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『キン肉マン マッスルショット』リアルイベント開催!原作者・ゆでたまごが明かす友情パワー「辛い時に相棒がいて良かった」

スマートフォン向けアクションRPG『キン肉マン マッスルショット』が配信開始4周年&『キン肉マン』(原作・ゆでたまご)が連載40周年を迎えました。

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スマートフォン向けアクションRPG『キン肉マン マッスルショット』が配信開始4周年&『キン肉マン』(原作・ゆでたまご)が連載40周年を迎えました。それを記念し、公式リアルイベント「祝!キン肉マン連載40 周年 炎のMUSCLE SPRING FESTIVAL2019」が3月29日、東京都・ヒューリックホール東京で開催されました。

左から「ナイツ」塙宣之氏と土屋伸之氏、「ゆでたまご」原作担当:嶋田隆司氏、作画担当:中井義則氏、ホリ氏

同日は、漫画家ユニット・ゆでたまご先生(原作担当:嶋田隆司氏、作画担当:中井義則氏)、アニメ『キン肉マン』の主題歌を歌った串田アキラ氏、『キン肉マン』が大好きなお笑い芸人ホリ氏、「ナイツ」塙宣之氏と土屋伸之氏、マッスルショットガールズ(ぽろチン、つまちゃん、はるにゃん、まいまい)が登場し、『キン肉マン マッスルショット』新猛襲バトルの先行プレイやトークショー、ライブペインティング、豪華グッズが当たる大抽選会などが実施され、大盛況でした。

串田アキラ氏

普段はイベントに出演することが少ない中井義則氏も参加した原作者トークショーや質問タイムでは、嶋田氏と中井氏がお互いを「相棒」と呼び合い、マンガ『キン肉マン』のテーマである「友情パワー」を体現する2人の絆が来場者だけでなく、共演者にとっても印象的な様子でした。本稿では裏話満載のトークショーを中心にイベントレポートをお届けします。

■『キン肉マン』誕生秘話




40周年を迎えたものの、「デビューしたのがついこの間のよう。あっという間だった」と振り返った嶋田氏。小学4年生の時分に、休み時間にテストの答案用紙の裏側などに絵を描いてストーリーを考え、クラスメイトを集めてお話をしていたそうで、その中でキン肉マンが生まれたと明かしました。「子供は筋肉が好きじゃないですか。笑いのネタになるので。キン肉マンの話があまりにも受けたので、大学ノートにコマを割って描くようになった」(嶋田氏)。

当初の『キン肉マン』は『週刊少年ジャンプ』(集英社)連載時とは違い、変身ヒーロー物語で「浮浪者が変身するための光線を浴びるとキン肉マンになる」という設定。嶋田氏は『キン肉マン』の「キン」が漢字でなかったことについて、まだ小学4年生で「筋」が書けなかったのが理由だと伝えましたが、「今から振り返れば、漢字じゃなくて良かったと思う」と、小学生低学年でも覚えやすい『キン肉マン』の名前が結果的に最善だったと感じているようです。

小学5年生で友だちになった中井氏が、嶋田氏の“キン肉マンの原案”を見せてもらったところ、「それまでマンガを読んだことがなかったんですけど、面白くて腹抱えて笑いました」と衝撃を受けたと明かしました。

■キン肉マンの額にある「肉」の文字は、当初はニンニクだった!?




その後、『週刊少年ジャンプ』(集英社)のマンガ賞に『キン肉マン』で応募することに決めた際、キン肉マンのデザインを見直したところ、額に描いたニンニクの絵がいまいち何の絵か伝わりにくいので、「肉」に変えたことで現在のキン肉マンのデザインになりました。

中井氏が連載当初(単行本1巻発売くらいまで)は、東京で1万4千円の風呂無し共同トイレのアパートに住んでいたという話になると、ネット上でもよく書かれている「読者からの大量のはがきで嶋田氏のアパートの床が抜けた」エピソードについて訊くことに。当時は読者から作中で活躍する「超人募集」が大好評であったため、嶋田氏は「集英社を通して、3万6千円風呂無しの下宿先にたくさんはがきが届けられたんですが、あまりの重さで床がたわんで抜けたんです」と明かしました。

