2012年8月の創業と同時にKickstarterを開始、モダンなVRの先陣を切ったOculus。翌年3月には最初の動作モデルであるDK1を出荷開始、2014年のフェイスブックの子会社化を経て、今年3月から最初の製品版の出荷を開始しました。
先駆者であるOculusですが、最初の「Oculus Rift」は予約者に行き渡っておらず、出荷の遅れが伝えられています。その点について池田氏は「この場を借りてお詫び申し上げる」とコメント。池田氏が個人的にオーダーしたHTC Viveはすぐに到着したということで、ハードウェアを長年手掛けてこられた先輩方に多くを学ばせていただきたいと述べていました。
最初の製品の出荷が開始されたばかりではありますが、今後も「Oculus Touch」という指に装着して遊ぶコントローラーの登場が予定されています。このように、更に広がっていく可能性について尋ねられた池田氏は「触覚などより快適なVR体験を実現するための様々な研究をしています。必要性と実現可能性を両方見ているところですが、一段上の体験ができるならば提供していくことになるでしょう」と話していました。
VRの将来像については「将来的にはメガネサイズになり、一人一つ、常にVRに繋がって生活するような未来が来ると思います。VRの世界に行く、ではなく、現実と仮想の区分けの意味がなくなり、世界を拡張するような存在になっていくはずです。そういう未来に求められるものを作っていきたい」と語りました。
「将来のVRはメガネサイズになる」Oculusの池田輝和氏が語る未来像
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