Oculus Riftを開発するOculus VR社は、ハンドトラッキングカメラ技術を持つNimble VRと3Dエンジニアチーム13th Labを買収した他、モーションキャプチャーの専門家Chris Bregler氏をチームに招いたと発表しました。
Nimble VRは、元々Oculus Rift用にハンドトラッキングカメラを開発しており、10月末からKickstarterを利用して資金を調達を行っていました。買収の発表とともにKickstarterプロジェクトは中止されたものの、135,511ドルの支援を受けており、Oculus Riftと同技術の融合に対する期待の高さがうかがえます。
13th Labはリアルタイム3Dレコンストラクション技術の開発にフォーカスしているチーム。エジプトのピラミッドやローマのコロシアムなど、現実世界の正確な3Dモデルを作り出す技術はOculus Riftに新しい経験やアプリケーションをもたらすことが期待されています。
新たにOculus VR社に参加したChris Bregler氏はディズニーやルーカスフィルムで働いてきたモーションキャプチャーの専門家。同氏が最近関わったプロジェクトでは「ローン・レンジャー」や「スター・トレック イントゥ・ダークネス」などがあり、どちらもアカデミー視覚効果賞にノミネートしています。
新たに3つの技術を手にしたOculus VR社。今後Oculus Riftがどのように進化していくのか、大きな注目と期待があつまりそうです。
Oculus VRがハンドトラッキングVR企業「Nimble VR」などを買収
《水京》