10月11日18時(米東部時間)から、NYの「Nintendo World Store」を舞台に『スマブラ for 3DS』の全米大会が開催されました。
今大会は参加者だけでなく観覧者も事前の申し込みが必要で、大会前日の18時より観戦チケットが配られました。
このチケットがよくある薄い紙の整理券ではなく、かなり凝った作りだったことに驚かされました。
大会当日、「Nintendo World Store」は通常よりも早い16時に閉店し、店内全体が『スマブラ』大会の舞台へと変身しました。
3DSや『スマブラ』関係の一部の商品は、入り口付近の特設カウンターで購入できるよう配慮がされていました。
続々と入店する観覧者に対し、入口で『スマブラ』オリジナルデザインのTシャツやタオルなどのグッズがプレゼントされるなどのサプライズがありました。
店内1階には選手の控え室が、2階には試合会場とストリーミング上映用の解説席が特設されていました。開始時刻が近づくと、マリオやルイージも登場し、場を盛り上げました。
また、「Nintendo World Store」の外からも試合が観覧できるようになっており、多くの人が足を止めていました。
中継席には、米任天堂のBill "TrinTroll" Trinen氏、EVOでコメンテーターを勤めているWynton "Prog" Smith氏 、プロゲームプレイヤーのKris "Toph" Aldenderferにより試合の実況が行われました。
全米15カ所で開催された地区予選を勝ち抜いてきた15人によるトーナメント形式で、1対1の5分タイム制で試合が行われました。地区予選の優勝者同士ということもあり、かなりレベルの高い攻防が繰り広げられました。
『スマブラ』ファンばかりの観客席からはハイレベルな試合の一挙手一投足に歓声が上がり、大いに盛り上がりました。
決勝戦は、1対1の4ストック制による3本勝負で行われました。
マリオを使うテキサス州ダラス代表JUMPMAN氏と、「ロゼッタ&チコ」を使うニューヨーク代表のDABUZ氏の対決となり、DABUZ氏が空中戦やフィールド淵での圧倒的なテクニックを見せつけ、ストレート勝ちでの優勝となりました。
今回のために制作された優勝トロフィーとアメリカ国旗に『スマブラ』ロゴが入ったスーツがDABUZ氏に授与され、観客席からは大きな拍手が送られました。
試合が終了したのは21時半頃。夜の「Nintendo World Store」を熱狂に包み込んだ『スマブラ』の全米大会はこうして幕を閉じました。
試合の模様は、米任天堂のYouTube公式チャンネルなどで視聴できますので、ぜひご覧ください。
観客にプレゼントされた『スマブラ』オリジナルグッズ