■初めて読者アンケート1位を取った回は「テリーマンVSザ・魔雲天」





続いて、ホリ氏、「ナイツ」塙氏と土屋氏が事前アンケートで答えた「お気に入りの超人」「一番強いと思う超人」などを嶋田氏、中井氏と一緒に語るコーナーへ。「ベストバウトはどの試合?」では、中井氏が「テリーマンVSザ・魔雲天」を挙げました。


黄金時代だと評される当時の『週刊少年ジャンプ』(集英社)連載作品の中で、中井氏は「テリーマンVSザ・魔雲天の巻頭カラーの回で初めて読者アンケート1位を取ったんですよ」と思い入れが強いことを伝えました。「それまで2位になることはあったんですけど、単行本11巻くらいですので、1位を取るまで3年くらいかかりました」(嶋田氏)。


また、「ドリームマッチを組めるなら?」と訊かれた嶋田氏が、「もうずっと言っていますがキン肉マンVSテリーマン。ずっと取ってあるんですよ」と答えました。テリーマンがキン肉マンの親友であり、「宇宙超人タッグトーナメント」で優勝した際のパートナーであることから、白黒ハッキリつけた直接対決は未だに描かれていない対戦カードですが、対決するための公な理由がないと実現が難しいのが現状です。「超人オリンピックとかじゃないと難しいけれど、テリーマンはオリンピックを苦手としているので…」(嶋田氏)。

「ナイツ」やホリ氏が手描き超人をプレゼンするコーナーも



■中井氏が一番描きやすい超人と、難しい超人は?


ライブペインティングでは、観客の前で中井氏がキン肉マン、ウォーズマン、ロビンマスクの3体の超人を描いてくれました。




どのような手順で描くのかが見られる大変貴重な機会でしたが、中井氏は「丸顔は難しい」と輪郭からしっかり描いていました。ちなみに、一番描くのが難しい超人は顔が3つもある「アシュラマン」だそうで、「ラーメンマン」は比較的手間がかからないと明かしました。


■超人の必殺技はどうやって考えているの?


読者から寄せられた質問に嶋田氏と中井氏が答えるコーナーでは、「筋肉バスター」や「パロ・スペシャル」など超人の必殺技をどう考えているのか、質問が寄せられました。嶋田氏は「僕の頭の中にあるのを言葉では伝えきれないんで、相棒(中井氏)の職場に行って実際に技をかけて伝えています」と回答しました。

中井氏も「受けるしかない。真夜中に大の男同士が組んでほぐれつつしているわけですよ」と明かし、実際には超人の技なので再現できるわけではないため、良いあんばいでイメージを掴むしかない中、嶋田氏が考える一番上手くいった技が「筋肉バスター」だそうです。

その後も、「ティーパックマンの紅茶の味」を訊かれ、中井氏が「スリランカ産紅茶のセイロンティー」と答え、嶋田氏が1003人分は飲ませられる量をキープしていると明かしたり、「想定より活躍した超人」がラーメンマンで、「捨てキャラのつもりだったけど、読者から大変な人気でスピンオフ作品も生まれた」と嶋田氏が明かしたり、また新たにファンの間で豆知識が更新される場となりました。

「ナイツ」がこの日のために用意した『キン肉マン』漫才を披露

■「友情パワー」を感じさせるゆでたまご先生の絆


最後は、出演者全員が登壇し、「キン肉マンを歌えるのは本当に嬉しいので、筋肉が続く限り歌い続けたい」という串田氏と一緒に、キン肉マンの主題歌「キン肉マンGo Fight!」を熱唱。




嶋田氏や中井氏も串田氏にマイクを向けられて歌う一面もあり、ペンライトを振る観客との一体感が感じられました。また、嶋田氏と中井氏はどちらかが亡くなるまで『キン肉マン』を描き続けると、ファンに嬉しい言葉を贈りました。

同イベント終了後、嶋田氏と中井氏に囲み取材の場が設けられたのでインタビューをお伝えします。

――嶋田先生は40年があっという間だと仰いましたが、作品が世代を超えてずっと愛されてきたことを、改めてお2人はどのように感じていますか?

