記者会見の進行を任されたのは、先日「町人・原口」役としてゲームへ出演することが発表された原口あきまささんです。なお、ものまねが得意なひょうきん者して、サブストーリーに登場します。
多くの報道陣が集まる中、最初に挨拶をした名越総合監督は、「シリーズも8作目になりますけども、必ずこういった完成披露記者会見をさせていただいて。今回もちゃんと会を迎えられる日が来てよかったと思っております。」とホッとした表情を浮かべていました。
さらに、主題歌となったONE OK ROCKのアルバム「人生×僕＝」に収録されている「Clock Strikes」について、「この曲に出会ってからは仕事中ずっと聴いていました。なんとかこれをメインに使いたいからと惚れ込んで映像を作ってきたというのは初めてだったので、もう間違いなかったなと思います」と続けました。
そして壇上は様変わり、黒田崇矢さん(坂本龍馬、斎藤一役)、高橋克典さん(武市半平太役)、桜庭みなみさん(おりょう役)、大東駿介さん(藤堂平助役)、高橋ジョージさん(伊藤甲子太郎役)、徳重聡(徳川慶喜役)の6名が一人ずつ登壇し、名越総監督とひしと握手をして一列に並んでいく様子もまたドラマのようで圧倒的な時間でした。
ここからはキャストのみなさんと名越総監督とのトークセッションへ。「本を書いているうちに、作り手としてこういう人たちにお願いできたらな、というキャストみなさんにご快諾いただいて満足しております」と笑顔で話す名越総監督。記事内では、みなさんのエピソードごとにまとめていきましょう。
■黒田崇矢さん緊急手術！？
「収録してる最中から、もうちょっと歩くだけでもトンでもない痛みが体の中にありまして。なんだろう、疲れてるのかなと思いつつ基本耐える性格なので、そのまま今回の収録を何ヶ月も続けてたんです。収録が終わった瞬間に医者に行ってみたら、MRIとか撮った後「緊急手術です」と言われまして(笑顔)。そこの救急病院の記録を作るほどの盲腸の大きさになっていまして、12cm縦にお腹を切ったんですよ。腹を12cmも切ったらモ～痛くて！そろそろ耐えられなくてベッドで声を上げそうになったら熱烈な『龍が如く』ファンの看護婦さんたちが入ってきたもんだから、泣き言を言う前に「やっぱり桐生さんはガマン強いんですね！」と先手を打たれてしまったので弱音を飲み込みました(笑)」
■高橋克典さんはオファーを心待ちにしていた？
「ゲームの仕事というのは初めてでした。(名越総監督と会ったときの印象は？)あの、監督をず～っと探していましたね。監督はどなたでしょうか～って(笑)。オファー自体は、「どうして話が来ないのかなあ？」と思ってましたので、声をかけてもらった時は嬉しかったですね。実写とも違う、アニメとも違う、この世界観のなかで実写で出来ないことをやりきれるんだなと感じました。驚きました」
■京都弁に苦労した桜庭みなみさん
「方便指導のかたにずっと付いていただいていて、それで一言ずつ教えてもらいながら収録していました。(お気に入りのキャラは？)やっぱり、斎藤一さんですかね。男っぽさもありつつ優しさも兼ね揃えていて素敵だなと思うし、あとは声も素敵ですね。キュンキュンします。いろんなキャラクターが出てきてカッコイイので、女性のかたもやってみてほしいですね」
■シリーズに出た影響は？大東駿介さん
「前作『5』に出演させていただいてから、今回もすぐに声をかけていただいて本当に嬉しかったんです。元々ファンなんですけども、今回の本を読んだときに「どえらいものを思いついたな」と思って、ストーリーが面白かったです。ファンとして今回の作品とんでもないものになっていると、本当に思っています。前回『5』で馬場を演じさせてもらったので、ドラマの現場で出くわした方々に「あっ！馬場ちゃんだ！」って声をかけてもらうことが多かったです。すごく嬉しかったですね」
■高橋ジョージさんも復活は意外だった
「(『3』『4』と出演して4年ぶりになりますが？)一応なんか、もう出てこないかな悲しいなと思ってたんですが、こういう復活の仕方があるんだって思いましたね。だから、オファーがきた時には「また、やれるの？」という気持ちがありました。ほかのキャストのみなさんは、キャラクターを見るとこの人はこの人って意外とわかりますよね。でも、俺だけぜんぜん違うんだよ。何で！？って、ぐらいの。なのに大東くんと一緒で、地方などに行くと若い人が「浜崎やってますよね」って言ってくれるんですよね」
■徳重聡さんはある意味一人二役な日常に！？
「今回徳川慶喜ということで、収録当時は大河ドラマで大久保利通をやっている時期で。利通のセリフを言った一週間後に慶喜のセリフを言ってるのは複雑な思いでしたね(笑)」
笑いに包まれながら進行していったトークセッションも名残おしくもお時間に。名越総監督、最後には「『2』まではPS2で発売してきたタイトルでしたが、PS3を経てPS4まで手の伸ばす作品になったことは、ハードウェアの実力値に負けない中身になったことと私自身が自負しております。アプリを無料で配信するという新たな取り組みも行います。
アプリ自体ひとつのゲームとして販売できるんじゃないかというレベルではあるんですけど、シリーズを触れたことがない人に触れていただけるキッカケを作りたいという願いから無料配信となりました。間違いない作品になったと思いますので、『龍が如く 維新！』是非よろしくお願いします！」と締めました。
PS3/PS4『龍が如く 維新！』は2月22日発売、価格は8,190円(税込)となっています。
(C)SEGA
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