このイベントでは、『デビル メイ クライ 4 スペシャルエディション』のエグゼクティブプロデューサーを務める小林裕幸氏とディレクターの伊津野英昭氏、さらに日本語吹き替えでダンテ役を担当した森川智之さんとネロ役の石川界人さんの4名による対談を中心に展開した。
また、オンキヨーが誇るプライベートシアターにて、本作を最高の環境でプレイできたりと、シリーズのファンにとっては貴重なイベントとなった。
実際、小林氏の話によると、今回のイベントには300人以上の応募があったという。当選枠はわずか20人だったため、いかに厳しい倍率で、魅力的なイベントだったかが分かると思う。
4人が登場しスタートしたトークショーでは、森川さん、石川さんによる日本語ボイスに関する話題が中心となった。
2007年に放送されたアニメ『デビル メイ クライ』にも出演していた森川さんは、ゲームの映像を見て、そのスタイリッシュなアクションの数々に改めて惚れ込んでいた様子だった。
一方の石川さんは、元々英語音声の作品に吹き替えとして参加することはほとんどなかったそうで、今回の収録はとても勉強になったと話していた。
『デビル メイ クライ 4』は、元々2008年にPS3で発売された作品だ。当時は英語音声だけだったが、PS4版を制作するにあたり、日本語音声の導入に踏み切ったと伊津野氏は語る。
作品の持つイメージもあるため、当初は日本語ボイスはいらないのでは、と思うときもあったと伊津野氏は続けて話す。しかし現在は、英語では伝えきれなかった細かな感情を、日本のユーザーに分かってもらえることを嬉しく思っているそうだ。
そして収録時のエピソードに話題が及ぶと、森川さんはネロとの最初の戦闘シーンが特に印象に残っていると話した。若いネロに対して、大人の余裕を見せるダンテの姿は特にお気に入りだったようだ。
石川さんは「叫び全般はすべて楽しかった」とコメント。小林氏も石川さん演じるネロが、登場人物の1人である「キリエ」の名を叫ぶシーンは特に印象的だったそうだ。
しかし石川さんによると、このシーンは英語音声に近づけたいという思いがあったそうだが、なかなか上手くいかず、何度もリテイクを重ねてしまったとか。このような収録時の裏話も飛び出すこともあり、会場に訪れたファンも満足している様子だった。
トークショーの後半では、日本語ボイスによるゲームのデモプレイや、総集編とも言える最新トレーラーも披露された。
トレーラーを見た森川さんが「ワクワクする」とのコメントを残すと、石川さんは、元々綺麗だった映像がブラッシュアップされ、さらに美しくなっていることに感動したと話す。
そのほかにもダウンロードコンテンツやさまざまなコラボレーションの情報も飛び出し、ファンにとって非常に有意義なイベントとなった。
森川智之、石川界人が語る日本語ボイスへの思い「デビル メイ クライ 4 」トークショーレポ
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