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未知の新作にも言及・・・グラスホッパー、13周年に合わせたチャリティイベント開催

グラスホッパー・マニファクチュア(GhM)は新宿ロフトプラスワンで30日、チャリティイベント「GRASSTREAM2 TRAVIS VS. GARCIA」を開催しました。

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GRASSTREAM2 TRAVIS VS. GARCIA
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■新作「シャドウ オブ ザ ダムド」はパンク地獄ホラー?

第三部ではGhM開発、EA販売で開発中の最新作「シャドウ オブ ザ ダムド」(PS3/Xbox360)で、エグゼクティブディレクターの須田剛一氏と、サウンドディレクターの山岡氏が登壇し、最新情報を明かしました。

同作は主人公のガルシア・ホットスパーが、恋人を救出するために地獄に向かうというストーリーで、須田氏曰く「ジャンル名がサイコロジカルアクションスリラーとなっていますが、日本語に直すと「どパンク地獄ホラー」。ストーリーの構成も「スーパーマリオなんとか」に似ているが、これは愛する女性を助けに行くという、全世界で通じる根源的なテーマだと説明されました。

サウンドを手がける山岡氏は「須田さんからの注文が多く、絶対に応えてやろうという気持ちで作っていた」とコメント。これまではホラーゲームの楽曲制作が多かった山岡氏だが、本作は「ホラーだけどアクションを重視していて、ただ恐いだけではない」と説明し、自分にとっても新しい挑戦だと意欲を見せました。一方、須田氏は山岡氏の制作速度の速さに驚嘆を示し、「いつ楽曲を制作しているの?」と質問。山岡氏は「あれこれ作曲中に悩まず、直感で作ることが多い」と返していました。

また主人公ガルシアの相棒的な存在で、喋る銃「ジョンソン」役に個性派俳優の我修院達也氏が、日本語版の吹き替えで参加すると発表されました。収録は非常に笑いが止まらない、非常に楽しいもので、かつ役者魂がそこかしこに感じられる内容だったそうです。他のキャラクターも豪華キャスティングで、須田氏曰くゲーム史上で類を見ないのではないか、と自信満々。北米版は6月7日発売、日本版も8月末くらいには届けられるとのことで「夏休みの終わりに地獄の体験をして欲しい」と語っていました。

GDC版の最新トレーラーを公開音声収録で盛り上がる山岡氏と須田氏GDCでプレス向けに配布されたピンバッジが配られた


■社会に役立つゲーム

イベントの最後は再び須田氏、山岡氏、飯田氏が壇上にそろい、震災とゲームの取り組みについて、それぞれの想いを語りました。飯田氏は「震災の前後では、自分のゲームに対する姿勢が大きく変わらざるを得なかった」と語り、奇しくも日本科学未来館で新作ゲームを制作中だと明かしました。「まったく新しいハード」で、「地球の姿を眺めたことのある」宇宙飛行士、そして館長を務める毛利衛氏と協力し、8月公開の予定で制作を進行中とのことです。

須田氏は「3月11日の午後2時45分までは、本当に幸せな日々だった」と回想し、こんな時だからこそ、改めてエンターテイメントの力が必要になると語りました。須田氏は冷戦下で核の恐怖に震えるイギリスをロックが救い、9.11後の米国でXboxが人々の喪失感を埋めたと説明し、自分たちもゲームを通して被災した人々や、日本全体にエネルギーを与えたいとコメント。「これからも、新しくて最高にイカしているゲーム。そしてプレイした後に何か残るゲームを作っていきたい」と締めくくりました。

FROG MINUTES特製Tシャツも公式サイトで通販される改めて3名がメッセージを発した会場とUstreamの視聴者に手を振って終幕
《小野憲史》
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