「倫敦大法廷殺人事件」は、ユニバーサルスタジオジャパンの「バイオハザード・ザ・エスケープ」などを手がけたSCRAPによるリアル脱出ゲームです。「バイオハザード・ザ・エスケープ」では、お化け屋敷と化した巨大フィールドを舞台に繰り広げられましたが、今回は倫敦大法をモチーフにしたスタジオが舞台。一般的なリアル脱出ゲームとは異なり、証言や証拠品からムジュンを見つけ出すというユニークなシステムがポイントです。
■ストーリー
時は19世紀末。倫敦の大法廷で 突然起こった殺人事件。 その容疑者となったのは、日本から留学中の新米弁護士、成歩堂龍ノ介。あらゆる証拠や証言が 龍ノ介の犯行を裏付けている。あなたは龍ノ介の無実を信じ、この不可解な事件に立ち向かう弁護士。
陪審員の評決が下されるまで残り１時間。証拠を吟味し、現場検証し、名探偵シャーロック・ホームズと共にこの絶体絶命の状況から逆転無罪を勝ち取れ。謎を解いて、 圧倒的に不利な証拠、証言を覆し、龍ノ介の無罪を証明できるか!?
時は19世紀末。倫敦の大法廷で 突然起こった殺人事件。 その容疑者となったのは、日本から留学中の新米弁護士、成歩堂龍ノ介。あらゆる証拠や証言が 龍ノ介の犯行を裏付けている。あなたは龍ノ介の無実を信じ、この不可解な事件に立ち向かう弁護士。
陪審員の評決が下されるまで残り１時間。証拠を吟味し、現場検証し、名探偵シャーロック・ホームズと共にこの絶体絶命の状況から逆転無罪を勝ち取れ。謎を解いて、 圧倒的に不利な証拠、証言を覆し、龍ノ介の無罪を証明できるか!?
本稿では、6月24日に開催されたプレスプレビューの体験レポートをお届けします。
ここ最近“熱い”というワードを多用してしまっているため、あまり“熱い”と表現したくはないのですが……今回の「倫敦大法廷殺人事件」、オープニングからもの凄く熱いんです。といいますのも、本作はゲームと同じ演出が使われており、オープニングでは成歩堂龍ノ介と御琴羽寿沙都が登場。もちろん3Dモデルでぬるぬる動くだけはなく、フルボイスという豪華仕様です。
これは「倫敦大法廷殺人事件」のためだけに作られた映像であるほか、ゲーム本編とは違い、ゲーム内の登場キャラクターたちがプレイヤーを認識していますので、リアルとゲームがシンクロするように作られています。
そんな熱いオープニングの後は、いよいよ謎解きのスタート。参加者は6人一組となり、“突然起こった殺人事件の容疑者・成歩堂龍ノ介の無実を立証”するため、机に置かれている証人の証言と証拠品からムジュンを探すことになります。
もしムジュンを見つけることができれば、証言と証拠品を1セットにして「異議あり！」と裁判官に異議を申し出ることができます。この時、かならず「異議あり！」と大きな声で叫ぶ必要があり、この異議が認められると、新たな証言や証拠を入手することができるのです。この過程はまさに『逆転裁判』であり、特に証拠品をアレコレと弄る作業はリアルゲームならではの体験ですね。
また、当然の事ながら机上ですべてが完結するわけではなく、謎を解くために会場内を調査する必要もあり、膨大なボリュームをスピード感よく楽しむことができます。
演出とシステムが熱い「倫敦大法廷殺人事件」ですが、チーム戦の熱さにも触れておきましょう。本作は脱出ゲームであるためパズル問題もいくつか用意されていますが、本質は『逆転裁判』と同じ。膨大な情報を整理し、発想を転換させ、隠れている真実を見つけ出す必要がありますので、チームで話し合い、発見した情報を共有することが非常に重要かつ楽しい要素なのです。
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ネタバレを防ぐために具体的な内容は書けませんでしたが、緻密に表現された世界観の中でゲームと同じ事をするため没入感が非常に高く、『大逆転裁判』とリアル脱出ゲームの良い所を上手く組み合わせているように感じました。
そのためリアル脱出ゲームという名の推理ゲームであり、もしこの体験を一言で表すならば、「リアル大逆転裁判」ということになるのでしょう。
残念ながら筆者チームは真実を自力で見つけ出すことはできませんでしたが、謎解きの解説、そしてエンディングで語られる物語は必見ですので、謎解きが苦手な人で楽しめる内容です。興味を持たれた方は参加を検討してみてはいかがでしょうか。
【開催情報】
■東京公演・会場：原宿ヒミツキチオブスクラップ
・日程：6/26(金)～8/30 (日)
・チケット料金 ：
前売一般2,880円
前売学生2,360円
前売小中学生2,160円
当日3,390円（一律）
■開催都市一覧
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