1970年代にアメリカンコミックスのイベントからスタートしたコミコンは、1990年代、2000年代を通じて急成長した。映画・テレビ番組のハリウッド業界、ゲーム業界、玩具業界を巻き込んで、いまでは期間中、実数で十数万人、延べでは数十万人が参加する。米国のエンタテイメント業界で最も重要なイベントとなっている。
そんなコミコンの2012年の大きな目玉は、アメコミ作品への熱い視線だろう。ただし、アメコミと言ってコミックスというよりも、アメコミ発の大作映画である。
ひとつの理由は初夏に公開された『アベンジャーズ』の世界的な大ヒットの存在が大きい。本作はマーベルコミックのヒーローが連合を組んで戦う超大作である。これがアメコミ原作映画の持つ力を再認識させている。
さらに直近で公開された『アメイジング・スパイダーマン』の同様のヒット、公開直前のダークナイト3部作の最終章『ダークナイト ライジング』などもあり、例年になくスーパーヒーローの目立つコミコンなった。マーベルコミックスのブースでは、すでに2013年公開の『アイアンマン3』がプッシュされている。
スーパーヒーローが目立つ一方で、会場には若い男女だけでなく、親子連れなど幅広い層も目立つ。そうした層には、マテルやハズブロなどの玩具、また、数々のキャラクターが人気だ。また、任天堂やソニー・コンピュータエンタテインメントなどのゲームも存在感を発揮している。
[数土直志]
コミコンインターナショナル(Comic-Con International)
http://www.comic-con.org/cci/
米国最大級 エンタメの祭典コミコン2012始まる アメコミヒーローに大きなスポットライト
《animeanime》編集部おすすめの記事
その他 アクセスランキング
-
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」40周年記念!宮下あきら(魁!!男塾)、桂正和(I”s)ら伝説級作家10名によるスペシャルイラストが超豪華
-
【TGA2025特集】GOTYノミネート作6選!新たな歴史を築いたターン制RPGからスイッチ2の注目タイトルまで栄冠を手にするのは…
-
『ポケモン』イーブイを始めとする“ブイズ”9匹が勢揃いでフィギュア化―360度どこから見てもカワイイ!
-
アニメ「ちいかわ」新シリーズ放送開始で「ハチワレの声変わり」が再び話題―新録のEDにも「成長を感じる」と温かい声
-
シャア役・池田秀一さんのナレーションも!NHK「沼ハマ」ガンダム特集回が11月29日放送―ファン1万人が選ぶランキング発表など
-
まだ予定もないけど、読者が選んだ「PS2クラシック」収録タイトルはこれだ! ユーザーの想い、関係者に届け・・・【20周年記念アンケート】
-
『遊戯王』エラッタを受けたはずが禁止カードに!『王宮の勅命』はなぜ二度死んだのか
-
ジル・バレンタイン役のシエンナが来日!「バイオハザードフェスティバル」に美女4名が夢の共演!
-
「『SEKIRO』あなたが一番強いと感じたボスは?」結果発表─読者が選んだ“最強ボス”は一心!“プレイヤーに優しいボス”も判明【アンケート】
-
「ガンダムW」30周年記念映像に大反響!マントを羽織った新機体「ウイングガンダムゼロ クロークドカスタム」など、本編未登場のMS・キャラも











