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【インプレッション】豊富なアクションや映像美を楽しめる『DmC Devil May Cry』

2013年1月17日に発売を控えた、カプコンが手がけるPS3/Xbox360ソフト『DmC Devil May Cry』。プレスプレビューで一足先に体験できた、本作の魅力についてお届けします。

ソニー PS3
『DmC Devil May Cry』プレイインプレッション
  • 『DmC Devil May Cry』プレイインプレッション
  • 「エンジェルモード」の武器「オシリス」
  • 「デーモンモード」の武器「アービター」
  • 大剣「リベリオン」も健在
  • 近接武器「エリクス」
  • 次々と襲い来る悪魔たち
  • 青いマーカーはエンジェルモードで切り抜ける
  • 歯車に挟まれないよう、通り抜けよう
2013年1月17日に発売を控えた、カプコンが手がけるPS3/Xbox360ソフト『DmC Devil May Cry』。プレスプレビューで一足先に体験できた、本作の魅力についてお届けします。

■移動に攻撃、さまざまな場面で力を発揮する「エンジェルモード」「デーモンモード」
今回の『DmC Devil May Cry』は、従来の『デビル メイ クライ』シリーズより世界観や設定を新たにしたもので、イギリスの「Ninja Theory(ニンジャセオリー)」との共同開発タイトルです。

本作のダンテは、天使の母と悪魔の父から生まれた「ネフィリム」と呼ばれる存在。「エンジェルモード」「デーモンモード」といった2つの力を駆使し、悪魔との壮絶な戦いを繰り広げていくこととなります。

エンジェルモードでは、鎌のような「オシリス」から放つ鋭い刃で複数の敵を一度になぎ払ったり、回転させて連続で切り刻んだりすることが可能。また、足場のない空間での空中移動や敵の側へ一気に間合いを詰めるといったワイヤーアクションのような操作もできます。斧のような「アービター」は高い攻撃力をもち、盾や鎧で武装した敵にも高い効果を発揮。また、さまざまなものを引き寄せる能力もあるため、移動だけでなく、空中を飛び回る敵を引きずりおろすことにも利用できます。おおむね、青色の敵にはオシリス、赤色の敵にはアービターで攻撃するとよいようです。

■従来通りのスイタイリッシュアクションも健在!
もちろん、シリーズお馴染みの大剣「リベリオン」による素早い斬撃や打ち上げ、二丁拳銃「エボニー&アイボリー」を使った敵の足止めやコンボ狙いも可能。このほか、すでに公開されている近接武器「エリクス」など、武器のバリエーションは非常に豊かなものに。武器が増えていっても、切り替えは簡単に行えるとのことです。

体験版では最初からリベリオンとエボニー&アイボリーをはじめ、オシリスやアービターも使用できましたが、実際には徐々に使いこなしていくこととなります。1つ1つをしっかり身に付けながら進められるので、徐々に自分の使いやすいスタイルの開発や効果的な使い方を考えていけそうです。体験版をやりこんだ後だと、ちょっとだけ「あの操作を最初からやりたい!」と感じるかもしれませんが、しっかり習得していきましょう。

■スタイルポイントを貯めて技を強化しよう
本作では、スタイルポイントによる技の強化が可能となっています。リスト一覧からポイントを消費して新しい技を会得できますが、つけ外しは自由自在。ボスやコンボ、特殊なミッションをクリアするために特化したものを組み合わせられるといったことも可能なため、細かく調整したいところです。

新しいスキルの動きや、コンボの組み合わせをたっぷり練習できるのも嬉しいポイント。思う存分練習できるので、ちょっと操作が難しいと感じた時やポイントを取得した際など、便利に活用できそうです。

■ダンテが戦闘を繰り広げる空間「Limbo」
戦いの舞台は、現実世界と魔界が接する空間「Limbo(リンボ)」。壁や建物といった無機物に、血管や液体などの有機物が絡み合った不思議な世界が広がります。ひとくちにLimboといっても、現代的な町並みや廃墟と化した屋敷、テーマパークに空と海が広がった神秘的な場所など、色々なタイプが待ち受けています。どこまでも広がる美しい風景には、思わず手を止めてしまいそうになるほど。

アクションパズルのような部分も多く用意されており、リアルタイムに変化していく壁や床を急いで潜り抜けるといったことも。ジャンプやエンジェルモード&デーモンモードを使い分け、時には敵の悪魔を利用しながら先へと進んでいきましょう。落下して失敗してしまった時も、ある程度ギミックをクリアしておくと元の場所へショートカットできますよ。

このほか、それぞれのステージには「カギ」を使って挑む「シークレットミッション」が存在します。内容は、定められた手段で敵を撃退するモードや時間内にコンボのランクをアップさせるもの、ステージの出口を目指すものなど、一筋縄でいかないものばかり。とはいえ、失敗してもそのまま再挑戦できますし、リタイアも選べます。何度も繰り返すうちにクリアできる場合もありますし、技を覚えてから改めて挑むのもいいでしょう。

また、囚われた魂「ロストソウル」の解放もクリアしたい要素の1つ。一見届かない場所にいる時は、あとでじっくり考えるのも手です。ロストソウルが近くにいる場合は苦しんでいる声が聞こえるので、それを頼りに探してみるのもいいかもしれません。カギやシークレットミッション、ロストソウルの総数は、あらかじめステージごとに確認できます。探索時の目安にしましょう。

シークレットミッションやロストソウルを攻略すると、ライフ上限がアップするなど便利なアイテムが手に入ります。アイテムショップも存在するため、うまく利用していきたいところ。個人的には、ゲームオーバーになってもその場で復活できるアイテムが手に入りやすいのは嬉しいところでした。

■従来ファンはもちろん、これから始める初心者にもおすすめ
体験版での難易度はヒューマン、デビルハンター、ネフィリム、サン オブ スパーダといった4つまでしか選べませんでしたが、それ以上のタイプも用意されています。ムービーでは、映画のようにスリリングでドラマチックな演出が目まぐるしく展開。さらに、従来ファンなら“あっ!”と思うようなシーンも随所にちりばめられています。

キャラクターやストーリーが気になるアクション初心者にも、スタイリッシュで爽快感あふれる戦いを楽しみたいユーザーどちらにもおすすめできるタイトルに仕上がっていると感じました。シリーズのDNAと新たな世界観が融合した、本作への期待がますます高まります。

『DmC Devil May Cry』は2013年1月17日発売予定。価格は通常版が6,990円(税込)、イーカプコン限定「LIMITED EDITION」が9,490円(税込)です。PC版は、2013年発売予定で価格は未定です。

(C)CAPCOM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.
《近藤智子》
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