GREEやモバゲーなどの携帯中心のソーシャルゲームサービスは、若年層を中心に展開しその問題も指摘されているが、一方で成人の熱心な利用者も多い。また提供者側もテレビCMを放映するなどして、大人層のさらなる取り込みを図っている。またグリーはスマートフォン(iPhone・Android端末)向けソーシャルアプリケーションの展開を進めており、今後スマートフォン市場の拡大が進むにつれ利用者数は増加していく可能性が高い。今回の調査は、そういった状況を受けてのもので、調査期間は2010年12月27日~2011年1月20日、インズウェブ利用者897人の回答を集計した。
まず、「GREEやモバゲーの無料ゲームを利用していますか?」と尋ねたところ、全年代では、「GREEのみ利用している」5.8%、「モバゲーのみ利用している」4.3%、そして「GREEとモバゲーを両方とも利用している」5.9%という結果になった。合計16.0%が現在GREEまたはモバゲーの無料ゲームを利用していることとなる。一方で「どちらも利用したことがない」は75.6%で、まだまだ拡大の余地がありそうなのが現状だ。
年代別(20~70歳で10歳毎)で見ると、利用割合がもっとも高かったのは20代(25.0%)であり、次いで30代(22.4%)、40代(13.9%)となっており、年齢が上がっていくに従い利用割合も低くなった。また「過去に利用していたことがある」も含めると20代では約半数(「現在利用している」25.0%+「過去に利用したことがある」19.7%)に利用経験があることがわかった。“大人”とはいえど、やはりGREEやモバゲーの無料ゲームは、主に20代・30代の若い層が利用の中心であることが分かる。
次にGREEやモバゲーの無料ゲームを利用している(した経験がある)人に対して、「利用しはじめたキッカケ(経緯)」を質問したところ、テレビCMを多く露出している効果からか、「テレビCMを見て」という割合がもっとも高く32.4%、次いで「友達(知人)からの紹介」が30.7%、「インターネット上で広告を見て」が20.5%という結果であった。「友達(知人)からの紹介」の割合が30.7%と高い理由としては、GREEやモバゲーでは知人招待で○○○ゴールドプレゼントやゲーム中で使用できる限定アイテムプレゼントといった招待キャンペーンを実施していることが要因として考えられる。年代と性別のクロス分析では、30代~40代では「テレビCMを見て」と「友達(知人)からの紹介」がほぼ同割合であるのに対し、20代では男性の場合は48.1%が「友達(知人)からの紹介」、22.2%が「テレビCMを見て」という結果であり、女性の場合は23.1%が「友達(知人)からの紹介」、46.2%が「テレビCMを見て」と特徴的な傾向が見られた。20代の女性は秘密主義的(友達(知人)に自身の趣味を紹介することを嫌う)な傾向が強いと考えられると、同調査では考察している。
また利用頻度について質問したところ、41.7%がほぼ毎日利用しており、また約7割の方が1週間に1回以上は利用していることがわかった。特に30代男性の利用頻度が高く、約半数がほぼ毎日利用しており、また約8割が1週間に1回以上利用していたという。
SBIホールディングス、“大人のGREEとモバゲー”について調査
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