中井義則
2世代で『キン肉マン』を観ていますという話を良く聞くんですが、正直、大変嬉しいです。お父さんが子ども達にアニメを観せてくれたり、言い回しを教えてくれたりといった話を聞くと、そのお子さんがまた大人になって自分の子どもに『キン肉マン』を伝えてくれたら、これ以上の喜びはないですね。

嶋田隆司
僕にとってはあっという間の40年でしたけど、今日こうして、たくさんの人が足を運んでくれて、中には自分のお子さんも連れて来てくれた方もいて、ナイツさんのように『キン肉マン』に影響されてお笑い芸人になったという方もいるのを見ると、やっぱり40年はすごい歳月だったんだなと改めて感じました。作品がちょっとでも影響を与えられたのかなと思うと、すごく嬉しいし、それを糧に僕らはこれからも描いていきたい。

――この40年間で一番辛かったことは?

嶋田隆司
楽しいことのほうが多かった中で辛かったのは、ずっと集英社で描いていたんですが、専属をやめてフリーになった期間ですね。10年間くらい、色んな出版社で描いていたんですが上手くいかなくて、また集英社に戻って『キン肉マンII世』を連載するようになり、僕らは集英社が一番合っていたんだなと感じました。

その苦しい時代に、一番思ったのは相棒(中井氏)がいて良かったことです。相棒がいなかったら、(漫画家を)辞めていたかもしれない。当時、相棒は家族がいましたし、「なんとかしないとな」という気持もありました。

ただ、辛くても毎週ご飯を一緒に食べに行く日を決めていて、顔を合わせ続けたことで気持が折れなかった。まさに友情パワーだと思います。

中井義則
正直、一番楽しかったのが『キン肉マン』を連載していた最初の3年間くらいで、読者アンケートで1位を取ってからは、「大きな荷物を背負ってしまった」感じで、プレッシャーとの戦いでした。辛かったというわけではないのですが、自分にとっては非常に厳しかったですね。今は肩の荷を下ろして仕事ができるんですが。

あと、相棒が先ほど言いましたが、ペンを持てない時期が数年あったんです。それが一番辛くて、早くペンを持ちたいと強く思う中で、もう一度『キン肉マン』を描きたいなという気持ちが芽生えてきました。その間も2人で会って食事したり話したりしたんですが、振り返ると「嶋田と一緒だったら、どんな困難も乗り越えられるな」という安心感はありました。

「SHOWROOM」視聴者は2万6千人突破


大抽選会は豪華すぎる景品にファン歓喜


■『キン肉マン マッスルショット』ログインで超人「まだまだいくぞ キン肉マン(★6)」をプレゼント&「大感謝祭」第二弾を開催中!!




4月1日が「運命の5王子」の誕生日であることを記念し、超人「まだまだいくぞ キン肉マン(★6)」を、ログインしたすべてのプレイヤーにプレゼントします。さらに現在は「キン肉マンの日」を記念して、29個の「超人玉」プレゼントも実施中です。

また、キャンペーン「マッスルしよっと!キン肉マン連載40周年記念&マッスルショットリリース4周年記念 大感謝祭 第二弾」を開催中。この「大感謝祭 第二弾」では「花束を集めようキャンペーン」を開催しており、期間中は特定のバトルで出現する敵「花束をもったキン肉マン」を倒すと、「花束」を手に入れることができます。

この「花束」を集めた数に応じて、「★5保証サービスガチャ権」や最大24個の「超
人玉」などの報酬を獲得可能。また、「大感謝祭 第二弾」では、「連載40周年
&マッスルショット4周年記念SPログインボーナス 第二弾」も実施中です。



◆ゲームのDLはこちらから
《乃木章》

現場に足を運びたい 乃木章

フリーランスのライター・カメラマン。アニメ・ゲームを中心に、親和性のあるコスプレやロリータ・ファッションまで取材。主に中国市場を中心に取り上げています。

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