「ニコニコゲームマスター」とは、投稿動画配信サービス「niconico」上で行われるユーザー参加型のイベントです。今回のステージは『コール オブ デューティ ブラックオプスII』のゲームモード「フリーフォーオール」によるトーナメント戦。260名が参加したWEB予選を勝ち抜き、見事本選へと進んだ24名による決勝大会となっています。
大会MCはGeroさん、しゃけとりくまごろうさん、アシスタントMCにはみゃこさんが登場。さらに解説として、スクウェア・エニックス『コール オブ デューティ ブラックオプスII』ローカライズプロデューサー・塩見卓也氏、ゲストとして吹き替え版声優の岡林史泰さんと白熊寛嗣さん、niconicoの実況者・猫マグロさんが駆けつけました。
■一瞬で逆転!接戦が続いた1回戦
本選は制限時間5分、キル数30という設定でそれぞれ2試合ずつ行い、キル数の多い上位者が勝ちあがるというルールで実施。まずは24名を8人ずつ、3組に分けての1回戦がスタートしました。1回戦の組み合わせは以下の通りです。
○1回戦―1組目
かすたん、あせろら@るしくら、niko747、石原莞爾、クサタ、シュウ、ayuehi、ツグミ
○1回戦―2組目
ダイキチ、アルテミス・ファウル、狼の人、あちゅう、マクミラン、まーべる、ぐっさん、ア(ト)ム
○1回戦―3組目
カイバー、waffle、れべっか、べいびー、ヴぃヴぃお-x-、とるて、mosa、ぽりたんく
マップは、ハリウッドヒルズのヒルズマンション「Raid」です。近接戦がメインとなるため、サブマシンガンや連射は遅いものの火力を意識したスカーなどを選択したプレイヤーが多く見られました。
すでに予選を勝ち抜いた実力あるメンバーのため順位は常に入れ替わり、時には同率1位が3人となるほどの接戦が続きます。1回目は好成績のプレイヤーが2回目は不調になるなど、結果発表の瞬間まで上位が分からない混戦ぶりとなりました。また専用マシンや多くの観客に囲まれた中という、普段とは全く違う状態に緊張を隠せないプレイヤーがほとんど。そんな中、いかに実力を発揮できるかが勝利の分かれ目となったようです。
■冷静な判断が勝負を決めたセミファイナル
セミファイナルは各組の上位者5名、計15名を2組に分けての対戦。マップは中国の空母が舞台の「Carrier」で、とくにスナイパーが高い効果を発揮する場です。ここでは、新たなゲストとしてM.S.S ProjectのFB777さん、KIKKUN-MK-IIさん、あろまほっとさん、eoheohさんが登場しました。また、勝ち進んだ対戦メンバーは以下の通りです。
○セミファイナル―1組目
狼の人、あちゅう、マクミラン、ぽりたんく、waffle、石原莞爾、niko747、かすたん
○セミファイナル―2組目
ア(ト)ム、ぐっさん、べいびー、カイバー、mosa、ツグミ、ayuehi
2戦目ということで緊張もほぐれ、ゲームを楽しんでいる様子も見せてきたプレイヤー達。キル数を稼ぎやすいポイントの陣取や、1回目の対戦結果を踏まえて作戦を変えるなど、再び各自一歩も譲らない戦いとなりました。
■ファイナルを制し、ナンバーワンが決定!
ファイナルに臨むのは、セミファイナルの上位4名ずつ、計8名。ファイナリスト達が見せる凄まじいプレイの連続に、塩見氏は「ちょっと出てみたいと思ったけど、すぐリスボーンしてしまいそう。解説者で良かったです」と、思わず本音をこぼしました。
ここよりワンゲームの制限時間なし、キル数100という設定へ変更。思う存分戦い抜けるルールに、会場内は大きな歓声で盛り上がりを見せます。実力の拮抗は明らかなため、どれだけ集中できるか、たとえ不利な状況でも諦めない意志の強さ、先を見据えた作戦が重要となりました。
マップは、豪華客船上で戦う「Hijacked」です。非常に狭いエリアとなっており、プレイヤーはサブマシンガンやアサルトライフル、弾数の多いライトマシンガンなど思い思いの武器で戦いを繰り広げました。参加者は以下の通りです。
○ファイナル
あちゅう、ぽりたんく、waffle、狼の人、ぐっさん、ayuehi、ア(ト)ム、ツグミ
本選前から「FB777さんが大好き!」と公言していたあちゅうさんは、本人が登場してからたびたび怒涛の追い上げを見せます。他のプレイヤーも「FB777さんのために勝ちます!」と、ファイナル前にはお互いの“愛”の深さを宣言し合う流れに。一方、ayuehiさんは「嫁と息子への愛“愛”を見せ付けてやります!」と、意気込みを見せました。
大幅なキル数の増加に長丁場も予想されましたが、1回戦やセミファイナルよりも早く25キルへ到達するというスピーディな展開を迎えます。およそ10分ほどで半分の50キルを達成し、その鮮やかな戦いぶりに視聴者達はコメントの手を止めてしまうほど見入っていたようです。
しばらく接戦が続き、ぐっさんさんが1位をキープするかと思われた中、一時は5位まで下がっていたア(ト)ムさんが徐々に追い上げ1位に。その後、ぐっさんさんやあちゅうさんが必死に追い上げるも、ア(ト)ムさんはリスボーン直後の敵を倒す「リスキル」絶好ポイントを陣取り、キル数の差を広げていきます。巻き返しを狙うプレイヤーの猛攻を寸前でかわし、見事逃げ切る形でア(ト)ムさんが勝利をもぎ取りました。
優勝後は「俺がア(ト)ムだ!」と叫び、喜びを露にする場面も。ゲスト達も「すごく勉強になった」「ゲーム自体には詳しくないけど、見ていて手に汗握った」など、興奮気味に感想を述べます。塩見氏は「今回のようなイベントをきっかけに、本作に興味をもってくれると嬉しい」とコメントを寄せました。
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