人生にゲームをプラスするメディア

掘り起こされた伝説…アタリ社はなぜ『E.T.』を埋めたのか

“500万本を製造したが粗雑な出来のために販売本数は150万本で頭打ち。残る350万本はニューメキシコ州アラゴモードの処分場に廃棄した――"

その他 全般
掘り起こされた伝説…アタリ社はなぜ『E.T.』を埋めたのか
  • 掘り起こされた伝説…アタリ社はなぜ『E.T.』を埋めたのか
  • 掘り起こされた伝説…アタリ社はなぜ『E.T.』を埋めたのか
  • 掘り起こされた伝説…アタリ社はなぜ『E.T.』を埋めたのか
“500万本を製造したが粗雑な出来のために販売本数は150万本で頭打ち。残る350万本はニューメキシコ州アラゴモードの処分場に廃棄した――"

「Atariの墓 都市伝説の検証プロジェクト」は、アメリカのビデオゲームメーカー・アタリ社が同社のゲーム機「Atari 2600」で1982年にリリースしたゲームソフト『E.T.』にまつわるエピソードを裏づけするようなニュースを提供することになりました。日本なら『マリオ』、海外なら『Halo』や『コール オブ デューティ』など、500万本どころか1000万、2000万本と売れるソフトは今日にも見られますが、ここまで読みを外すのはなんとも豪快と言いますか、時代を感じさせる話ではあります。

アタリ社といえば「アタリショック」という言葉を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。1977年にゲーム機「Atari 2600」をリリースしたアタリ社は北米市場で爆発的なブームを起こすが、82年頃からそれに目を付けた数多のメーカーが参入し、市場には粗製乱造したゲームソフトがあふれかえる。その惨状によるアタリ社の業績下方修正の煽りで親会社であるワーナー・コミュニケーションズ社の株価は大暴落。多くの小売が倒産に追い込まれ、ついにはテレビゲーム市場の崩壊を招いた……というようなニュアンスで語られることが多い、ゲーム業界の大事件を現す言葉です。もっとも「それは一面的な物の見方に過ぎず、実際はもっと複合的な要因よって引き起こされたものである」という見解も多く見られます。何しろテレビゲーム黎明期の出来事であるうえに、日本ではなく北米で起きた出来事です。当時の資料やニュースを当たることすらも、今日ではひと手間どころの問題ではありません。「アタリショックの実情はこうだった」と一口に語るのは難しさを伴うと言えるでしょう。

ともあれ、いささか俗っぽいですが「本当に350万本ものゲームソフトが廃棄されているのか?」というのも気になってしまうところ。今後、プロジェクトのメンバーは発掘作業を続けるわけですが、そこからソフトが出土されようがされまいがもはや話題性は十二分。そういう意味では、このプロジェクトはすでに成功したも同然なのかもしれません。続報を楽しみに待ちましょう。
《蚩尤》

編集部おすすめの記事

その他 アクセスランキング

  1. 聖杯戦争の“その後”を描く星空めてお氏最新作「Fate/Requiem」発表!「私は死神――サーヴァントを殺す仕事をしている」

    聖杯戦争の“その後”を描く星空めてお氏最新作「Fate/Requiem」発表!「私は死神――サーヴァントを殺す仕事をしている」

  2. 『FGO』第三再臨の姿を忠実に再現!勇壮さと華やかさを兼ね備えた「セイバー/宮本武蔵」2019年11月より発売

    『FGO』第三再臨の姿を忠実に再現!勇壮さと華やかさを兼ね備えた「セイバー/宮本武蔵」2019年11月より発売

  3. スカパー!調べによる「平成の感動ランキング」が公開!ハマったゲーム男性1位は『ドラクエ』、女性1位は『ディズニー ツムツム』に

    スカパー!調べによる「平成の感動ランキング」が公開!ハマったゲーム男性1位は『ドラクエ』、女性1位は『ディズニー ツムツム』に

  4. ニッポンのゲームは「日本」を再発見して復活した【オールゲームニッポン最終回】

  5. 「ハイスコアガール」TVシリーズ後の物語!ROUND13~15詳細明らかに 新キャスト発表

  6. 舞台『FGO』全キャラビジュアル公開!マーリンやギルの再現度は?

  7. きりーつ!気をつけ!「ねんどろいど 月ノ美兎」2019年6月発売決定─動画のあのシーンも再現できちゃう

  8. 2018年に10周年を迎えていた名作ゲーム10選―『GTA4』『Fallout 3』『MGS4』…【特集】

  9. 「CygamesFes2018」はコスプレが熱い!『グラブル』公式レイヤーから『ドラガリ』中国人気レイヤーまで【写真132枚】

アクセスランキングをもっと見る