海外メディアToastyfrogは「ローカライズの際にNES(海外版ファミコン)に加えられた変更」という記事を発表しています。
ゲームが海外へ移植される際には現地の状況に合わせて変更が行われるのですが、これを海外の視点から見た興味深い内容となっています。
■キャラクターの変更
「任天堂とパブリッシャー(販売会社)は、自分たちのゲームが米国のユーザーには日本的でありすぎることに気づく。問題のゲームは単純に新しい顔を与えられて海外ではよりおいしいタイトルとなる。これはキャラクターのライセンスを消すのだからシンプルだ。元々『Chubby Cherub』は「オバケのQ太郎」というアニメが原作だったし、『Dragon Power』は「ドラゴンボール」のゲームだった。レアなケースとしてライセンスを変えたり新たに付け加えたりして販売されるものもある。残念ながら、これらの努力はジャレコの『Whomp ’Em』(『西遊記ワールドII 天上界の魔神』)と同じくらいに無様なものであることが分かっている。西遊記の孫悟空をネイティブアメリカンに変えたが、そのほかの部分は古代中国のままなのだ」
■国民性にあわせたリリース
「ゲームが米国でのリリースに不適なら、パブリッシャーは単純にそれをスキップする。沢山のパチンコ、麻雀、将棋ゲームは、米国のプレイヤーが完璧に興味がないため決して米国に届くことがなかった。また、RPGは限られたメモリの中に翻訳したテキストを再度入れ込む苦労のため、パブリッシャーから避けられる傾向にあった。そして日本と米国の間には、単なるリリースの遅れとはいえないゲームがあった。『スーパーマリオブラザーズ2』がリリースされた時、日本ではもっとすばらしい『スーパーマリオブラザーズ3』が出ていたのだ。『スーパーマリオブラザーズ2』は初期のNESタイトルのように見えたので、任天堂はこれをスキップしたのだろう。シゲサト・イトイ(糸井重里氏)の『MOTHER』はこのカテゴリの典型で、非常に日本的なテキスト量の多いRPGだった。任天堂は『Earthbound』のタイトルでこれを完全にローカライズしたにもかかわらず、発売を取りやめたのだ」
■西洋化されたボックスアート
「パブリッシャーはゲームを米国で売るために新しい包装が必要だと考える。大きな目とふわふわの髪の毛というアニメ・スタイルを捨て、アメリカンな筋肉にエアブラシの処理を入れる。時折我々はアニメ・スタイルのボックスアートを失うが、『スーパーマリオブラザーズ』や『ゼルダの伝説』のように米国版が日本版を越えることがある」
■最新技術のオミット
「多くの日本のゲームは、パフォーマンスをブーストするために難解なチップを使う。これらの高級ブティックのようなチップの値段か、任天堂が米国市場をシンプル化したがったのかは知らないが、コナミのVRCシリーズのチップは任天堂の標準的なものと差し替えられるか、ゲーム自体が発売されないかした。コナミの『グラディウスII』は後者だったし、『魂斗羅』と『悪魔城伝説』は前者だった。米国版の『魂斗羅』は背景グラフィックが少し失われただけだったが、『悪魔城伝説』への影響は大きかった。音楽は薄められたようになり、背景は退屈なものになり、キャラクターのスプライトは変えられた。時計台のようなすばらしい背景アニメーションも消えた」
日本のゲーマーからすると意外な変更もあったのではないでしょうか。言語に依存しないアクションゲームもこれら移植問題とは無縁でなかったのが面白いところですね。
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