな世界観を切り開き、アクション性を盛り込んだバトルも好評だった『ファイナルファンタジー零式』、『FFVII』の前日譚を描いた『クライシスコア ファイナルファンタジー』など、いずれもPSPから生まれたタイトルです。

もちろんこの他にも数多くの作品で賑わいを見せましたが、その全てに注目するにはあまりにも数が膨大なので、ここからは筆者の手元にあるタイトルをいくつか紹介させていただきます。


クリアした作品の多くは押し入れにしまってあるため、手が届く範囲にあるのはごく一部ですが、それでも個性的な作品が揃っています。DSソフトからシリーズが始まり、中盤をPSPが受け継ぎ、現時点の最後の作品は3DSでリリースされたという遍歴を持つ『セブンスドラゴン』シリーズ。その3作目に当たる「セブンスドラゴン2020-II」も、先が読めない展開で刺激的なRPGでした。

刺激と言えば、『AKIBA'TRIP PLUS』も外せません。注目点は何と言っても、“相手の衣服を脱がす”ストリップバトル。ド直球のお色気要素ですが、戦う相手(と自分)は吸血鬼のような存在なので、素肌が太陽に晒されるのは致命的。こう見えて、命懸けのバトルを繰り広げるゲームなのです。また、シナリオの完成度も高く、個人的に“リメイクして欲しいPSPソフト”ベスト5に入ります。

RPGでは、こちらも推したい『ペルソナ3 ポータブル』。PS2版をベースとし、新要素を追加。特に大きいのは、女性主人公の追加でしょう。見た目が変わるだけでなく、主要メンバーの対応にも違いが見えるので、PS2版を経験済みの方にもお勧めです。こちらも、どうか是非リメイクを。


PSPはADVも豊富でした。閻魔大王が持つ書物に収められた謎めいた事件の真実を見つける、という展開だけ見るとトンデモ系に見えるかもしれませんが、その内容は本格的な推理系ADVだった『トリックロジック』は、非常に遊び甲斐のある作品でした。綾辻行人氏や有栖川有栖氏、我孫子武丸氏などがシナリオを担当しているので、推理好きならば挑んで損のない一作です。

ADVといえば、原作のある作品も少なくありませんが、そういったケースは完成度にバラツキが出ることも。しかし『GA-芸術科アートデザインクラス.Slapstick WONDER LAND』は、原作の雰囲気をゲーム上でも再現し、ファンの期待に応えてくれた良作です。ちなみに、本作のオリジナルキャラクター・マリは、原作である漫画にも出演。こういった交流も、ファン心をくすぐります。他機種版もありますが、『428 ~封鎖された渋谷で~』を携帯して遊べたのもPSPならではでした(今はスマホ版もあります)。


このほかにも、往年の名作STG『スペースインベーダー』に新たな風を吹き込んだ『スペースインベーダー エクストリーム』、人気作品を新たな形で表現した『新世紀エヴァンゲリオン2 造られしセカイ -another cases-』、こちらもリメイク希望・・・というか続編大希望の『タクティクスオウガ 運命の輪』などもあります。

ソフトを見ると、当時の思い出なども蘇ります。この15周年を機に、懐かしい作品の数々に想いを馳せてみるのも一興でしょう。このアニバーサリーに向け、読者の方々からの思い出が届いているので、そちらも合わせてご覧あれ。



PSPの思い出は、読者の胸の中にも! 生の声をたっぷりお届け
《臥待 弦》
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