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【女子もゲーム三昧】59回 古きよきレトロゲームのシンプルさにイマドキ感がプラスされた3DS『エクスケーブ』をプレイ

任天堂 3DS

王道RPGっぽいタイトルロゴ!
  • 王道RPGっぽいタイトルロゴ!
  • 「使命を果たせ」シンプルな目的
  • 先の階層に進むには鍵が必要
  • 階層の中にもエリアがあり、順番に攻略
  • 赤いワープゾーンはボスの印。緊張が高まります
  • リーチの長い武器は攻撃範囲も広め
  • 激戦区で倒れないよう、慎重に…
  • 備えあれば憂いなし
「女子もゲーム三昧」担当のみかめです。気が付いたら師走です。外に出れば街にはきらめくネオン、浮かれるカップルたち、忘年会で盛り上がる学生、そして肝臓を酷使するサラリーマン… なんでしょうこの12月の焦燥感、この浮かれなければならない強迫観念!外に出れば出るほど身も心も疲弊してしまいまいそう…そうだ、ひきこもろう、ダンジョンに。というわけで今回は3DSのダウンロードソフト『エクスケーブ』をレビューしていきます!

■ただひたすら、ダンジョンを探索
本作は男の子と女の子の主人公を任意で選びダンジョンをひたすら攻略していくアクションゲーム。『不思議なダンジョン』シリーズを思い浮かべますが、本作は自動生成ダンジョンではなく固定です。アクションRPGのダンジョン探索パートのみを切り取ったものと考えると想像しやすいかも。ストーリーもありますがウェイトは低め。主人公ふたりは名乗らず、喋らず、語らず、ひたすら武器を振り、宝箱を空け、ダンジョンを蹂躙していきます。なんというストイックさ。


■限られた条件の中でキャラクターを強化
ホーム画面の「城下町」では、道具屋、修理鑑定屋、冒険の準備の3つの操作ができます。修理鑑定屋 は拾った武器の鑑定と修理が可能。武器には耐久度があるので、こまめな修理が必要です。

本作はレベル制ではなく、装備したアクセサリーによって防御力・HP・ダンジョン移動スピードをアップさせます。アイテムスロットは16個。Aボタンに武器を、Bボタンにその他アイテムを持たせられるので、最大18個持つことが可能です。補助アイテムは主に食べ物。何故かお寿司やチャーハンなどがありファンタジー世界をガン無視…

武器の耐久度、非レベル制、所持アイテム上限。ファミコン時代を髣髴とさせるシビアな条件の中でいかに効率よくダンジョンを探索するかが勝負です。

■シンプルでのめりこむダンジョン
ダンジョンは5つの階層に分かれ、1つの階層が3つのエリアに分かれています。エリアを順に攻略し、最後のエリアでボスを倒し次の階層の鍵を入手して先に進む、というのが大まかな流れ。ダンジョンからはXボタンでいつでも抜け出せますが、脱出成功までに数秒かかるのでその間HP0にならないように注意。ダンジョン内で倒れると鑑定前の取得アイテムが全て消え、装備アイテムを1つ落としてしまいます。なんという厳しい掟!超激戦区で倒れると取り戻しに戻るのも一苦労。

1つ1つのエリアは短めになっているのでお手軽な感じがしますが、「このエリアを攻略したら…」と思っているうちに止め時を見失って気が付いたらどっぷりのめりこんでしまうかも。「ちょっとだけ次のダンジョン見てみようか」と思っていたら、ラストダンジョンまで一気にプレイしていました。

■アクションは男女差がポイント
キャラクターのアクションは男女差があり好みが分かれそうです。男の子はリーチ長めで強い武器を扱えるけどモーション後に隙が生じやすく、女の子はすばやく何回も攻撃を叩き込むことが可能だけど腕力は低め。

どの武器も1回の攻撃が入れば3回のコンボが決められ、武器によってはさらに追加攻撃を入れることも可能です。敵に囲まれたらひたすら連打、連打、連打!で、なんだかんだ言ってスピードの速い女の子の方が圧倒的に強くなっちゃうのですよね(笑) その連打のおかげで右指が腱鞘炎になりそうですが。筆者はボスは男の子、探索は女の子と分けてプレイしました。序盤は先手必勝戦法でいけますが、後半になるにつれ盾を使って避ける技術も必要になってきます。欲を言えば必殺技があるとアクションがもっと楽しくなったのかも。

■シンプルすぎるところが逆に燃える
見た目はちゃんとイマドキなのに、どこかレトロゲームの匂いを感じる本作。前述の「シビアな条件」というのもひとつの理由ですが、さらに「ファミコンのコントローラーできそうな感覚」がそう思わせているのかもしれません。

スライドパッドで移動、Aボタンで攻撃、Bボタンでアイテム、Lボタン押しっぱなしで向き固定移動ですがほぼ使わなくてもOK。ボタンによる操作はこの3つのみ。そう、それはまるで初代『ゼルダの伝説』を髣髴とさせるシンプルさ。

システムの面ではアイテム倉庫にソート機能がついていなかったり、装備を全てはずす機能がなかったり、アイテムのまとめ買い・まとめ売りができなかったり、ややシンプルすぎる感を受けましたが、そんなところも「ファミコン時代から続くRPGの一作目」的な感じがして逆に燃えます。

タッチスクリーンのおかげでイマドキ感もちゃんとあり、アイテムの使用や装備の変更などはワンタッチで行えます。回復・補助系アイテムはBボタンにセットしなくてもキャラクターの口にスライドすれば使用可能でとても便利。ただし、キャラクターにスライドさせるだけではダメで、しっかり口に運ばないといけないという妙なこだわりを感じる仕様。そのおかげで乱戦中の回復はほぼ不可能。厳しい。だけど、そんな理不尽さもファミコンっぽくていい。

<総評>
・RPGのダンジョン探索パートのみを切り取った感じ。ただひたすらダンジョンを探索。
・非レベル制。装備や補助アイテムで強化。アイテムの所持には上限があるので何を持っていくかがポイント!
・ダンジョンは階層、エリアで分かれている。次が気になって進めていくうちに、どっぷりとはまり込んでしまうかも。
・アクションは男女差があるのでお好みで。アクション操作は実にシンプル。
・システムはシンプルすぎる感があるけど、シリーズものの1作目っぽくて逆に燃える。
・タッチパネルでイマドキ感がありつつも細かいところがシビア。

ゲームはハードが進化するにつれシステムも進化し、そのせいでややこしくなりすぎてお手軽さが損なわれしまった感がありますが、本作はそんな古きよきゲームのシンプルさとお手軽さ、そしてイマドキの便利さもあり、十分に楽しむことができました。気軽な気分でそれなりに充実感のあるゲームがやりたい!という方にオススメです。

『エクスケーブ』はニンテンドーeショップにて配信中で価格は700円です。


■著者紹介
みかめゆきよみ
ゲーム好き、日本史好きの漫画家兼フリーライター。
ゲームはジャンル問わずなんでもござれ。難しければ難しいほど燃えるドMゲーマーです。
歴史・ホラー漫画、歴史コラム、イラストなど雑多に活動しています。
サイト「車輪の真上」
http://zwei.lomo.jp/syarin/

(C)2013 MECHANIC ARMS
《みかめ》

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