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観客動員数80万人で、ラスベガスでもたこ焼きします ─ 有野課長の公約も飛び出した「ゲームセンターCX THE MOVIE」会見報告

CS放送フジテレビONEで絶賛放送中の「ゲームセンターCX」は、今年で10周年を迎えました。その記念プロジェクトのひとつとして公表されたのが、「ゲームセンターCX」の名を冠した映画「ゲームセンターCX THE MOVIE」の制作です。

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有野課長役の、有野晋哉さん
  • 有野課長役の、有野晋哉さん
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CS放送フジテレビONEで絶賛放送中の「ゲームセンターCX」は、今年で10周年を迎えました。その記念プロジェクトのひとつとして公表されたのが、「ゲームセンターCX」の名を冠した映画「ゲームセンターCX THE MOVIE」の制作です。

番組のナビゲーターを務める「よゐこ」の有野晋哉さん(番組内では有野課長)自身が、有野課長としての出演が決まっている本作は、2014年早春の全国公開に向けて7月21日からクランクインしていますが、先日都内某会場にて、現場会見オフィシャル報告が実施されました。

この日、600名程のエキストラの前に姿を現したのは、有野さんに加え、蔵方政俊監督と、スコイン・カンパニー代表取締役の菅プロデューサー。本作にとって決して欠かせない3人がそろい踏みとなりました。

蔵方監督は本脚本に関して、「ドキュメンタリーとドラマの融合」と称賛。「内容について詳しくはお話できないですけれど、世界観が今まで読んだ本とは違うと思います」と述べた後に、あまり類を見ない映画になるだろうと語りました。

そんな監督の述懐に対し「プロデューサーの思いつきですよ」と突っ込むのは有野さん。菅プロデューサーが「想像してみたんですけど、遥かにその想像を超えているような感じなんですよ」と話すと、再び「絶対思いつきですやん」と畳みかける有野さんの発言が、会見現場を笑いに誘います。

さらに、有野課長役としての出番に「課長の日が少ないやん」と少し寂し気な様子。「アニメ化をぜひお願いしたい。アニメにして欲しい」と、撮影が始まったばかりにも関わらず、さらなる展望も明かしました。

映画化決定報告の記者会見で希望していた堤真一さんの出演交渉について、まだ交渉中ですと明かす有野さん。撮影と平行しながらも交渉を続けているのは、堤さんを見込んでのことでしょう。また、最も共演を熱望していた長澤まさみさんに関しては、「僕はまだ待ってるんですけど……」と、哀愁を漂わせながらもラブコールを再び送りました。

気になるストーリーは、「2003年にフジテレビのCS放送でスタートした、有野課長(よゐこ・有野晋哉)が懐かしの家庭用TVゲームに挑戦し、エンディング画面を目指すという人気番組ゲームセンターCX。これまで多数挑戦してきたソフトの中でも有野課長の記憶に深く刻まれたものがある…。1986年、ゲームを愛する一人の少年がいた。彼の名はダイスケ(吉井一肇)。クラスメイトのクミコ(平祐奈)に恋心を抱くが、なかなか踏み出せない。クミコに近づくきっかけ作りの為、不良たちに借りパクされたゲームを取り戻すべくダイスケは彼らに立ち向かう。有野課長の挑戦、更にダイスケの恋の行方は…?」という概要になっており、有野課長の挑戦と淡い恋心が展開していく模様。

また、ダイスケたちが描かれる1980年台に関して、「映画っていうのはどんな80年代でも描き方が出てくるけど、ゲームっていうのはなかなかないなぁと思っていて」と有野さんが話すと「いいキーワードがあるんですけど、「借りパク」なんですよ」と菅プロデューサーが一言で本作を言い表します。そのキーワードに反応した有野さんが、「あの頃懐かしいなっていうより、あっ「借りパク」されたなぁ、みたいな」と当時を振り返り、借りパクされたことがあるのかとの質問には、「相方の濱口(よゐこ)に借りパクされた」と、コンビならではのこぼれ話を語ってくれました。

本作の主演にあたり準備されたことを聞かれると「痩せてくださいとは言われたが、そのままでいいですよと。役者として多くは望んでいないんでしょう」と漏らしながらも、実際には4キロもの減量を行ったようで、本作に対しての真面目な姿勢を伺わせます。

そして最後に有野さんが、映画公開時の観客動員数に応じた、目標達成時の公約を掲げました。

「20万人で、ファン感謝 大たこ焼きパーティー開催!」
「50万人で、ファン感謝クルーズ開催!」(船上でもたこ焼きます)
「80万人で、ラスベガスで挑戦収録!」(ラスベガスでもたこ焼きます)

たこ焼きにこだわるあたり、ファンサービスとしての発言とも受け取れますが、「ゲームセンターCX」と「有野課長」の人気ぶりを考えると、侮ってはいけない結果になるかもしれません。

本作がどのような映画になるのか、そして公約は実現されるのか。新たな「ゲームセンターCX」の挑戦が、2014年早春に明らかとなります。

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《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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