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「デビルサマナー葛葉ライドウコドクノマレビト」のタッグ再び!ガンガン新連載「イヌカイ×トライヴ」編集者が近況を語る

立命館大学で1月19日、『ガンガンONLINE』の2015年新連載第一弾、「イヌカイ×トライヴ」に関する講演が行われた。担当編集者の花田健太朗氏とPV監督の太田大貴氏が登壇した。

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京都の立命館大学で、1月19日、スクウェアエニックス『ガンガンONLINE』の2015年新連載第一弾、「イヌカイ×トライヴ」に関する講演が行われ、担当編集者の花田健太朗氏と、同作用プロモーションビデオ(以下、PV)を監督した太田大貴氏が登壇し、「イヌカイ×トライヴ」と新進気鋭のロックバンド、感覚ピエロとのコラボレーションの背景について語った。

「イヌカイ×トライヴ」は、「デビルサマナー葛葉ライドウコドクノマレビト」(以下、「コドクノマレビト」)で作画と脚本を担当した綾村切人氏(コミック)と原田 庵十氏(原作)が再びタッグを組んで望む最新作。魑魅魍魎の血統を受け継き、世界の中で暗躍する存在『狗属』が引き起こす怪事件を、同じ狗属の力を持って解決する国家公認機関『犬養部』に属する個性豊かな面々を描きだす群像劇だ。
1月に第1話が配信されたが、その前にプロローグとして第0話が配信されているので、連載としては第二回目まで進んでいる。ガンガンONLINEでは、今回、同作も含め日本の魑魅魍魎や妖怪をテーマにした作品を集中連載している。昨今の妖怪ブームを睨みつつ、マンガとしての新機軸を打ち出す形だ。

中でもユニークだったのが、プロモーション展開。新連載告知映像はウェブでよく流れるが、「イヌカイ×トライヴ」は、いきなり新進気鋭のロックバンド感覚ピエロとのコラボレーションを実現。作品紹介ビデオを「She say O.K.」に乗せた軽快且つ魅惑的な雰囲気につくりあげた。
作品をプロモーションするにあたって、花田氏は、作家の在住地域や、作品がモチーフとしている舞台、そして編集として参加している同氏も関西出身の大学であったことから「関西」に注目。そこで、花田氏の後輩で現在、ミュージックビデオなどの監督をしている映像作家の太田氏に相談したところ、感覚ピエロとのコラボレーションにつながっていったのだという。
同バンドは、現在、東京、名古屋など主要都市にツアーを組む程のアーティストだが、もともとの活動拠点は関西。太田氏とのこれまでの関係もあって、オファーに快諾してくれたという。これで「共に関西発として一緒に盛り上げていく」というビジョンが明確になったと花田氏。
PV作成にあたっては、「感覚ピエロの楽曲をバックに、MAD動画的なプロモーションビデオを作ってほしい」とオーダーしたとのこと。これについては、「オファーを受けたとき、最初にありとあらゆるMAD動画をひたすら見続けた」と太田氏。ただMAD動画の技術的奥深さにもすぐに気づき、それが一夜漬けなどで何とか出来るものではないとすぐに悟ったという。

■ MAD動画ではなくMAD動画的表現をモチーフにしたミュージックビデオに

そこで意識したのが、ミュージックビデオ制作で培ってきたセンス。さいわい感覚ピエロと仕事を何回もしてきたということもあり、彼らのモチーフを理解していたことから、ギターやドラムで作り上げられる音の空間にあわせてシーンを決めていったという。そのカット割の巧妙さには花田氏も思わず「うまい!」と唸らざるをえなかったという。
というのも、まだ連載前であったことから、提供できた画像素材もごくわずか。マンガを読む上での楽しさを奪わないために、各キャラクターの特徴をつかみながらも話の展開は分からないようなコマを選ばなければならなかたからだ。これについて「素材がめちゃくちゃ少なかったですよね。その中でどう魅せるかを考えなければならなかった」と太田氏。これらに加え、鴉の羽根や、青白の人魂的なものが画面を飛び交う様を映像中に入れているが、これは、「物語の世界観を示すための演出的です」とのこと。
このようにして、PVは、新連載のマンガとして必要な情報を適宜織り交ぜながら、MAD動画をモチーフとしたミュージックビデオ的作品へと昇華された。

これには「制作が進んでいく中でかなり興奮した」と花田氏。MAD動画的というのが当初の企画だったものの、感覚ピエロのクールな楽曲と、コンテがあがっていくうちに、編集長と「アニメのオープニングっぽくしようよ」ということで盛り上がり、あれもこれもと追加していったとのこと。結局、何度も会議と調整を進めながら今のPVに仕上がったとのことだ。
結果、PVの評判を調べると「音楽と合う」、「これって、アニメのオープニング?」という視聴者からのコメントを見れたとのことで、「自分たちの想いどおりに作品が仕上がって満足した」とのこと

■ 仕掛けたことと偶然が折り重なって、公開1ヶ月で12000View近くを達成

想定外だったのが、1月17日にリリースされた感覚ピエロのアルバムとの、シンクロニシティ。同アルバムは、今回PVで採用した「She say O.K.」が採録されたアルバムなのだが、そのタイトルがなんと「TE-N-GU」。天狗は「イヌカイ×トライヴ」において狗族を統べる存在として設定されている妖怪だ。また、同アルバムに収録されている曲に「黒no姫」がラインナップされているが、主要キャラクターの1人で第一話でも活躍したキャラクターが黒姫山聖なのだ。これには「逆に怖くなるぐらいの偶然が重なった」と花田氏。
このような事もあり、PVが12月下旬にアップされてからわずか1ヶ月の間で12000View近くにも及び、その数は現在も更新中。新作としては異例のことだという。 色々と制限があるなかで何をするか、どう面白いことを仕掛けるかを考えた結果だけに、花田氏、太田氏の喜びもひとしおだろう。

最も、作品自体も他社でも実績のある作家たちだけに、1話目にして既に一筋縄ではいかないような物語展開に。世界で暗躍する魑魅魍魎を追跡するというコンセプトから始まり、秘密国家機関、犬養部、そして今回初登場のメインキャラクター、犬塚千夜の尋常ならぬ狗族に対する憎悪など、既に彼ららしい謎の断片が心地よく散りばめられている。ただ、次回の更新は2月12日なので、それまではPVからヒントを探るしかなさそうだ。

イヌカイ×トライヴ 
http://www.ganganonline.com/comic/inukai/

イヌカイ×トライヴ PV
https://www.youtube.com/watch?v=NBUxYYwKWFA

前作「デビルサマナー 葛葉ライドウ対コドクノマレビト」に関する作家インタビュー
http://www.inside-games.jp/article/2009/08/10/37060.html

ガンガンONLINEが放つ新連載「イヌカイ×トライヴ」の編集者、新進気鋭のロックバンド「感覚ピエロ」とコラボした理由を語る

《animeanime》

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