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【プレイレビュー】ジブリの世界で剣と魔法の冒険を『二ノ国 白き聖灰の女王』

ソニー PS3

  • 魔物のタイプにより、相性のいいイマージェンを選択
  • 自分が動かせるのはリーダーのみ(リーダーは変更可能)、他のキャラは指示に沿った自動戦闘を行う
レベルファイブより11月17日に発売されたプレイステーション3ソフト『二ノ国 白き聖灰の女王』のプレイレビューをお届けします。

■『二ノ国 白き聖灰の女王』とは
母を救うために現実世界である「一の国」から、それと対になる世界であるファンタジー世界の「ニノ国」へと旅立つ少年が主人公のファンタジーRPGです。アニメーション作画をスタジオジブリ、音楽を久石譲氏が担当しており、ゲームをしながらもアニメの世界に入り込んだような気分になれます。

■映像
グラフィックはかなり美しく、ジブリの世界そのものです。フィールドやダンジョンはもちろん、街も細部まで凝っていて素晴らしいです。イベントのシーンでは、ジブリの作画によるムービーとトゥーンが混在していますが、それほど違和感は感じません。かなりトゥーンもがんばっていると思います。

ゲーム内のキャラクターの動作も、たとえば細いところを歩くときに身体のバランスをとりながらこわごわ歩いたり等、細かい演出が効いていて、ジブリのアニメキャラっぽく仕上がっています。

■イマージェンを育成・強化
イマージェンは主人公をサポートしてくれる、とても大切な仲間です。戦闘中に魔物をイマージェント化するチャンスが発生すると、仲間にする事ができますが、一部のイベントで入手する場合もあります。仲間になった後も、経験値でレベルアップされるほか、おやつを与えることにより、能力を高めて強化することもできます。特殊なおやつを与えると、進化してより強いイマージェンを作ることができますが、この場合はレベルも1に戻ります。

■戦闘はコマンド式とリアルタイムの融合
戦闘時は、主人公たち人間かもしくは、イマージェンに指示を出して戦わせます。コマンドを選択している間以外はリアルタイムで進行しますが、魔物のタイプによって選択するイマージェンを変更したり、位置取りを考えたり、攻めるだけではなく敵の攻撃内容によっては守らせたり等と、戦略が重要になっています。このあたりは、その他のゲーム性と比べると難易度は高めですが、戦闘が単調にならずにおもしろいと感じる人は多いと思います。

■クエスト
メインのストーリーをただ辿っていくだけではなく、それ以外にもそれぞれの街で小さなクエストがたびたび発生します。クエストをこなしていくと、自然にレベルもあがるため、延々と魔物を倒して長い時間レベル上げを強いられるような事は少ないです。

クエストはツバクロ商会で自ら受けるパターンと、困っている街の人々を助ける事で発生するパターンがあり、クエストをクリアする事により、アイテムやお金などといった報酬の他にも、英雄カードにスタンプを集めて、冒険に有利になる能力が得られる「英雄ライセンス」を入手することができます。

■かゆいところに手が届く
ボス戦の前にセーブポイントがあったり、ダンジョンの奥深くに入り口付近に戻るワープポイントが用意されていたりと、プレイヤーに余分な時間を取らせないようになっています。次はどこへ行けばいいかも☆マークでヒントとして表示されているので、スムーズにストーリーをすすめる事ができます。

これをヌルいと感じる人もいるかもしれませんが、おそらくプレイヤーがよりいっそうアニメ映画のような世界にはまり込めるように、複雑さやリアルさは追求しなかったのでは?と感じられました。

■総評
これぞ古き良きJPRGといったゲーム内容ですが、ところどころに工夫があり、新鮮味が感じられました。ストーリーは王道、かつシンプルですが、ボリューム満点で最後まで楽しめそうです。

子供の頃には何時間でも夢中に遊べたRPGなのに、最近はあまり熱中できないという方は多いと思います。筆者もその一人で、最近は短時間で気軽に遊べるFPSばかりをプレイする事が多いのですが、『二ノ国 白き聖灰の女王』に限っては、夢中になって遊ぶうちに気がついたら何時間も経過していた!というびっくりするような事態になっています。それほどまでに世界にはまりこみやすく、そして「次の街はどんなの?」といった期待感で先へ先へと進んでしまいます。

絵柄から、子供向けと思って購入を見送っている方にも、ぜひ遊んでもらいたいと思ったゲームです。

『二ノ国 白き聖灰の女王』は、好評発売中で価格は8,800円(税込)です。

(C)LEVEL-5 Inc.
《菜種》

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