会場では10周年を記念したコーナーも登場。ゲームの歴史を振り返り、過去の家庭用ゲーム機が並んでいるほか(これらのゲーム機がここに登場したことは無いというツッコミは放っておいて)、China Joyの発展を振り返るパネルが並べられています。
第1回に1万5000平方メートルだった会場は9回には6万5000平方メートルと4倍以上に拡大。出展社数も129社から283社に倍増しています。来場者も当初6万人だったのが9回には15万人まで増加。筆者の体感ですが、今年はそれを上回る数の来場者があるのではないかと思います。広大な上海新国際博覧中心の4つのホールを使用したショウですが、まだ余地の予知がありそうです。国際化も進んでいて、昨年はB2Bを始めた効果もあり79社まで拡大しました。
中国最大のゲームショウとなったChina Joyですが、東京ゲームショウやE3、gamescomとは少々趣きが異なります。ゲームの展示台は脇役で、ブースの主役はステージイベントとコンパニオンです。終日イベントが催され、様々なグッズの配布に長蛇の列が出来ます。ゲームを遊ぶ人はそう多くなく、試遊台に列が出来る他のゲームショウとの違いは一目瞭然です。
中国のゲーム市場の中心は元々オンラインゲームで、今はスマートフォンやタブレットに主役が交代しようとしています。どちらも、数カ月後に発売されるゲームの体験版を遊びに集まる、という他のゲームショウとは縁遠いものになります。新作は随時βテストが実施されます。メーカーとしても多くの人を一度に集めて意見を聞く必然性はありません。
ということでChina Joyは巨大なファン感謝祭のような立ち回りを演じています。土日になれば様々なオンラインゲームのギルドメンバーが集まったような一団が旗を持って歩いています。パッケージからデジタルに力点が移る中、E3はともかくとして、東京ゲームショウやgamescomは苦戦を強いられています。インターネットでも配信できる体験版を遊ばせるだけの場ではないゲームショウの形をChina Joyに学ぶこともありそうです。
編集部おすすめの記事
その他 アクセスランキング
-
【Amazonセール】『FF14』推奨の高耐久を誇るキーボードやマウス、カラフルなキーキャップなどREALFORCE製品がお買い得に
-
「挟まって…」芸人・ムーディ勝山が続『龍が如く』風写真を投稿…桐生のセリフが想像できてしまう物語性がファンに大ウケ
-
神秘的な海のロマンあふれるおすすめゲーム5選―美しくも厳しい海中世界を大冒険しよう!
-
お笑い芸人・ムーディ勝山の写真が『龍が如く』に見えると話題に…路地裏で横たわるムード歌謡歌手、派手なスーツがそれっぽい
-
『FF7 リメイク』ユーザーの一番人気は「ティファ」! 魅力が増した「ジェシー」もベスト5入り─20位までのランキングを一挙公開【アンケート】
-
“異変のない”お口に…アース製薬が『8番出口』と「モンダミン」のパロディCMを公開!おじさんたちがお口クチュクチュ
-
『SEKIRO』読者が一番愛用する義手忍具はこれ! 仕込み傘・手裏剣・爆竹が三つ巴─“有用”から“かっこいい”までコメントも多彩【アンケート】
-
最も人気の高い『ペルソナ』ナンバリングはこれだ! 上位3作が約3%差の熾烈な争い─派生作もジャンル別で激突【アンケ結果発表】
-
「PS2ソフト」は大ヒット作だけじゃない! 個人的に好きなタイトルをただただ語りたい─『ヴィーナス&ブレイブス』など忘れられない6作品を振り返り
-
『スマブラSP』参戦希望アンケートに3,000人以上が投票! 読者が最も望んだファイターは『キングダム ハーツ』「ソラ」─想いの詰まったベスト15を発表【アンケート】