人生にゲームをプラスするメディア

「1bitを守る最高のセキュリティ」の答えから生まれた『シュタインズ・ゲート』 ─ MAGES.社長とIBM所長が語る、今と未来の創造

多くのユーザーから高い人気を博している科学ADVシリーズ。その中でもひときわ大きな反響と評価を得て、一大ブームを巻き起こしたシリーズ2作目にあたる『シュタインズ・ゲート』は様々なプラットフォームに登場し、またTVアニメも大好評のうちに幕を閉じました。

その他 全般
「1bitを守る最高のセキュリティ」の答えから生まれた『シュタインズ・ゲート』 ─ MAGES.社長とIBM所長が語る、今と未来の創造
  • 「1bitを守る最高のセキュリティ」の答えから生まれた『シュタインズ・ゲート』 ─ MAGES.社長とIBM所長が語る、今と未来の創造
多くのユーザーから高い人気を博している科学ADVシリーズ。その中でもひときわ大きな反響と評価を得て、一大ブームを巻き起こしたシリーズ2作目にあたる『シュタインズ・ゲート』は様々なプラットフォームに登場し、またTVアニメも大好評のうちに幕を閉じました。

神をも冒涜する12番目の理論を偶然見つけた主人公が、残酷な結果へと集約する未来に抗うため、時間の壁を越えて幾度も過去に戻るという物語が描かれていきますが、その作中で重要な鍵として登場するのが、IBM初のポータブル・コンピュータ「IBM5100」。この実在するコンピュータの存在が、『シュタインズ・ゲート』の作品作りに大きな影響を与えました。

その詳しい経緯や、過去への転移というSFモノの定番とも言える題材を「メール」という意外なアイデアで切り開いたきっかけなど、本作を遊んだ方にとって興味深い話の数々が、『シュタインズ・ゲート』原作者である志倉千代丸氏と、IBM東京基礎研究所所長を務める森本典繁氏との対談により明らかとなりました。

名称にもなっている通り、「IBM5100」はIBMが手がけたコンピュータであり、『シュタインズ・ゲート』とは切っても切れない関係にあります。また、『シュタインズ・ゲート』で過去にメールを送るという発想を思いついた流れを志倉氏が語れば、どのような技術を使えばそれを可能に出来るかを森本氏が考え、互いの考えや姿勢が双方を刺激し合う様子がこの対談からも如実に伝わってきます。創作世界とエンジニアリングという一見離れた世界に属するように見える両者ですが、その実「物事を仮定し、それを実現に結びつける」という形に置いては非常に近しい距離にいるのでしょう。

先日、IBMが研究を進めている次世代コンピューティング「コグニティブ・コンピューティング」を軸とする4つのアニメーション作品を順次リリースすると発表し、早速その第一弾となる「クッキング編」が公開されました。この作品群を生み出すきっかけとなった今回の対談そのものが、大きなコラボレーションのひとつであったと言えるのかもしれません。

この対談に興味がある方は、下記URLにて直接ご覧ください。

■【対談】創作世界とエンジニアリングの交差点――志倉千代丸氏×IBM森本典繁所長
URL:http://www.mugendai-web.jp/archives/2248

(C) mediagene, Inc. All Rights Reserved.
《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

+ 続きを読む
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

その他 アクセスランキング

  1. 神秘的な海のロマンあふれるおすすめゲーム5選―美しくも厳しい海中世界を大冒険しよう!

    神秘的な海のロマンあふれるおすすめゲーム5選―美しくも厳しい海中世界を大冒険しよう!

  2. 【Amazonセール】GWは大容量HDDと超高速SSDでどこでもゲーム三昧!高耐久に優れた安心安全のWD製品が安くてお得

  3. 【特集】ゲームを遊びながら食べるのにピッタリなお菓子11選、最強の“ゲームおやつ”は…!

  4. 『ポケモン』いよいよ「サトシ」卒業へ!約26年にも及ぶ旅路を、懐かしい画像と共に振り返る

アクセスランキングをもっと見る