■今作では街全体が物語の舞台に
前作までは巨大なショッピングモールを舞台に物語が進行していましたが、今回の舞台は郊外の街。4つのエリアに分かれており、それぞれを高速道路が繋いでいます。
また、日中と夜間の概念が存在し、夜になるとゾンビが活発になる上暗くて見にくくなるので注意が必要です。
エリアは全てシームレスになっているため、移動時にロードが挟まれることなく快適プレイが楽しめます。そのためゲームスタート時のロードは少し長めですが、それもイライラするほどではありません。
マップを端から端まで移動してみて思ったのはとにかく広い! 迷子属性持ちの筆者は何度か道に迷い、その度にマップを開いてあーだこーだと悩んでしまいました。
マップが広いために徒歩で移動するのは一苦労なのですが、いい感じのタイミングで車が置いてあるので心配はご無用。大量のゾンビを踏みつぶしながら爆走するのはなかなかの爽快感がありました。
■ゾンビの数はさらにアップ!
Xbox Oneのパワーを存分に感じさせる本作では、ゾンビの数も半端ない量に増えています。時には「こんなところを無事突破できるのか・・・」と思うほど囲まれてしまう事も。難易度Expertの『L4D』や『L4D2』のラッシュ時を想像してもらえるとイメージがわくかもしれません。
最初無関心だったゾンビも近づくと反応するので、1箇所にあまりとどまっていると気がついたらすごいことになってます。
最初は絶望感にかられつつもそのうち慣れてきて、周りの店に回避つつ新しい武器を手に入れたり、障害物を使ってかわしてみたりと大量のゾンビ相手でも楽しめるようになってきました。このあたりは、コンボ武器などが揃ってきたらもっと楽に進められそうです。
とは言え、死体しかないと思ってその上を歩いていたら、突然下半身を潰されたゾンビにつかまれるのだけはなかなか慣れません。心臓とまりそうになるほどびっくりします・・・。
■改造できるのは武器だけではない!
今回もアイテムを改造してさらに強い武器を作成するシステムは健在。体感的には耐久度も前作よりアップしている気がします。
さらに今作では武器だけでなく、乗り物までが改造可能な対象に。しかもわりと作りやすいように1箇所にまとめられていました。改造車は移動手段であると同時に、ゾンビを大量に葬り去る武器でもあるため、作れる状況なら作ってしまうことをおすすめします。
■サイドミッションも豊富でシステムも改善
今作でもメインストーリーを進めつつサイドミッションをこなしていくシステムです。しかし、サイドミッションの数がものすごくて、しかも次から次へと発生するため、気がついたらストーリーそっちのけで駆け回ってしまうことも。やりこみ要素満載な内容になっています。
また、要救助者AIの仕様が前作よりも簡単になっており、周りのゾンビを倒せばその場で完了されるようになりました。こういう改善は嬉しいですね。
なお、チャプター1はチュートリアルでもあるため、フレンドとのマルチプレイができるのはチャプター2からとなっています。

パッケージはこんな感じになってます。

プレイヤーの分身となる主人公のNick。

車は武器!ゾンビの群れに突っ込んでいくときが最高。

夜になると周囲が暗くなり、画面も見づらくなる上ゾンビも活発化します。

マップを開くと4つのエリアに分かれていることがわかります。それぞれのエリアは高速道路を使って移動します。

現在作成できるコンボ武器一覧。

こちらは今回から導入された車の改造。

コンボカテゴリーをアンロックしておけば、材料が完全一致していなくてもアイコンさえ同じならコンボ武器が作成可能。

例えばこの武器を例にとると、こんな風に斧マークのみロックが外れているのがわかります。

セーブはメニューから逐次可能ですが

これまで同様トイレでも。

ゾンビにつかまったらQTEが発生するシステムは引き続き健在。

Xbox One版SmartGlassにも対応しています。

マップはGPSがわりにもなって便利な上、SmartGlass連動で進むミッションもあるようです。
服や肌の質感をみる限り、グラフィックはかなり向上しています。それゆえゴア表現的なアレもリアルすぎて、これ日本語版ではカットされたり断面部分が省略されるんじゃないか?と思うこともしばしば。
『デッドライジング』シリーズの、大量のゾンビ相手に爽快感を得る部分はさらにパワーアップ。そしてシステム周りもかなり改善されているためストレスなく楽しめるゲームに仕上がっていました。
全てが最高の『デッドライジング3』、ぜひ日本語版が発売されたらプレイしてみてください。
(C) CAPCOM., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.