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「TGS2014」来場者調査…保有率が最も高いハードはPSP、次いで3DS、スマホゲーのユーザーは10代がピークなど

一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会は、9月18日から9月21日に幕張メッセで開催した「東京ゲームショウ2014」における来場者調査報告書を、このたび公開しました。

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「TGS2014」来場者調査…保有率が最も高いハードはPSP、次いで3DS、スマホゲーのユーザーは10代がピークなど
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一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会は、9月18日から9月21日に幕張メッセで開催した「東京ゲームショウ2014」における来場者調査報告書を、このたび公開しました。

今年も注目作や新発表が相次いだ東京ゲームショウ。4日間の来場者数は25万1832人を数え、昨年こそ下回ったものの歴代2位を記録。今年も高い注目度と関心が寄せられたことが判明しました。

その東京ゲームショウの開幕中に、一般来場者の基本属性や普段のゲーム接触状況といった調査が実施され、その結果となる来場者調査報告書がこのたび公開を迎えました。今回明かされた内容は多岐に渡っているため、特に興味深いと思われるポイントをピックアップして紹介させていただきます。

◆家庭用ゲームのプレイ状況


「家庭内にあるゲームハードの保有」及び「自身がプレイするハードについて」の質問に関して、もっとも保有率が高かったのは「PSP:70.2%」、ついで2位は「3DS:70.1%」と、携帯ハードの強さを示す結果となりました。またプレイ率に関しては「3DS:54.5%」と、バランスよく高い水準を保っていることが判明。次いで2位は「PS3:47.2%」と、円熟期を迎えなお根強い人気を誇っていることが分かります。

保有率・プレイ率ともに、3DSはDSを上回っており、プレイヤーの移行が順調に行われていることを伺わせる反面、PS VitaはまだPSPの壁を越えられず、またWii U及びPS4も前世代ハードに追いついていません。これからの伸びしろに期待するばかりですが、保有率を踏まえた上でのプレイ率はそれぞれ高く、新世代に対する満足度の高さを垣間見ることもできます。

◆スマートフォン/タブレット用ゲームのプレイ状況


「スマートフォン/タブレットでゲームをしたことがありますか」との質問には、「現在も継続的にしている」が63.2%と過半数を超え、「以前はよくしていたが今はほとんどしない」と「1~2度試したことがある程度」がどちらも10%ほど、「今まで1度もしたことがない」が15.1%との結果に。

なお性別での統計では、男性は「15~19才」の77.7%がピークとなり、年齢を重ねると共に継続プレイ率は減少。「50才以上」では47.6%まで落ち込みます。対して女性は、「10~14才」で最も高い78.6%をマークし、そこから少しずつ減少するものの「25~29才」で76.2%まで持ち直し、全体を通して見ても3~39才までの全てにおいて50%を上回る結果となっています。

◆今後のゲームプレイ意向


「今後、家庭用ゲーム機でゲームをしたいと思いますか」への返答として最も多かったのは「積極的に楽しんでいきたい」の59.7%。「自分にとって面白いゲームがあればしたい」(36.1%)と合わせると95.7%を占めており、ゲームに興味があるユーザーの意欲はかなり高いことが分かります。

最も積極的に楽しみたいと考えている層は、男性の「15~19才」が、78.7%を記録。女性で最も高いのは「20~24才」の74.0%で、男女で時期が異なるのも興味深いひとつの点です。

◆一番良かったメーカーブース


「ゲームメーカー出展ブースのうち、最も良かったと思うメーカー」に関しては、「カプコン」が堂々の1位に輝き、2位が「セガ」、3位が「スクウェア・エニックス」との結果になりました。

いずれも多彩なラインナップを出展していましたが、当時発売直前だった『モンスターハンター4G』のプレイアブル出展が大きな注目を浴びており、またシリーズ最新作ながらも登場人物や舞台を一新した『大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-』の映像出展や『バイオハザード リベレーションズ2』の試遊プレイなどにも人気が集まっており、その話題性の高さが結果へと結びついたと言えるでしょう。

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆


報告書にはこの他にも、「購入本数」や「ダウンロードコンテンツ」、「好きなゲームジャンル」などの様々な項目に関する集計内容が記載されているので、気になる方は直接チェックしてみてはいかがでしょうか。なお、一般生活者を対象とした集計と比較している項目もありますが、そちらのデータは今年の1月から2月に収集したものとなっており、約8ヶ月ほどの時間差があります。時期的な差があることを念頭に置いた上でご確認ください。
《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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