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中毒性抜群のスマホゲーム『クロッシーロード』、動画広告だけで1億円を稼ぐ

画面をタップするだけの簡単操作ながら、何度も挑戦してしまう中毒性を備えたスマホゲーム、『クロッシーロード』(Crossy Road)。日本のメディアにも取り上げられ、ハマってしまった人も多いのでは?

ゲームビジネス 市場
タップで道路を渡っていく。ただ単純ですが、ドハマりしてしまいます。
  • タップで道路を渡っていく。ただ単純ですが、ドハマりしてしまいます。
  • ゲームのリザルト画面に広告への誘導があります。
  • コインを集めてガチャに挑戦。キャラクターを増やしていきます。動画視聴でもコインを入手可能。
  • ゲームプレイ動画の投稿にも対応
画面をタップするだけの簡単操作ながら、何度も挑戦してしまう中毒性を備えたスマホゲーム、『クロッシーロード』(Crossy Road)。日本のメディアにも取り上げられ、ハマってしまった人も多いのでは? 本作は無料で提供され、広告収益のみで運営されていますが、大きな成功を収めていると言います。

Unity-Blogによれば、ゲームはUnityで開発されていて、広告もUnityが提供するUnity Adsで実装。11月のリリースから既に1億円(100万ドル)以上の売上を記録したとのこと。本作ではゲームを何度も遊びコインを集める事で、プレイヤーキャラクターを切り替える事が出来るのですが、動画を視聴することでもコインを入手できます。その仕組みだけで1億円を生み出したということです。

『クロッシーロード』はオーストラリア人のアンディ・サム氏とマット・ホール氏の二人のコンビ(Hipster Whale)が12週間で作り上げたプロジェクト。開発は全てリモート作業で行われたと言います。

マット氏は「多くの人に遊んで貰いたかった」と有料ではなく無料の広告モデルを採用した理由を説明。『ディスコ・ズー』というゲームで、同様にキャラクターを入手するために動画視聴をさせていて、良い方法ではないかと考えたそうです。

二人はインディーの開発者にアドバイスを贈っています。「市場での成功は運ではありません。必ず実現することができます。早く考え始める事です」(マット氏)、「作るだけです。二人とも子どもの頃からそうしてきました。また、必要なスキルはゲームジャムで得てきました。『クロッシーロード』の開発中にも参加したんです」(アンディ氏)。
《土本学》
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