人生にゲームをプラスするメディア

最近の「ぬいぐるみ」はコミュ力が凄いらしい…名前や好みを記憶、抱きしめると反応。キスセンサーも搭載

昔ながらの玩具「ぬいぐるみ」。その造形や素材、肌触りといった素朴な部分で、なでたり抱いたりすることが、癒しになってくれる存在だ。こうしたベーシックな要素もさることながら、新しいテクノロジー要素を採り入れた「新世代ぬいぐるみ」も多数登場している。

その他 玩具
「コミクマ」外観
  • 「コミクマ」外観
  • 「なんでしってるの!?しゃべくりハッピー/ラッキー」
  • 「コミクマ」同士でスタンプをやりとりする
  • 「コミクマ」動作とスタンプの例
  • 「コミクマ」に搭載されたセンサ
  • 「しゃべくりラッキー」アプリでのキーワード登録画面
  • 「しゃべくりラッキー」アプリでのキーワード登録画面
 昔ながらの玩具「ぬいぐるみ」。その造形や素材、肌触りといった素朴な部分で、なでたり抱いたりすることが、癒しになってくれる存在だ。こうしたベーシックな要素もさることながら、新しいテクノロジー要素を採り入れた「新世代ぬいぐるみ」も多数登場している。

 たとえば、それほど最近のものでなくても、しゃべったり笑ったり、動作したりするぬいぐるみは、比較的これまでも存在している。近年はさらに、デジタル技術の進歩を採り入れたものが、ちらほら出てきている。

 そんななか今回、KDDIがコンセプトモデル「コミクマ」を開発したことを発表。一方タカラトミーは「しゃべくりハッピー/ラッキー」を4月末より販売開始することを発表した。いずれも“ユーザーとのコミュニケーション”ということに焦点を当てた、デジタルぬいぐるみの新機軸だ。

 KDDIの「コミクマ」(Comi Kuma)は、au未来研究所が開発した、“ぬいぐるみ型コミュニケーションツール”のコンセプトモデル。通信モジュールと12個のセンサを内臓しており、抱きしめる(大好き)、頭をなでる(おはよう)、キスする(チュ)、うつぶせにする(疲れた)などの動作を行うことで、全11種類のスタンプから、ぬいぐるみの動きに合ったスタンプが送信可能となっている。

 スタンプは、別のコミクマで受信でき、胸のリボン(ディスプレイ部分)に表示される。これにより、一対のコミクマを、離れた親子・祖父母と孫などが可愛がることで、スタンプのやりとりを行うことが可能となっている。文字ではなく直感的に感情が伝わるスタンプのため、お年寄りや子どもでも理解できるとのこと。

 タカラトミーの「なんでしってるの!?しゃべくりハッピー/ラッキー」は、無料のアプリで11項目のプロフィール(名前や苦手な食べ物、将来なりたい職業や、最近楽しかったことなど)を入力し設定することで、おしゃべりをカスタムできるぬいぐるみだ。ぬいぐるみならではの「やわらかさ」や抱き心地はそのままに、音声認識機能を搭載し特定の単語に反応する。

 「○○ちゃんはピーマンが嫌いなんだよね?」 「○○ちゃん 今度どこいこうか~!」など、ユーザーの名前を呼びながら、その人に合った1000通り以上の自然なおしゃべりが可能だという。歌やゲームを楽しむこともできる。知らない言葉を聞いても、「なんとなく対話システム」で会話が成立するというから楽しそうだ。

 撫でてあげると反応する「なでなでセンサー」、話しかけると反応する「おはなしセンサー」の2種類のセンサーを搭載。おしゃべりしながらうんうんとうなずく「うなずき機能」も搭載している。これにより、うなずきながら「そうなんだ」「すごいね!」「それほんと?」と受け答えするなど、自然で心地よいコミュニケーションを体感できるとのこと。価格は9000円(税抜)。

 ネットスラングではよく話題になる「コミュ力」(こみゅりょく)だが、新世代ぬいぐるみのほうが、コミュ力が凄そうだ。

「新世代ぬいぐるみ」はコミュ力が凄い! 名前や好みを記憶、抱きしめると反応

《冨岡晶@RBB TODAY》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

その他 アクセスランキング

  1. ニコニコ動画の「@ピザ機能」が提供終了へ…往年の歴史を彩った名(迷)機能が16年の歴史に幕を下ろす

    ニコニコ動画の「@ピザ機能」が提供終了へ…往年の歴史を彩った名(迷)機能が16年の歴史に幕を下ろす

  2. エアリス派とティファ派から熱い意見が殺到!「FF7のヒロインはどっち?」【アンケート結果発表】

    エアリス派とティファ派から熱い意見が殺到!「FF7のヒロインはどっち?」【アンケート結果発表】

  3. 『ウマ娘』が森永製菓「板チョコアイス」とコラボ!パキッと響く“ウマ”さに舌鼓を打つ、マックイーンたちのコラボグッズ当たる

  4. 『ウマ娘』人気の影響は一過性? それとも……昨年盛り上がった「ナイスネイチャ」誕生日寄付の“今”に迫る

  5. 【特集】ユーザーへの挑戦状「壮大に仕組まれたARG(代替現実ゲーム)」

  6. 『遊戯王 マスターデュエル』で新事実発覚! 実は「暗黒界」の人々は優しかった!?

アクセスランキングをもっと見る