中でも目を引いたのは余り紹介されることのないアミューズメント機器向けソリューション。同社広報によれば、ゲームショウには一般的なゲームのみならず幅広い客層があるため、こうした展示を行ったとのこと。
アミューズメント機器向けの「CRI ADX7」はゲーム開発向けの「ADX2」をベースにしたもの。最大の特徴は専用のハードウェアを必要とせずに多彩なサウンド表現が可能になっていること。そのため、PCを専用のケーブルで機器筐体と直接繋ぎ、サウンドデザイナーが実際の発音を確認しながらサウンド制作することが可能となります。
また、筐体から鳴る音は筐体によって差異が出てきます。それをソフトウェア的に音場補正して再生する機能も搭載。こちらは室内音響補正プラグインの「ARC System 2」(IK Multimedia社)と連携が取れるようになっていて、サウンドデザイナーの間で一般的に利用されているソフトウェアとの連携を重視しているとのこと。
既に利用されているソフトウェアを活かしながら、ワークフローを改善しようという「CRI ADX7」。アミューズメント機器ではサウンドは殊更重要なポイントであり、採用は順調に増えているとのこと。
CRI・ミドルウェアではゲーム機以外の組み込み機器向けのソリューション提供にも力を入れていて、一例として、バルミューダ社の空気清浄器やヒーターなど喋る家電の実現に一役買っているとのこと。
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