人生にゲームをプラスするメディア

戦争犯罪には「賞賛」ではなくペナルティを ― 赤十字国際委員会が「戦争のリアリティーを追求したゲームに関するQ&A」を公開

その他 全般

赤十字国際委員会(ICRC) ロゴ
  • 赤十字国際委員会(ICRC) ロゴ
赤十字国際委員会(ICRC)が、戦争のリアリティーを追求したゲームに対し提言を行っています。

戦争を題材としたゲームに対する否定的な意見はこれまで多く耳にしてきましたが、ICRCの提言はそのどれとも異なるもので、「現実の世界で適用される武力行使に関するルールは、リアルな戦場シーンを描写したビデオゲームに対しても適用されるべき」といったものでした。

つまりこれは、たとえゲームの中でも誰彼かまわず殺してしまうことは重大な違反行為で戦争犯罪にあたるため、国際人道法に基づいて罰するべきだという主張です。ストーリーに国際人道法を盛り込み、戦争犯罪を犯したプレイヤーには「賞賛」ではなく、ゲームの中でなんらかのペナルティを与えるべきだとICRCは考えており、具体的な例として、尋問の際の拷問や一般市民への意図的な攻撃、捕虜や負傷者の殺害、医療従事者や施設・車輌(救急車等)への攻撃などの描写、戦場にいる者であれば誰でも殺害していいというようなシナリオをあげ、これらはすべて国際人道法に違反しているとしています。

しかし、戦争犯罪の描写自体を禁じることは現実的ではなく、また、違法行為は実際の戦場でも起きているのでゲームに取り込むことにも意味があり、プレイヤーにはゲームを通じ戦場で許されていることと許されないことを学んで欲しいということです。

なお、ICRCがあげている「戦争のリアリティーを追求したゲーム」の中には空想の世界が舞台になるファンタジーやSF物は含まれておらず、あくまでも現実の戦争をモデルにしたリアリティのあるゲームのみが対象です。つまり、『バトルフィールド』や『コールオブデューティ』シリーズのようなタイトルが対象で、『Halo』などはこれにはあたらないと考えられます。

なお、全文がICRCのサイトで公開されていますので、ぜひこちらもご一読ください。

赤十字国際委員会(ICRC): 戦争のリアリティーを追求したゲームに関するQ&A
http://www.jrc.or.jp/ICRC/news/663.html
《菜種》

編集部おすすめの記事

その他 アクセスランキング

  1. 「コントローラってなんですか?」―イマドキ高校生に訊くスマホ事情

    「コントローラってなんですか?」―イマドキ高校生に訊くスマホ事情

  2. 「ミュウ」の婚約指輪&結婚指輪、5月25日から新発売-ポケモンジュエリーフェアも開催

  3. Joshin Web、「ミニファミコン 週刊少年ジャンプ創刊50周年記念バージョン」の抽選販売を開始

  4. 【昨日のまとめ】 『スプラトゥーン2』第11回フェスに何があったのか、 『バンドリ!』新しいリサ姉の声の感想は?、「スイッチ2台目用セット」販売開始…など(5/23)

  5. 『龍が如く』の体験型イベントが2018年夏開催―実際にキャバクラやホストクラブに入店して謎を解く!

  6. ベレー帽まで可愛い「ポムポムプリン」がPCクッションに-『スプラトゥーン2』フェス参戦も迫る

アクセスランキングをもっと見る