「今日は一日"ゲーム音楽"三昧」は、ゲームを盛り上げる重要な要素であるゲーム音楽にスポットを当て、数々の名曲とともにゲームの思い出に浸ろう……というのがコンセプト。『ドラゴンクエスト』の作曲者としておなじみのすぎやまこういち氏は、「往年のゲーム音楽を聴いていると、ゲームのみならず遊んでいた当時の思い出も脳裏に浮かんできて楽しめる」ということを指して「音楽は心のタイムマシン」であるとよくおっしゃっておられますが、この「ゲーム音楽三昧」からも同様のスピリッツが感じられます。
第1回放送時のHPを見ると約10時間におよぶプレイリストが確認できますが、『ドラゴンクエストIV』で幕を開けてファミコン黎明期の名作、アクションゲーム、対戦格闘ゲーム、シューティングゲーム……と硬派に推移していくかと思えば突然『ときめきメモリアル』の曲が流れるなど、「そうきたか」と思わせられつつも聴いてみれば納得のいく幅広いラインナップが魅力でした。
また、ゲームミュージックはメジャーのシーンの楽曲と異なりJASRAC登録されていないものも多々見られますが、そうした楽曲に関しても「個別に許諾を申請したうえでプレイリストに加える」という力の入れよう。筆者も4年前に聴いていましたが、プロフェッショナルの本気とゲームへの思い入れが伝わってくる番組だったと記憶しています。
きたる第2回の放送に向け、公式ホームページではリスナーからのリクエストやゲームに関するメッセージを後日募集開始する旨のほか、ゲストとして高橋名人が出演することなどが告知されています。
放送日となる8月10日は、学生にとっては夏休みであり、社会人にとっても日曜日です。多くの方が都合をつけやすい日程ではないでしょうか。若いゲームファンの中にはもしかしたら「ラジオを聴ける環境がない」という方もいらっしゃるかもしれませんが、NHK-FMはインターネット環境があれば「NHKネットラジオ らじる★らじる」で、スマートフォンをお持ちであれば同サイトが配信するスマホアプリでも聴くことができます。きたる8月10日は、どっぷりとゲームミュージックに浸ってみてはいかがでしょうか。
汎用性あるザク系ライター（が目標） 蚩尤
1979年生まれのファミコン直撃世代。スマホゲームもインディーズも大型タイトルも遊びますが、自分と組ませてしまって申し訳ないという気持ちやエイミングのドヘタさなどからチーム制のPvPやFPS、バトロワが不得手です。寄る年波…！ ゲームの紹介記事に企画記事・ビジネス寄りの記事のほか、アニメなど他業種の記事もやれそうだと判断した案件はなんでも請けています。任天堂『ガールズモード』シリーズの新作待機勢。
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